世なおし倶楽部

①ことば遊びから哲学へ②安全な国産の農産物等の生産、流通③人に健康社会に平和④地球環境とエネルギー⑤矛盾の活用

群集心理

2007-11-04 16:56:58 | 哲学/ヨガ/芸術/宗教/政治経済
次々に表示違反が出てきますが、日本中の製造関係に調査が入ったら、ほとんど違反になりそうな勢いを感じます。

騒ぎをキッカケに不正を正すのが立派なわけではないが、正さないのはもっての外です。

テレビ、ラジオ等マスコミ関係は、番組のスポンサーがことごとく不正表示をしていると発覚しては、困るのでしょう。武士の情けで、積極的に不正撲滅キャンペーンなどの企画はしないのでしょうか。

不正撲滅キャンペーンは、表示不正を暴くだけのものでなく、賞味期限、消費期限表示そのものの、不合理性を考え直す機会にするための情報提供として、マスコミにキャンペーンを企画してもらえたらいいなと思うのです。

どんな問題にも両極の意見、考え方があります。中間の妥協案もあります。

 食べ物の表示項目に関して考察してみました。

原材料:植物名 動物名 添加物(天然 化学) なま物

加工法:乾燥(天日 機械) 醗酵(自然 合成) 加熱 冷凍 ・・・

産地:特に原料段階 水(天然水 水道水 浄水) 緯度・経度 県・市町村

製造日

消費期限(食べ頃 製造日から何日という表示)

賞味期間(期限ではない!) 製造日から~日という参考表示

病気関与度 (添加物の毒性 量・質  脂肪の量・質 獣肉 魚介 乳製品)

健康関与度 (人間本来の基本食 穀物 でんぷんの質・量 )

主食:副食:嗜好品

製造・加工・運搬・廃棄処理に要する「環境負荷量」=本来の自然コスト

利益・・・は表示できないかな・・・

評判:アンケート結果の表示


客観的表示が大事というなら、徹底的に表示すべきですが、まあ無理でしょう。


食品を無制限に、大量生産、長距離移動、投機の対象・・などにすることで異常な状況を作り出しているものと考えられます。一定の基準によって制限する必要があると思います。

一定の基準の参考:
地産地消・身土不二の原理 添加物の制限基準 環境負荷等

課税査定の基準:
環境負荷量 病気発生リスク 健康増進効果

期限の迫った品の価格を暫定的に、割引する方式が一部行われていますが、加工品も積極的にその制度を取り入れると無駄がなくなるでしょう。 


dasoku
環境負荷量:化学的廃棄物量 二酸化炭素排出量 放射性汚染度 人間労働力関与度 など、食べ物以外にも表示問題はあります

魔が射して、不二家で買い物をした。誰もいなかった店先に、立っていたら四~五人の客が寄って来た。客引きがうまいわけではありません。群集心理として、人がいないと寄り付きにくいのです。誰かがいれば安心するのでしょう。
賞味期限の切れそうな安売りの品を買うのには、庶民としては大変な勇気がいるのです。みんながそうすれば、躊躇無く付和雷同するものです。
賞味期限表示は、社会平和のためではなく、業者の利益誘導によるのでしょう。現経済理論は「無限連鎖ねずみ講」ですから、とにかく、無限に消費しないと利益をむさぼることが出来ない仕組みなのです。 しかし現実は無限は無理ですから、正直者から崩れてきます。

群集を先導するマスコミは、大資本のお先棒担ぎばかりでなく、社会正義の方向に群集を導く役目を果たすべきでしょう。NHKは特にそのお役目が大きいとおもいます。






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