月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

1/22 ファシリテーター・コーディネーター養成講座 第3回 ワークショップ見学 【身体表現】 

2023-01-26 23:50:29 | 参加★舞台 映画 WS等
社会と文化芸術活動をつなぐ
ファシリテーター・コーディネーター養成講座  

1/22(日)
第3回 ワークショップ見学
【身体表現】
13:30〜16:30 丸亀市役所2階
講師:
新井英夫さん(体奏家/ダンスアーティスト)
板坂記代子さん(身体表現者/美術家)


前日は講師お二人による
ワークショップでした。
私は父の百箇日で
行けませんでしたが
2日目は参加!
最初に軽く体験もあり、楽しく
その後のお話も
分かりやすかったです。

メモ書き的ですが
ワークショップの内容です。
↓ ↓ ↓
………………

「ほぐす・つながる・つくる」
からだを奏でるワークショップを見て学ぶ
事例紹介をみて・きいて・(少しやってみて)・みんなで考える

■ウォームアップ
少しワークショップをやってみる
■からだを奏でる事例紹介
 Q&A
■対話タイム
ワークショップを
アレコレ自由に考えてみる
(3〜4人のグループで)
………………………

■ウォームアップ
輪になってイスに座って

・順番に太鼓を叩いたり
風船を回したり拍手を回したり

・楽器など音の鳴るもの
たくさん並ぶ中から
好きなのものを選び
鳴らしてみる
前に出た誰か一人 好きな音(楽器) を指す(2つ)
指された音を鳴らす
みな音を鳴らす
前に出た誰か一人
好きな音を3つ残す
〈音の花束〉

自分で選ぶことは大切。
音を鳴らすのには
決まったカタチはない。
雑多でよい。

難しく考えることなく
自然とほぐれた。
笑いも生まれる和やかな雰囲気。
…………………

■事例紹介 ワークショップ
▼小学校
▼地域医療 高齢者 予防介護の場
▼障害者芸術文化活動支援センター

コーディネーター役が必要
ファシリテーターとの
間で調整する役割


▼小学校

いわゆる授業ではなく
体を使って、
体育のような…音楽のような…図工のような…
へんてこな時間

・力を抜いてバラバラ動く

・自分の体と他の人の体
例えば肘と膝をくっつけるなど

・生花ダンス(3人で)
自分と他の体、2ヶ所くっつけ
3人繋がったら、1番目が離れて
また別のところにくっつく

・浴衣の帯
持っている人が主役になって踊る 
2人で持って踊る

言葉ではない表現方法

勝ち負けが決まらない
自由な時間
友達とも自由に関われる
楽しい時間

★体を緩めることで心も緩める

……………………

▼地域医療 高齢者 予防介護の場

からだで気づくワークショップ

これまでは…
体操の先生の動きを見て真似るやり方

このワークショップでは…
参加者同士、横の繋がり
一人ひとりの紹介
関係づくり、仲間づくりに重点をおいて

・ぽんぽん、どーこ?
掛け声の後、
「膝」「かかと、膝」など
聞いた部位にタッチ
面白いポーズ
(ストレッチにもなる)

・へび、にょろにょろ
毛糸でできた長い
へびのようなものを
輪になった人で、どんどん回す

体ほぐし、関係づくり

民族芸能
「数珠まわし」にも似ている。
お祭りには
ワークショップの
関係作りのエッセンスがある。


・帯ダンス(浴衣の帯を使って)
太鼓や笛の音で祭りの雰囲気に

・つぼみと花のダンス
2人で交互に、
手で、つぼみから花を咲かす
最後は 飛んでいく 
終わりにはハーモニカ(音がある)


★うまい表現ではなく、できることをやる
その人からにじみ出るものを認め合う

笑い合ってできる活動が、いい



▼障害者芸術文化活動支援センター
(東京アートサポートセンターRights)

「体を奏でよう!」
音の鳴るものを使って

施設の中だけでなく
人と出会うことも大切

話すことが難しい人も
太鼓を叩くことが自己紹介にもなる

うまい下手ではなく
些細なことも表現、
やらないことも表現。
その場にいていいんだ、と思える場

目的を決めてやるリハビリも必要だが、
目的を決めずにやってみる中で
予想もしない反応もある。

やってみて分かることもある。

遊びの中で
その人なりの表現も出てくる。
いつもと違う人が入ることで
良い影響もある。

競技性より
遊び、認め合う

偶然性、間口が広く
コラボレーションして面白い
セッションして場をつくる


〈アウトプット〉だけでなく
多様な〈インプット〉も必要
それが、アウトプットにも繋がる

お互いがお互いを支え合う


ワークショップをコーディネートする人と
ワークショップの前と後に、
ミーティングが必要。
それがあって
ワークショップが成立している。


根本的なものは同じであるが…

目的と対象に合わせて、
現場を見て、観察する。
柔軟に、
次のプログラムにフィードバックする。

……………

★体を緩めることで心も緩める
力を抜く…
ほぐす、ゆるめる、スキマをつくる
自然と対話が起こる

自分自身のからだとの対話
そして
他者(人、もの、こと)との対話

力を抜いた対話が
→つながる、つくる 

対象は違っても
共通の流れのようなものがある。
それが
ほぐす・つながる・つくる
ワークショップ
……………

■Q&Aより

・障害の原因の捉え方
個人モデル
社会モデル ある。

個人……個人の心身機能が原因
障害を解消するために
リハビリなど 個人の努力や訓練、
医療・福祉の領域の問題


社会……社会的障壁
障害のない人を前提に作られた
社会の作りや仕組みに原因がある。
それを解消するために
施設や設備、ルールや条件、
どう変えるか
働きかけるかなど


・参加しない子への働きかけ

進行役とは別にサポートがいる

寄り添う、
不安にならないようなサポート
あと一歩、
そんな心の動きがあるか?見る

チームで動く。
心が動き始めたら
いきなりワークではなく
参加できる何か、
別な参加の仕方など
参加のきっかけになることへ。

例えば…音を鳴らすお手伝いなど。


・新しいつながりのために
学校や施設などの
困り事を聞いて課題を把握。
解決とまではいかなくても
まずは緩める方向へ

先生も入ってもらうと…
普段、指導する立場や
目線から離れて
子どもを見る機会になる。

関係が緩んで
新しい繫がりが生まれる。

表現がうまくできることが
目的ではない。

………………

いつもと同じメンバーでは
いつもの関係性のまま。
ワークショップでは
新しい関係性ができる。
いつもなら
やっていいよと
言えないようなことも
やることができる。

………………………

■対話タイム
(3〜4人のグループで)
困り事、気になること
WSなどでやりたいことなど

発表
………………………

■今回の講座を通して
考えたことを用紙に書く

私が印象的だったのは…

うまい表現でなくていい
その人ができることを表現し認め合う

お互いがお互いを支え合う
支援する側、される側ということでない。
お互いに何か受け取れるものがある。
支え合える関係を築きたい。

些細なことも表現である。
(やらないことも)
ぱっと見える部分だけでなく
小さな心の動きなども
見つけられるようにしたい。


考えさせられたのは…

事前事後の
ミーティングをすることで
ワークショップは成り立っている
ということ。
課題を聞いて、それをふまえて、
ということなのだが、
なかなか難しそうではある。
これも経験。一歩ずつなのだろう。


自分の活動で活かせそうなこと…

ワークショップ等においても、
普段の生活においても
通じることがあると思った。

小さなことにも
大きな意味があるかもしれない。

理解しがたい状況の中でも
その人なりの理由のようなものがある。
(それを、本人も自覚していない場合もあり、
相手に伝えることが難しい場合もあるだろう)

理解できるかどうかではなく、
その人なりの感じ方、思いなどが
あるかもしれないな…
という心づもりで関わりたい。

ただ、
自分一人が大切に思って
受け止めたとしても、
周りの価値観が全く違っていると
なかなか行動を起こしにくいもの。

大切に思う人の輪が広がるようにしたい。
その中で様々な違いを認め合い、
お互いに支え合う関係を築きたい。
……………………

特に困難を抱えている人はもちろん、
そうでなくても
この厳しい世の中、多くの人が
大変な思いをしているのだから
心をゆるめる場は必要!

その大切さが
心に響いた回でした。


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