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Kei's Yoga

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「どう実践する? 」ギーターを読む会vol.3のご感想を頂きました

2015-03-14 19:16:38 | ヨガなお話
昨日はバガヴァッド・ギーターを読む会vol.3でした^^
今回は第二章の後半部…を終えるはずだったのですが、
やっぱり時間内では終わりませんでした~(笑。

この読み会での参考図書にさせて頂いているのは、田中嫺玉さん訳の「バガヴァッド・ギーター 神の詩」。
それによると第二章のタイトルは「ギーター全体の要約」となっていますが
実際のサンスクリット語でのタイトルは「サーンキャ・ヨーガハ」となっています。

まずは、前回で話題になっていたヒンドゥーのカースト制度についての追記を。
ブッダがカーストについての言葉を残していますので、それもちょっぴりご紹介させて頂きました。

本編では、サーンキャ(ヒンドゥー六派哲学のサーンキャ哲学ではなく、智慧という意味においてのサーンキャです)、
人や心、自然や地球、宇宙全体に存在するエネルギーであり、そのエネルギー配分が刻々と変わり続けるトリグナという思想…
そしてパタンジャリのヨーガスートラで示されたヨーガ八支則のお話などもしました。
時間が終わった後も、それぞれの考えを話し合ったり、
ヨーガって?瞑想って?自分を客観視するって?などの質問などが多々飛び交う、とても活発な流れになりました。

さっそく、いつものようにご参加下さったチクマサさんが
ご感想をブログにアップして下さいましたm(__)m
ここでご紹介させていただきます。
チクマサさんのブログにも行ってみて下さいね~^^



こんばんは!
今日は、月に一度の神奈川県進出!
スローヨガのkei さん主催、バガヴァッド・ギーターを読む会に参加しました。

今回は、第2章後編です。
クリシュナは、アルジュナに、「結果を期待せずに働きなさい」と言います。
バガヴァッド・ギーターでのクリシュナの教えは、実践することが出来ます。
期待をせずに、、、
他人にも、自分にも、色々な事を期待し過ぎてしまいますよね。
今、チクマサは体がボロボロなんですが、きっと自分の体に過度の期待をしてしまったんだと思います。
そして、自分が動けないと、他人に対しても過度の期待をして、イライラしてしまいます。
自分の体をもっと労らなければいけませんね。
そして、それはもっと休めということではなく、自分の本質を知るということだと思います。
本質を知り、本心に従えば、体に無理をさせずに過度な期待はしなくなりますよね。
そして、自分を客観的に見つめることも必要です。

今回、トリグナ(三性質)という言葉が出てきます。
☆三性質(トリグナ)
宇宙が生まれた時に生じたエネルギー。三種類ある。
心も人も地球も自然界めめ宇宙も、あらゆるものの中にこのトリグナがあり、日々刻々とその配分は変化し続けていると考えられている。
○サットヴァ(サットワ)
 善徳、純粋、明晰、安定、調和、無欲性
○ラジャス
 激情、欲求、熱、興奮、積極性
○タマス
 暗愚、無知、沈滞、不動、固定、不活発、消極性 
の三性質だそうです。

この思想、チクマサにはとてもわかりやすく感じました。
この3種類のエネルギー状態は、どれも必ずあるもので、その時々の配分を分析すると、今の自分のエネルギー状態が見えてきます。
今、チクマサはタマス優位の状態です(^^;
だから、もう少しサットヴァ、ラジャスのを増やしていけば良いのですね。
そして、そうなるとチクマサはラジャス優位になりすぎる可能性が高いんで(笑)、3つのエネルギーバランスを調整しなければいけませんね。
そして、ギーターの中で最も重要な箇所

☆アルジュナよ 義務を忠実に行え そして成功と失敗を等しいものと見て あらゆる執着を捨てよ このような心の平静をヨーガと言うのだ

成功と失敗を等しいものと見る
、、、チクマサは、結果を気にするなというより、結果を焦るなということかもしれないと思いました。
ヨーガは日々の積み重ねだと思います。
コツコツと地道な作業です。日々努力ですね!結果は神に委ねます。
kei さん、ありがとうございました!
また、来月もよろしくお願いします(^-^)/




チクマサさん、いつもありがとうございますm(__)m

>自分の体をもっと労らなければいけませんね。
そして、それはもっと休めということではなく、自分の本質を知るということだと思います。
本質を知り、本心に従えば、体に無理をさせずに過度な期待はしなくなりますよね。


とても本質をついている言葉です。。。
この本質を知る、本心を理解すること。これについても話は盛り上がりました。
いろいろな方法があると思うのですが、ヨガ(ハタヨガ的に体の修練から瞑想を目指すヨガ)も役立ちますよ~などと
ご紹介もさせていただきました。
いずれにしても、一足とびの覚醒というものは存在しないですね。
そうした神秘体験をする人もいます。(私もそれに毛の生えたような体験の経験者です)
しかし、それは一種の幻を見たにすぎない。あっという間に心の鏡は曇るからです。

インスタントな覚醒や悟りというものはありません。
簡単にできる…といううたい文句のものはすべて偽物だと思っても良いのでは?

チクマサさんの感想にもあるように、とにかく日々の積み重ねです。
地味~にこつこつ重ねて行くものなのです。
さらに積み重ねたものを、チベットのミラレパのように、どんがらがっしゃーんと崩してみたり。
そしてまた積み重ねて行くという…。
ほーんと、生命の火が尽きるまで、そうして努力を続けて行くのですね~。


この会は全員参加型の読書会ですので、
自由に意見交換ができるのが魅力です。
それぞれの方の考え方が刺激になったり、新たな視点を与えてくれるヒントになったり。
気楽にわいわいやってますよ。
新たな参加者さんも募集中です!単発でのご参加も大丈夫ですので、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さいね!


次回は4/17(金)関内ホール地下青少年育成センターミーティングルームでvol.4開催です。
第二章を完結+第三章「カルマ・ヨーガ」を読んで行きます。