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全然お誘いがないので今年は鮎釣りに行かないのかな?と同僚と話していたところだった。秋に「呪われたネジ屋」としては大判振る舞いの慰安旅行があるので今年は倹約しているんだろうという結論に達していたのだ。
オイラは運転手兼、雑用係りで釣りは殆んどやらない。川原でひたすらビールや酎ハイを飲んでいるだけだし、最後の最後に疲れ切った体でレンタカーのガソリン満タンにして返却して清算するという面倒くさい用事があるのだ。これは結構気が重い。
鮎釣りの誘いがないなら自分のペースで休日をすごせるし気が楽なのでこれはこれでいいなあと思っていたのだ。
ところが7月の末。今度の土曜、日帰りでレンタカーを予約しておけとのお達しが出た。という事は金曜の夜にレンタカーを借りておいて、土曜の朝早く出かけ、夜9時頃帰ってくるという強行軍なのだ。
いつものレンタカー屋に予約の電話を入れる。夏休み真盛りなのでアルファードとかエスティマクラスは空いてなくてかろうじて1ランク下のオデッセイがキャンセル待ちで予約できた。
前夜の金曜の夜はPCやってたら眠くなってしまい、いつもより早く床に就いて布団の中からテレビを見ていたのだがあっという間に寝てしまった。ところがまもなく目が覚めてしまったのだ。
隣の布団にいるカアチャンがずっとテレビを見ていて、たまたま賑やかな内容の番組になったので目が覚めてしまったようだ。一度目が覚めてしまうと、もう二度と寝る事は出来なかった。なんだかけたたましく騒いでいる若者向けのテレビ番組に舌打ちしたい思いでとうとう起きてまたPCを始めてしまった。
普段カアチャンが寝てからもずっとテレビを見続けていることが多いので、逆の立場になったときだけテレビを消せとはさすがのオイラも言えない。結局3時過ぎまでPCやって、ようやく寝た。無常にも4時に目覚ましが鳴る。
再び布団に倒れこもうとする体を無理やり起こす。昨夜用意した着替えやタオルなどをカバンにぶち込む。ああ眠い!体がダルイ!こんな状態で炎天下の川原で丸一日過ごして、車運転して帰ってこられるのか?
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5時に出発。2時間ほどで久慈川の上流の「太子」(ダイゴ)に着いた。昨年、一作年と変わって今回はとあるキャンプ場近くのポイントに社長は場所を定めた。キャンプ場の駐車場に車を入れて近くの階段を降りるとすぐ川原に出る。
昼飯はキャンプ場のジンギスカンを食べれば良い。釣り場に行く途中のコンビニで昼の弁当やオニギリを買い、重たい釣り道具や食料、飲み物のぎっしり詰った重いクーラーボックスを背負って道なき道を進んで崖や土手を降りて川原に出るようなことをせずに済むのだ。いやあ、こんな至れり尽くせりのポイントがあったとはね。
まだ朝の8時前だが川には釣師が一人入っていた。同僚は「おとり鮎」を買いにキャンプ場の管理人室へ向かい社長はトイレへ用足しに行った。一人になって辺りを見回すとホントに良い所だ。海パンも持って来てるから、水温があまり冷たくなかったら手ごろな淵で泳いでもいいかな?などと思っていたのだが…
朝早いせいか管理人も関係者も誰もいなくておとり鮎が手に入らない。キャンプ場に来た子供達で川原が騒々しくなり釣どころでなくなる時間にはこちらも「夕間詰め」までの休憩に入るから良いのだけれど、何より川に入っている釣師が先ほどから一匹も釣り上げてないということが社長の気にいらないらしく無情にもポイントを変える事になってしまった。
結局いつも来ている橋の袂から急な土手を降りたポイントにやってきた。社長と同僚は準備を終え釣り始めた。オイラはさすがにいきなりビールというわけには行かず、所在なくあたりをぶらつく。7月にかなり雨が降って何度か増水し最近ようやく水量が普段並に戻ってきたとかで川原の様子は昨年とは少し変わっていた。落ち着いて川を見回すと、とても心和む風景だ。毎回思うことだがこのあたりの川の風景は坪田譲二の童話「善太と三平」を彷彿とさせるのだ。やはり来て良かった。橋の上流の川がカーブしている様子は川幅は少し狭いが故郷の「江川」のイメージもある。
釣り始めて15分ほどで早くも社長が小さいながら一匹かけた。幸先が良い。頃合と見て同僚と最初のビールを飲む。思いがけず良く冷えていてウンまい。このビールが汗になる頃を見計らって近くの日帰り温泉を探しに車に乗った。
「朝間詰め」が終わった後ダラダラと釣っているとイタズラに体力を消耗するだけでろくに釣果はないので温泉にでも入って昼寝して「夕間詰め」に備えようと釣りに貪欲な社長にしては珍しく今回初めて提案したのだ。
社長の話ではここから上流の太子の観光ヤナへ行く途中にあるとの事だった。途中の国道には色んな温泉の案内看板があったので、温泉を探す事自体より何処に決めるかの方が問題になりそうだ。
昨年泊まった宿、鰍荘近くの袋田の駅に観光案内図があったのを思い出し国道118号から脇道へ入る。駅前の広場では若作りの中年夫婦らしきが駅舎をバックにお互いに記念写真を撮り合っていた。
暇そうなタクシーが数台、それぞれ適当な木陰の下にドアを全開にして駐車し客を待っていた。駅長というか一人だけの駅員は委託された近所のオバサン風で、その人に近くの日帰り入浴の出来る温泉を訪ねるといくつかの温泉を丁寧に教えてくれた。
太子のヤナと川を挟んだほぼ対岸にある「道の駅太子」では普通のドライブインの施設の2階に温泉がある。500円とかなり安い。太子の町自体も温泉街なのだが少しはずれに「森林の湯」と書いて「もりの湯」と読ませる日帰り入浴の温泉もあった。実際に行ってみたがかなり遠い。オバサン駅長に教えてもらった温泉を確認した帰り「鰍荘」へ行く脇道の近くを反対側に入る「関所の湯」というのもあった。
小一時間ほど温泉探しをして釣り場に戻ると社長が川から上がってクーラーボックスに腰掛けて休んでいる。あれから一匹もかからないのだという。同僚はかなり離れたところでマイペースで釣っている。
社長がはっと気がついたように「ビール飲むかね」とクーラーボックスから立ち上がった。オイラは一応恐縮した風に「ハイいただきます」とビールを飲む。温泉について報告するとそんなにいっぱいあるのかと驚いていた。
まだ少し早いけれど休憩にして温泉に行こうと言う。クーラーボックスからもう1本ビールを取り出して同僚の所へ持っていってやる。「切り上げて温泉に行くらしいぜ」と言うとずいぶん早いなと驚いていた。
おとり鮎を買った「kick地さん」の家の裏の川に残りのおとり鮎を沈めておいてから温泉に行く事にした。「kick地さん」の奥さんに温泉の事を訊くと「関所の湯」がいいんじゃないかと言う。道の駅の500円は安すぎて心配だし、「森林の湯」は少し遠いから「関所の湯」に決まった。
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久慈川の支流沿いの道を少し入ったところに思いがけず洒落た構えの町営の温泉施設があった。平日700円。土曜、休日は1000円の料金。伊豆の湯河島にも「湯の国会館」という町営の日帰り入浴の温泉があって、こちらは10年くらい前で半日1800円くらいしたから(ただし貸しタオル付き)かなり安い。
あまり期待していなかったのだが思いがけず露天風呂があったのでビックリした。屋根がまったくなくて日差しがジリジリとさすのが少し気になったが、小さな沢に面して作られた湯船は心地良い風が吹き、疲れがみるみる取れていくようだった。
温泉のあと休憩所の畳の大広間でオイラタチはビールと枝豆、社長はコーラを飲む。酔いが回ってきたところで横になって昼寝。一時間ほどして近くで赤ん坊がでっかい声でずーっと泣いているのが気になって三人とも目が覚めててしまった。気分を逆なでするような嫌な泣き方ではなかったのだが赤ん坊のむずかる声を聞いたのが久しぶりだったせいかもしれない。
目がはっきり覚める寸前右足の膝の裏からふくらはぎにかけて痙攣しそうなのに気がついた。いつもなら痙攣しそうだと指を曲げたり伸ばしたり足首を回したりしているうちに治るのだが今日はあっという間にピキピキに攣ってしまった。かなりの痛みで目がはっきり覚めてきた。右足はまったく動かせない状態だ。
数分経っても症状は良くならない。まさかこのまま当分治らないのか?と少し焦り始めた頃今度は左足が同じような感じで攣り始めた。すると右足の痛みが少し和らいできた。膝が曲がるようになったので上体を起こした。無理やり膝を曲げてみる。
睡眠不足が祟ったのだ。ビールばかり飲んでいたのも良くなかったのかもしれない。痙攣にはカルシウムが良いのだが、後でスポーツドリンクでも飲んでおこう。社長が目覚ましにと地元で取れた100パーセントリンゴジュースというのを注文したのでそれを飲んだらかなり痛みが取れてきて何とか歩いたりできるようになった。
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もう少しゆっくりしていたかったというのがオイラや同僚の正直な気持ちだったが社長は夕間詰めの方に気がせいているのでしょうがない。2時過ぎに温泉を出ておとり鮎を取りに「kick地さん」の所へ向かう。
結局「kick地さん」の裏で釣ることになった。川は家の裏の茶畑やら家庭菜園の間の細い道を下って林を抜けた所にある。川原に出て少し下流に下ったところがいつも釣っているポイントだ。ここも御馴染み。
午前中と違って日差しが少し曇っているので幾分しのぎやすい。おいらはビールを飲んだり周りの景色をデジカメで撮りまくっていた。特に、本流とは別に大きな砂利の中州で分けられた岸近くの流れは淀みや淵、橋桁の基礎でさえぎられて流れが狭まり急になっている所など変化が多くて見ていて飽きなかった。
途中撮影しようとするとエラー表示が出てレンズが引っ込んでしまい。シャッターが切れない事が何度かあった。いよいよ買い替えの時期が来たかと少し心配。家に帰ってからPCにカメラの画像を取り込んで確認する時、水面を写したカットの中で思いがけない効果の出たものがありはしないかと期待していたのだが、やはりデジカメのオートモード撮影以上の出来ではなかった。
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釣果の方は一向に上がらない。同僚の方も取り込む時にバラしたりしてまるっきりダメな様子。おとり鮎が弱ってきてもうだめだと社長が言うのでまだまだ時間あるし、追加で買ってきましょうかと言うと、待ってましたとばかり「じゃあ、悪いけど頼む」と言われ、やぶへびだったかと思いつつも延々川原を歩いて「kick地さん」の所まで行っておとり鮎を買ってきた。
ま、昼飯代からビール代(社長は下戸)まで出してもらってるんだからこれくらいはしないと悪いかも。
5時過ぎ、ついに社長も見切りをつけたらしく「引き上げようか」と鶴の一声。「ま、今年最初だからこんなもんだな」と自分を慰めるような言葉に「でも、今日は雷が鳴らずに一日釣りが出来て良かったですよね」などとトンチンカンな会話をしながら帰り支度。
高速に乗る手前で「舟納豆」というのを購入。さらにいつものラーメン屋に寄る。店を出るとちょうど7時。すっかり暗くなっていた。
常磐道は大洗方面とかの海水浴客でさぞかし混むだろうと思っていたが拍子抜けするほど空いていた。あっという間に利根川近くまで来てしまった。川下の千葉側で花火大会をしているのが土浦あたりから見えていたのだがいよいよはっきり綺麗に見えてきた。
「何処の花火だろうね?」と言う話になり、オイラはふと思い当たって「手賀沼の花火ですよ」と言ったがみなあまり本気にしなかった。同僚など「手賀沼って取手じゃなかったっけ」などと言う始末。
三郷の料金所を過ぎ都内に入ると夜景がとても綺麗だった。100万ドルの夜景とまでは言えないが今までこんなに美しいとは思ったことはなかった。正直ホットしたせいもあるのだろう。途中のサービスエリアから同僚が運転していたのでカメラで撮影しようと思えば出来たのに後ろの方の座席に置いたカバンのなかに入れたままだ。撮れないと思うとよけい絶好のシャッターチャンスに思えてくる。
電工のMさんは、人がかからない、かからない、と言うところに入ってかけるのが、鮎釣りの醍醐味だといつも言ってます。
絹糸のような細い糸に針を3本くくってますよ。
時々川に入っているとおとり屋から、売ってくれと電話がかかるそうです。
私はいつも頂くばかりで知らなかったのですが、ここの辺りでは超有名人なんですって!
今年もすでに30匹くらい胃袋に入りました。勿論わかくしメのですよ。
頼まれものの余りだからといってくれるんです。
ここのほうでは、水が多くて江の川がだめなら大田川、香りがいいのは高津川か、錦川、でっかいのは江の川、と鮎を食べさせる料亭に頼まれたら、大きさとか、色々聞いて気象条件とか水の量、水温で、場所を決めているそうです。
ですから、6月から9月くらいまで給料を全然出さないほどのアルバイト料らしい。(この前きいたら、キロ5~6千円位らしい。)
一度こちらにおいで、社長一同テツ君共々。私が案内させますから、きっとわんさか釣れるよ。
Mさんは、釣らさなやれんけぇ、ポイントを教えるのが大変と言ってるから・・
それは冗談ですけど、7時ごろもう暗いん?
ここのほうは8時でもまだ明るいよ。
あ、でもそういえば、この前7月に東京に行った時、最終便で6時発がトラブルで7時くらいになった時、東京の夜景が、飛行機から見たら、まるでビーズ玉をひっくり返したように綺麗だったのを思い出したわ!
昨年と同じ写真とかあるね。
暑いけど気分転換にはなったんじゃない?
自然はいいよね、私は出来ることなら水の綺麗な山の中で将来は暮らしたいと思っている。山紫水明だぁ。
@テツ君、ビール飲んで運転してるん?
焚き火の炎ごしに見るように歪んだ炎天下の街です。
やっぱり山の中はいいですね。
オゾンとかマイナスイオンたっぷりな感じ、
肉体的にはかなり疲れたけれど
体内が浄化されたような気がします。
確かにこちらは日が短いような気がします。
まして今回は山の中でしたから。
江津では8月半ば頃に夜の8時過ぎまで
小学校の校庭でソフトボールやっていた記憶がありますね。
こちらだと一番日の長い夏至の頃でも
野球するなら7時位が限度でしょう。
ビールはね。ちゃんと車運転する時間を逆算して
飲んでるから大丈夫ですよ。
そして、本当に手賀沼の花火の日でした♪
関東と中国地方では、日の出日の入り かなり違いますね。
帰省すると 夕方の感覚がちょっと狂います。
関東は 朝が早くて、夏場は 4時には明るいですもんね。
この時期はあちこちで花火やってるから…
あの夜は、松戸あたりでもやっていたようでした。
なるほど、なるほど、mayumiさんアッタマいい。
日照時間が短いとかそういうことではなくて、
朝方にずれているか、夜方にずれているかということですね。
これって日本列島が経緯度に対して
斜めに長くのびているせいなのでしょうか。
ありゃあ なんじゃろね?不思議なアルファベット&数字いれるやつ。
いっこ いれても 次のでてくるし・・・?
ま。いっか。そのうち ご指南くだされ~~。
迷惑コメントみたいなのを避けるために
コメントを送信する時に数字やアルファベットを
入力するように求めるブログが増えてきましたね。
何度も同じ入力画面が出てくるというのは
入力している数字とかアルファベットを
日本語入力モード(全角)で入れてるからではないかと思いまふ。
タスクバーの入力モードが
「あ般」ではなく「A般」になっているのを確認して
必ず英数モードで入力しませう。
パソコンではパスワードとかメールアドレスの類は
「半角」が基本ですぜ。
日本語モードと英数モードの切り替えは
キーボードの左上[Esc]キーの下の
「半角/全角漢字」キーを押して切り替えるのぢゃ。
※自分のパソコンで自分のブログにコメント入れるときは
そういう画面は出てきません。
全角
当方 また折をみて 挑戦させていただきやす!
おあにいさんも(っていうかどうか わからないんですが・・? ちょっと モード変えてみた。)どうか お体 ご自愛くださり お仕事頑張って くれろ.(これ どこの方言じゃろね?)
今朝は
名前としては面白いけど
肝心の当人は可愛いとは言い難いな。
「友近はん」とか「長州小力」の方が可愛げがあってスキだ。
ってこちらで勝手に決めるわけにはいかないけれど。
そういえば押上には「小梅通り」という道がある。
言問橋のすぐ下流に牛島神社があるのだけれど
昔その辺り一帯に
水戸藩江戸下屋敷(通称梅屋敷)があったからだと思う。
いい音でまふっ。ぼん!
押上 っていう地名のところにすんでいらっしゃるのですか?
あと 言問いだんご、って売ってます?
実は 私 ある意味、めちゃ食いしん坊なんです。時間ゆるせば食べに行く!or 作る!(初心者だけど。)って感じ。(ものによる)
小梅太夫は よくは知らないんです。(子供達がいうんです。)一発芸って感じですが、多分?ひとまねじゃあないところがすきです。最初見たときは あにこれ~(=なにこれ~)とか思ったんですが・・・。
水戸・小梅 ちょっと キー・ワード なんだな。何か おかしかった。
この記事 場所まちがえていてすみません。
なんかも候補だと思います。
オイラ自身は隅田公園の青テントに住んでます。
押上とか向島は少し詳しいよ。
30過ぎてからは甘い物を殆んど食べなくなったので
「長命寺の桜もち」も「言問い団子」も食べた事ない。
オトーサンのもう一つのブログで
お出かけ散歩の中に「隅田川七福神」という
シリーズで色々紹介してます。
興味があればどうぞ。
※お詫びと訂正
8/12のオイラのコメントの中の
水戸藩江戸下屋敷(通称梅屋敷)というのは
通称「小梅御殿」の間違いでした。どうも。