フレンド日記

写真が大きいので4:3画面のモニターだと欄外の文字が重なる場合があります
ワイド画面のモニターでは正しく表示されます

京成シリーズ 05 小岩

2007-06-22 01:32:32 | お出かけ・散歩

 京成小岩駅。


 お見送りらしい。孫を見送るお祖母ちゃんだとみた。


 JR小岩駅の繁華街の外れまで来た。
立ち飲み、しかも酎ハイ150円というのに激しく心惹かれる。いや待て待て、昔アメ横の裏通りで寿司一個50円(一貫ではない)の看板に釣られて入った店。店内は他に誰も客がいない! 田舎育ちながらも少しネタが古いかな?でも50円なら安いとパクつきながら一緒に入った友人の顔を見ると…予断を許さない表情をしていたのですぐさまお勘定をして店を出た。
 4個しか食べていないのに800円取られた(当時の一日のバイトの日当)。あのまま一個50円のつもりで腹いっぱい食べていたらと思うとゾッとする。

 伊達に50余年生きてきたわけではない多少は人並みの経験もしているのだ。でも安いな。店内を見ると結構流行っているようだし。で、入ってみる。一人で知らない飲み屋に入るのは殆んどない経験。
 入るとすぐオバちゃんが寄ってきてオーダーを取る。現金前払いなのはこの手の酒場の常なのだが割安感のあるチケットがお得だとすすめられた。浅草の花やしきの乗り物券みたいに1000円で1100円分のチケットが買えるのだ。一番絞りの中ビンと焼き鳥を3本頼んだ。ビールはすぐ来たがつまみがなかなか来ない。ビールを飲み干す寸前に出てきたので、今度はウーロンハイとモツ煮込みを追加。オーダーした品物が来るとオバちゃんはテーブルの上のチケットからその金額分だけ千切り取る。
 ツマミが出来てくるタイミングを考えながら飲むには少し経験が必要だが、ま、とにかく明朗会計で安い!30分ほど居て程よく食べて酔っ払って1000円ちょっとですむ。チケットが足りなくなって、もう500円とか1000円買うほどでもないときは現金で払うのだ。


 中川土手に出た。もう陽が傾きかけている。


 たまには犬も撮ってみるか。子どもの時は町内にいる野良犬は子供達のいい遊び相手だった。オイラ達は時として犬が噛み付くことを十分承知の上で遊び仲間にしていた。


 この辺りは中川とその支流、荒川と江戸川が入り乱れているのでさっぱり方角が立たない。


 川の下流はまだ明るいが上流側を見ると一気に夕暮れている。


 今日も一ン日終わった。
 ♪後は~焼酎をあおるだけ~。

京成シリーズ 04 柴又・金町

2007-06-22 00:08:25 | お出かけ・散歩

 京成柴又駅手前の踏切。
クリック後は、水戸街道の新葛飾橋(江戸川)手前から京成の線路沿いに金町駅方面へ。


 JRの金町駅は京成金町の向こうにあるのだが京成金町駅の近辺の方が断然風情がある。クリック後のこの人、下の写真では今度は踏み切りの向こうからこちら側を見ている。


 踏み切りの向こうの路地も探検しがいがありそう。


 金町から柴又街道を戻り再び柴又市街へ。松竹映画の「寅さん」の風情は帝釈天以外は殆んど見られないが妙に緑豊かな路地があった。


 さらに柴又街道沿いに京成小岩方面へ。


 鎌倉!と言う地名ビックリ。

京成シリーズ 03 立石・青戸

2007-06-21 23:20:49 | お出かけ・散歩

 立石商店街の公園。日向はすごい暑さ。猫達も木陰で昼寝。


 青戸。
昔は高架になっていなくてごちゃごちゃした繁華街で映画館もあった。娘が小さい時ママチャリの幼児シートに乗せてこの街に映画を見に来た。「ラビリンス/魔王の迷宮」。デビッド・ボーイとロリータ少女が出ていたと言う記憶しかない。娘はすぐ退屈して「もう帰ろうよー」の連呼。


 高砂。開かずの踏み切りの元祖。


京成シリーズ 02 曳船

2007-06-21 22:51:57 | お出かけ・散歩

 京成曳船駅。
曳船川通りから京島のヨーカドーへ向かって線路を横切る路地から線路沿いに細い路地がある。クリック後の写真は押上方面を見た所。


 こちらは東武曳船駅方面に近い裏出口とでもいうような風情。向こう側(長いプラットホームの反対)の明治通り側は賑やかだ。クリック後の写真は曳船通りから斜めに明治通りの踏み切りへぬける路地。


 京成曳船駅の改札前から明治通りを渡り八広の商店街に入る。
この暑さだとズボンのベルトに通した腰手ぬぐいで汗を拭いた後、冷えたサイダーでも飲みたいところだ。カキ氷は急いで食べると頭がキーンと痛くなるから今度また急いでない時にね。


 木根川橋の袂から八広の街へ降りる坂道。
ちょっと前まで八広の駅は木根川橋の袂にあったような記憶がある。プラットホームの先はすぐ荒川の土手すれすれの鉄橋になっていた。鉄橋の下の道を通る時はは大人だと首をすぼませて通るような低さだったので、数年前に鉄橋を架け替えたのだ。

三ノ輪辺り

2007-06-12 22:01:37 | 猫─1

 プリティな美容室。


 プリティと同じ路地のすぐ近くのバタ屋さん(この言葉知ってる人いるかな?)みたいな家の前にいた「愛想の良い猫」
 写真によってホワイトバランスがまったく違うのはご勘弁。写真だけで見せる内容のブログではないにしろ、写真がかなりメインなのに「腕」というか「技術」が付いてこないのが悲しいところ。


 こいつもヒマを持て余していると見た。少しかまってやるかぁ。


 もうすっかりオイラに気を許している「クロ吉(仮名)」


 終止冷ややかにオイラと「クロ吉」の様子を距離を置いてみていた兄貴分の猫。人が人畜無害なやつばかりではなく、時として敵となる事を十分すぎるほど経験した、っていう顔つきをしている。


 三ノ輪の交差点(大関横丁)へ戻ってきた。 
 浄閑寺。山谷で働く孤独な労働者達のための無縁仏の場所が墓地内の永井荷風の碑のすぐ隣にある。住所不定の彼等も死んだらちゃんと落ち着ける所があるというのだが…


 「何々童女」というのは18歳にならずして死んだ女の人につける戒名のようなものらしい。

オマケ

 山谷の無縁仏の手前にある永井荷風の碑。検索したら、この浄閑寺はあの「アラーキー」の菩提寺であるという。生家も寺の斜め前にあったという。
 

東日暮里

2007-06-12 21:16:34 | お出かけ・散歩

 東日暮里にあるのに何故か「三ノ輪アパート」なのだ。昔は地名の表示が今と違っていたのかもしれない。明治通りの泪橋方面から大関横丁(日光街道=4号線との交差点)を過ぎて少し行ったあたりを左に入ってまもなく、え?こんな所にあったのというくらい、街並みの中に目立たずひっそりとある。
 アラーキーの「さっちん」がヒョイと出てきそうな街角。でも当時としてはかなりハイカラな住宅だったのだろうから「さっちん」は今のオイラが佃辺りの億ションを見るような思いでみていたのかもしれない。


 明らかにデッサンが狂っている「絵」見たいな廃屋。倒壊しそうな古い家でも写真で撮ると傾いだ様子が上手くでないのだが、このくらい傾いているとやはり一目瞭然だ。


 この看板。何て読むんだろう。株式会社 鳥広商店?何の商売をしていたのだろう。退屈そうなシェパードが店番をしている。


 明治通りと山手・京浜東北線の線路の間の路地をさ迷っていると、ある家の玄関前で猫を見かけた。よしよし撮ってやろうとカメラを向けたら、突然玄関が開いて奥さんらしきがでてきて「シッ、シッ」と猫を追い払って玄関前の掃除を始め、オイラをジロリと見た。違うとは思ったが「お宅の猫ちゃんですか」とお愛想を言うと「いいえ、違いますっ!」とにべもない。
 猫を嫌いな人とか興味ない人にとっては猫は始末悪い動物なのだ。春先はサカリがきてうるさいし、オシッコとかウ○コは尋常な臭さではない。
オイラも昔、なけなしの金で買ったバイク(二年間毎日ノリ弁だった)のエンジンにオシッコをかけられたことがある。
 エンジンをかけて暖められたオシッコが放つえも言われぬ芳香?に激怒したことがある。その時はエンジンにお酢と唐辛子の粉をまいたら以後猫は寄り付かなくなったが。

京成シリーズ 01 押上~立石

2007-06-10 19:18:37 | お出かけ・散歩
写真はクリックするとたいていは違う写真になりますがクリックしても変化しない写真も数枚あります。

 まずは押上。クリック後の写真は踏み切りを挟んで曳船川通り側にある入り口。
半蔵門線と一緒になる前は道路の向い側、東武の操車場側にあったのだ。今入り口があるこのあたりには古い祠があり、野良猫のたまり場所になっていたのだが…


 押上の商店街の通りを八広へ向かって行く。明治通りを横切ってしばらく行った辺りにある変な銅像というかオブジェ。説明の看板も見当たらないので以前から不思議に思っていた。


 鐘ヶ淵通りを横切るとまもなく八広の駅だ。昔は木根川橋のたもと近くの土手上に鄙びた駅舎があったはずだが…
 そうだ思い出した!確かに今の鉄橋よりもう少し下流にあったのだ。古い鉄橋は土手上の道すれすれで大人が首をかがめて通らなければならないような高さだったのだ。数年前鉄橋を架け替え、荒川の前後はかなり高架になっている。


 八広駅から荒川の土手下へ抜ける道で「ナー」と鳴きながらオイラに擦り寄ってきた猫。「よしよし 人懐っこいやつめ」と頭を撫でてやる。次に体を撫でてやったのだが驚くほど痩せてガリガリなのでビックリした。
 オイラがエサを持っていないとわかると諦めたように離れて行ったが遠くへは行かず道路をフラフラうろついている。小学生の男の子二人が自転車で通りかかったが自転車を避けようともしない。
 男の子達は猫を見て「ずいぶん痩せてるなあ。何か買ってきて食べさせてやりたいよなあ」と話ながら通り過ぎていった。猫は近くの美容院の店先にうずくまっている。
 あれじゃ飢え死に寸前だ。なんだか胸がつまるような思いがして『カリカリでも買って来てやろう。でもそれまでここにいるかな?』と思いながらも急いで商店街のほうへ引き返したがなんだか袋小路が多くてかなり遠回りし、やっと賑やかな通りにでた。
 コンビニがあった。最近のコンビニは大抵ペットフードをおいているのだ。しかしこのF.マートにはなかった。「ペットフードくらい置いとけよと」舌打ちしたい思いで店を出る。
 あたりを見回すが他にコンビニなどはない。感に頼り少し歩いた所にドラッグストアがあった。ここならあるだろうと店内に入ると意外に広い。探す時間が惜しいので店員にキャットフード売り場を訊いて手ごろな乾燥フードを買った。
 雨がぽつぽつ降り始めていた。また回り道しながら猫がうずくまっていた美容院までもどって来たがやぱり猫はいなくなっていた。あきらめきれず近辺を行ったり来たりして雨がしのげるような場所を探したが見つからない。
 雨はだんだん本降りになってきた。縁の下とか奥まった所へ雨を避けて逃げ込んでしまったのなら探すのは無理だろう。せっかく腹いっぱい食べさせてやろうと思ったのに、縁がなかったんだな。と諦めて木根側橋を渡る。雷鳴がすごい。


 四つ木駅。ここは昔、平和橋の自動車学校に行ってた時たまに利用したことがある。


 立石の駅前の商店街に自転車を停めたとたんすごい土砂降りになった。運が良かった。アーケードのある商店街なので雨宿りできる。


 商店街で腹ごしらえをした後、商店街と平行してある飲み屋の多い旧商店街(クリック後の写真、こちらもアーケードがあるのだ)などで暇をつぶしたり駅の屋根つきの陸橋の上から携帯で電車の写真を撮ったりして1時間以上暇をつぶしたが雨足は一向に弱まらない。
 ふとカメラを見るとスイッチをオフにしているのに電源が入った状態になって表示パネルが作動している。何度かスイッチのオン、オフを繰り返したが直らない。商店街の入り口とか陸橋で写真を撮っている時かなりカメラに雨の飛沫がかかっていたからそのせいかもしれない。
 気がついたときはすぐ拭き取るようにはしていたのだが…悔やまれる。遅ればせながら用意してきたスーパーの小さめの袋をカメラにかぶせる。『まさかこのまま壊れるってことはないよな。乾いて水分がとべば直るよな?』と少し心配になる。
 自転車に鍵を厳重にかけてここに置いて電車で帰ろうかとも思った(四つ木、八広、曳船、押上)と10分くらいなのだ。『いけね。曳船駅の写真撮るの忘れた』しかし、気持ち小降りになってきたようなので思い切って自転車で帰ることにする。


 同じ道を引き返しまた木根川橋を渡る。もしやと思いあの猫のいた路地をまた通ってみるがいない。ピンとくるものがあって線路の高架下の八広駅の自転車置き場に行ってみたら…居た…
自転車の陰にうずくまっている。声をかけたら寄ってきたので急いでカリカリの袋を破るのももどかしく食べさせてやる。入れ物がないのでアスファルトに直に置いた。
 さっそく食べ始めたがいくらも食べないうちにエサから離れ、雨水の流れ込んだ水溜りで水を舐めている。何故だ?痩せているのはエサに不自由しているからではなくて病気か何かなのか?
 こちらを見上げてきたので今度は太いコンクリートの柱の根元に少し置いてやる。ここなら自転車のタイヤに踏まれる事もないだろうから後で又腹が空いたら食えるだろうと思ったのだ。
 今度も少し食べただけでエサから離れてしまい近くをうろついている。何故だろうと思っているところへ駅に向かうらしいオイラと同年輩の奥さんらしきが声をかけてきた。
 てっきり猫にエサをやっている事に文句を言うのかと思っていたが表情は穏やかだ。「エサをやってるんですか?」というので「ええ、でもあまり食べないんですよ」と答えた。
 それをきっかけに、最初すりすりしてきた時に痩せてガリガリなのでビックリした事、可哀想に思ってエサを買ってきてやった事などを話した。すると意外にもその奥さんは「この猫は缶詰しか食べないんですよ」と言った。
 この近所のひと数人で面倒を見ているのだとか。エサが食べられなくなってガリガリになったので一緒に面倒を見ている仲間の人が病院に通わせているのでもうじき普通に食べるようになるはずだと教えてくれた。
 オイラが「ちゃんと面倒を見てもらっているのなら安心です。良かった」というと「エサをやってくれてありがとうございました」と自分の猫のようにお礼を言って改札の方へ立ち去った。いやいや良かった良かった。心温まる気がした。


 ふと気がつくと少し離れたコンクリートの柱の陰にさっきの小学生二人組みのうちの一人の男の子がアンパンのような物を手に持っている。そういえば先ほどからなにやらウロウロしていたのを目の端で見ていた記憶がある。
 ま、ニャン吉よ。こんなにみんなで面倒見てもらえる野良はちょっといないぜ。おみゃーは幸せモンだ。早くモリモリ食べられるようになれよな。