
RCAケーブルの謎、先日現在使用のPCAケーブルの簡単なチューンアップが語られており、ケーブルについては今まで良いと言われるもの各種を使ってきましたが、最終的には現在使用のWEケーブルに落ち着いている。電磁波問題は例えばトヨタのEV車両などにも利用され、原理的には簡単なことはアルミ箔で携帯を包むと電波は不通になるのです。今後EV車両に移行する今後の電波障害の対策にもアルミ箔の効果はあると言われています。
今後医学的にも癌患者に対して電波障害の影響が少なくなれば健康にも良いと思われる。さて今回は音響のお話で、費用は家庭で使われているアルミ箔の利用です、RCAケーブル全体に包む作業で電波障害防止され、素晴らしい銅線の持ち味が全てに現れると言う話である。昔は絹等で被覆して保護したケーブルより最適のようです。
確かにアルミ伯を巻き付けたRCAケーブルは不恰好ではあるが気合の裏側なので目に写らない事が良い。

ケーブルの交換ではなく簡単に言えばアルミ箔をケーブルにn丁重に巻き付けるだけの作業、早速、物は試しで、現在使用のWE製の1910年頃のトランスに使われた銅単線RCAケーブル(当時は大型特殊トランスで人の声がよく聴き取れる周波数帯域使用のトランスから抽出したケーブルで松脂のついた線材は当時から外からの影響を防いだ技術だった様です)にアルミ箔を巻き付ける。
しっかり丁寧に巻き付け取れないように絞りこむ、そしてPCAケーブルを繋ぎ音出しをする、先ずは大好きなグスタフ・レオンハルトのチェンバロ曲、平均律を聴く、このチェンバロと言う楽器は弦を引っ掻き音を出すので、ピアノとは構造が違い弦を叩いて音を出す方式である、チェンバロの音色は若干広域が綺麗になったようにも・・・と思ったりしたが、そこで先日注文し到着したアンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオリ)での演奏のJ.S.バッハ:6つのパルティータ、筆者の好きな第1番 変ロ長調 BWV.825を聴く、ピアノの音は大変キレが良く、実に澄んでます、此れはピアノが違う事とも思いません。

以前購入の音と比べまるで違い断然良いのです、奥深い響きのある低域の見事な感じに、広域は透き通る高音部のケレン味のない音が鳴った瞬間から音が消え、次の音に続くフレーズに展開する音、確かにヒューイットの演奏は癖もなく平均的な演奏ではあるがピアノ演奏の音の演奏は見事である。
イオン化処理するこのアルミ箔でケーブルを巻くことで外の電磁波の影響は受けなくなることは実に簡単な作業で見落としがちなバージョンアップな方法かもしれない。それと現在使用のオーディオ機材のポテンシャルの全てを伝える鍵にもなると思う、特にオーディオ機材の裏側は配線が複雑になって電波障害に犯されているのかもしれません。

真空管アンプには「シングルアンプ」(以下”シングル”)と「プッシュプルアンプ」(以下”PP”)という大きな2つのグループに分かれます。簡単に言えばシングルは単品の大きな真空管(「出力管」といいます)が2本、PPは出力管が4本並んでいます。一般に出力管が多い方がパワーが大きいことは理解いただけると思います。電気的な解説は別の機会に譲るとして、シングルは「球それぞれの音色」(特に有名なものはWE300B)をストレートに表現し、PPは「厚みと豊かな響き」を楽しむことが出来ます。
ピアノ演奏などはPPのアンプの音がダイナミックレンジも豊かで、筆者愛用の1972年2月頃発売されたLUXKIT A3500のアンプの真空管を交換して、スピーカーLS3/5aの吸音材を交換し、その中に鉛玉をサンドしたり等色々パーツ交換しLS3/5aも適度なチューンアップした物で聴いているが、今後も細かなチューンアップは必要であると思う、今回はRCAケーブルのアルミ箔を巻いたものでの試聴すると音質は格段と良くなった様に思う。
2年前、新品の20年前のデトックス品のLS3/5aは購入し、色々チューンアップを足掛け2年試み最近やっとLS3/5a本来の音が鳴り出したように思う、音は良いとは思うが極薄い霧がかかったような感じがし、もっと良くなるはずと思い、チューンアップを試みたが簡潔できなく、スピーカーターミナルプラグのネジ部分が破損した場所のターミナルプラグ交換して聴くと今までの音とは違う世界が試聴できた中高音は澄み渡り素晴らしい音楽が体験できたの出す。結果的には定評ある大変優れたモニタースピーカーであった、二年間の苦労が報われた瞬間でもあった。この部分が悪いことは販売した本人もこの件に関する限りの欠陥は理解出来ないのであろう。以前の音質とは雲泥の差があるように感じた。
現在の高さはリスニングポジションからは若干高い為、後ろにゴムを挟み高さ調整をして試聴しています。

特にLS3/5aでは分離が実に小気味良く、今まで味わえない緊張感を味わえる、一番苦労した部分は重みのある低域の音を出すために、元東芝の音響事業部に在籍した友人から聞いた話で、当時東芝の技術屋さんがスピーカーに噛み潰しの錘を入れる方法を取り入れた方法で金賞を受賞したことを聞き、早速地道なチューンアップをした結果である。音質はあくまで英国調の渋く奥行きのある深い音が魅了な音が特徴ではあるが、特に好きなピアノの音色は断然良くなった。
今後ジャズ系統の音楽にも期待できる、特に敏感なピアノ曲には対応良いスピード感は音楽を聴くことが楽しくなる。後はヴォーガルの期待度が高まる、明日、日曜にはじっくり聴いてみることにする。
最近欧州のスピーカーの傾向は5吋程のスピーカーにツイーターを付けた2ウエイスタイルのスピーカーを多く見受けるが、此の大きさが伝わる速度が早く小気味よく鳴る事が現代的な音のように思う、そして新しい機能で十分低域もカバーする物が増えた様です。しかしチューンアップには時間かけた結果である。

但し上記の写真の自慢のタンノイ10吋IIILZ Monitor Goldは低域が出過ぎるきらいもあったが、ケーブルにアルミ箔巻の物に替えると、中高域が冴え若干だが以前より具合良く聴ける。落ち着いた佇まいも気にいってます。
しかしLS3/5aが反応は敏感であった。その様に感じたことは、少し前にLS3/5aの部品の交換が良く聴こえた原因かもしれない?しかし其れはさて置き、この辺りがBBCお墨付きのモニタースピーカーなのであろう製作年数もかなり古い物だが未だ現役で使えることを証明するようである、未だ人気も高い機種でもある事に納得させられた。
未だデンマークのScan-Speak社にて、最高峰BBC001/002ユニット(KEF製)の特性をコンピューターで完全解析したもので製造販売しているそうです。
RCAケーブルのイオン化(アルミ箔の巻)での音質の変化は簡単に行う事ができ、効果もそれなりにあり、特に弦楽器等の演奏も透明度が増したように感じる、筆者の使う古いLS3/5aのスピーカーも、かなり敏感に適応するようで想像以上の出来栄えの様だ、RCAケーブルの純度の高い銅単線の特製が出て、今後色々な音楽を聴き深掘りする意味はあると思った。

ヒューイットさんが自ら以下のようにコメントしている(ピアノを弾いていない頃というのを憶えていないぐらいです。両親はともに音楽家で、イギリス出身の父はカナダ・オタワの大聖堂のオルガニスト兼クワイアーマスターを50年務めました。母はピアニストで、父にオルガンを習っていたんです。ですから家では常に音楽が流れていました。とくにJ.S.バッハですね。私は2歳のときにおもちゃのピアノを買い与えられ、3歳になると本物のピアノを使って毎日レッスンを受けるようになりました。弾きたくなると母に教えてくれとせがんでいたようで、親に言われていやいや練習をするということはありませんでした。
でもピアノばかりではなく、他の習い事もしました。ヴァイオリンも10年、リコーダーも10年かなり真剣に練習しました。クラシック・バレエも3歳から20年続けました。歌うことも好きだったし、つねに音楽に触れながら育ちました。)
YouTubeにはBach's Goldberg Variations BWV 988 - AriaWO掲載します
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
カナダの音楽一家に生まれ、3歳でピアノを始める。4歳で聴衆を前に演奏し、5歳で最初の奨学金を得る。その後ジャン=ポール・セヴィラに師事。1985年のトロント国際バッハ・ピアノ・コンクールに優勝し、一躍世界の注目を集める。ヨーロッパ、アメリカ、アジア等世界各地でのリサイタルのほか、著名オーケストラと定期的に共演しており、ハイペリオン・レーベルからの卓越した録音により「我々の時代の傑出したバッハ弾き」(ガーディアン紙)との賞賛を得ている。06年のグラモフォン・アワード「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。また、00年カナダ政府よりカナダ勲章を、06年には女王誕生記念大英帝国勲章を受勲。イタリアのウンブリア州にてトラジメーノ音楽祭の芸術監督を務めている。

J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830について
1726年に第1番、1727年に第2番と第3番、1728年に第4番、1730年に第5番と第6番を個別印刷。1731年に修正の上に合本とし「クラヴィーア練習曲集第1巻(第1部)」「作品1」と付した。クラヴィーア練習曲集は第4巻までシリーズ化されたが、作品番号は「第2巻」以降の出版作品には採用されなかった。
この曲6つのパルティータ(クラヴィーア練習曲第1巻)BWV 825-830(Sechs Partiten, Erster Teil der Klavierübung BWV 825-830)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)が作曲したクラヴィーアのための曲集。に興味を持ったののはかなり遅い時期と記憶する。
1. 変ロ長調(7楽章): プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエットI、メヌエットII、ジーグ/ BWV825 / 1726
1726年秋にかつての主人ケーテン侯レオポルトの嫡子誕生を祝い、自作の頌歌を添えて贈った作品。クーラントはイタリア・タイプ。ジーグは通例の対位法的な展開ではなく、分散和音を華やかに用いるスティル・ブリゼ(フランス語で「分散様式」)の手法による。
2. ハ短調(6楽章):シンフォニア グラーヴェ・アダージョ/アンダンテ/アレグロ、アンダンテ、アルマンド、クーラント、サラバンド、ロンドー、カプリッチョ / BWV826 / 1727
シンフォニアは、重厚な序奏、淡々と進む中間部、2声の「真正フーガ」の3つの部分から成る。冒頭は付点リズムがフランス風序曲を思わせるが、グラーヴェ・アダージョというバッハのテンポ指定に従うなら、より重々しく、あるいは和音の響きをたっぷりと聞かせるような響きとなるだろう。

挿入舞曲ロンドーは、トルヴァドゥールの時代のフランスの歌曲および詩の形式に由来する。もともと2つのパートの掛け合いで歌われたように、バッハのロンドーも2声部の模倣的なやりとりで進んでいく。
終曲カプリッチョは、本来ジーグが占める位置にあって、3声の対位法で書かれている。第1小節から3つの声部がいきなり鳴り響くが、フーガは厳格で、後半は反行主題が扱われる。
クラヴィーア練習曲集第1巻を鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイットのバッハ新録音!「6つのパルティータ」をファツィオリ・ピアノで再録音!
「6つのパルティータ」もファツィオリによる新録音バージョンをリリースとあり早速試聴してみました。バッハの音楽と共に生きる人生を「最高の贈り物と生涯の冒険」と称するアンジェラ・ヒューイット。長いキャリアの中で世界中で繰り返してきたバッハ演奏、そしてその集大成となる「バッハ・オデッセイ」で進化し続けるバッハを魅せてくれたヒューイットが、様々なスタイルが交錯する「パルティータ」の真髄を描きます。

『J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830(2018年新録音)』
【曲目】
J.S.バッハ:6つのパルティータ
パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826
パルティータ第3番 ニ長調 BWV.828
パルティータ第4番 イ短調 BWV.827
パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
パルティータ第6番 ホ短調 BWV.830
【演奏】
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオリ)
【録音】
2018年12月1日-6日
文化センター・グランド・ホテル(ドッビアーコ、イタリア

ヒューイットさんに質問では「バッハ弾き」として語っていますが、そういったレッテルを貼られることに抵抗を感じますか?と言う質問に対して
(決して悪いレッテルではありませんよね(笑)。個人的には「チャイコフスキー弾き」と言われるよりも「バッハ弾き」と言われたい。バッハ以上の音楽なんて考えられないから、むしろ光栄に思います。バッハ演奏で人に認められたのであれば、自分の音楽家としての資質を誇ってもよいでしょう。バッハの音楽は音楽的素養と技術をたいへん高いレベルで求めるものですから。
そうはいっても、私は広いレパートリーを弾くように心掛けてきたつもりです。「ヒューイットはバッハしか弾かない」と言うのは簡単な話ですが、それは事実ではない。もちろん私のキャリアを築いてくれたのがバッハであることは確かで、ハイペリオンとの「バッハ・ツィクルス」は間違いなく私のキャリアの礎です。アルバムが高評価を得たときのパブリシティは非常に効果がありますし、何よりも録音するレパートリーについて学び、弾きこんでいく音楽的な過程が大事なのです。)と語られたいました。

演奏は極めてオーソドックスなもので、刺激的な演奏は他に色々ありますが、まずまとめて購入できるバッハの主要なピアノ作品集自体が少ないので、それだけでも高評価できるボックスセット。演奏に癖が少ない点では、生真面目で音色も美しいシフの対抗盤といえるでしょう。優美さと鷹揚さの点ではシフに若干劣るかな、と個人的に思います。「バッハの作品はいろんな異なったレベルで楽しむことができる。音楽の専門家でも、音楽教育を受けたことのない人でも、各人のレベルに応じて楽しめる。それはやはりダンスのリズムを持つ音楽だからだろう」
ヒューイット氏のバッハ全曲CD録音は今や2回目に入っている。1回目の全曲録音で彼女が使用していたのは米スタインウェイ・アンド・サンズのピアノだったが今はファツィオリ・ピアノを愛用されてます。バッハの生きた時代にはまだ現代の仕様のピアノはなかった。鍵盤音楽とはいっても、チェンバロやフォルテピアノなど当時の仕様の楽器で弾く古楽奏者の演奏も台頭して久しい。そうした中で現代仕様のピアノにこだわり、とりわけ新興メーカーのファツィオリを好んで使う著名ピアニストとしても、ヒューイット氏は異彩を放っている。ブラボー!