伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

ワグナーのよく耳にするローエングリン「結婚行進曲」をルドルフ・ケンペ(指揮)で聴く

2018年11月03日 | クラシック音楽・オーディオ

何か2週間ぶりの休みである、最近徐々にレパトリーも増え、ポピュラーすぎる

リヒャルト・ワーグナーの世界に陥っています(笑)

決してワグネリアンではありませんが・・・・・・・!

少し前は人気の演目で良く演奏されていたようですが、筆者も久々に聴くワグナーです。

ドイツの伝説の主人公。「白鳥の騎士」とも呼ばれる。原型はおとぎ話の『7羽の白鳥』に由

来すると考えられる。最初期のものは 12世紀のフランス語で書かれたもので,ドイツではウ

ォルフラム・フォン・エシェンバハ作の抒情詩『パルツィファル』 (1200~10) の終りに現れ

る。CD盤では ドルフ・ケンペ(指揮)のライブ盤が良い、

1275~90年頃,ハインリヒ1世 (在位 919~936) の時代を背景にした作者未詳の『ローエン

グリン』が現れ,またドイツの詩人コンラート・フォン・ウュルツブルクも『白鳥の騎士』

Schwanritterを書いた。ワーグナー作の3幕の楽劇は,この叙事詩を素材に実在のハインリヒ

王などを加えたもので,1850年にリストによってワイマールで初演された。

 

『ローエングリン』は、ワーグナーのオペラの中でも人気が高く、一時期はもっとも演奏機会

の多い作品となっていた。1861年にミュンヘンで上演された『ローエングリン』を観て魅了さ

れたのが、当時バイエルン王国の王太子だった15歳のルートヴィヒ2世である。ルートヴィヒ2

世は1864年に王位に就くとワーグナーを招聘し、ワーグナーの負債の全てを肩代わりするとと

もに、高額の援助金を支給した。ルートヴィヒ2世は、リンダーホーフ城内に『タンホイザー』ゆ

かりの「ヴェーヌスの洞窟」を作らせ、そこで楽士にオペラのさわりを演奏させ、自身はローエ

ングリンの扮装をして船遊びを楽しんだ。また、多額の国費を投じて建設したノイシュヴァンシ

ュタイン城の名は、日本語に訳せば「新白鳥石城」である。

アドルフ・ヒトラーもまた『ローエングリン』の熱狂的な愛好者だった。ヒトラー率いる

ナチス・ドイツは、ワーグナーの音楽を最大限に利用したが、とくに『ローエングリン』

の第3幕でハインリヒ王による「ドイツの国土のためにドイツの剣をとれ!」の演説が、ド

イツとゲルマン人の国威発揚のためにあらゆる機会に利用された。このことがあってか、

チャップリンによる映画作品、『独裁者』において主人公が地球儀をもて遊ぶ場面とラス

トシーンで第1幕への前奏曲が使われている。

【時と場所】 10世紀前半、ベルギーのアントウェルペン

【登場人物】ローエングリン(T): 聖杯守護の騎士/エルザ(S): ブラバント公の娘

       テルラムント(Br): ブラバントの伯爵/オルトルート(Ms): テルラムントの妻

                   ハインリヒ1世(Bs): ドイツ国王ほか

ワーグナー 《ローエングリン》 第3幕(全曲) ルドルフ・ケンペ指揮

ワーグナーはこのオペラを「3幕からなるロマン的オペラ」と呼んでいました。やがてオ

ペラではなく「楽劇」という理念を打ち立てるワーグナーの第一歩として、各場面は同じ

曲調で一貫性を保ち、アリアやレチタティーヴォといった明確な分類もありません。また、

序曲ではなく「前奏曲」を採用しています。

つまり序曲としてオペラの本筋から分離させるのではなく、もっと簡略で内容的にもオペラ

の本筋にそった音楽を、各幕の冒頭に提示したのです。こうしてこの作品は、その後のワー

グナーの芸術の萌芽を予感させながらも、調性は明確でわかりやすく、愛好家に親しまれて

います。ワーグナーはこの『ローエングリン』を完成させた頃、政治活動を活発化させていた

ことから、スイスへの亡命を余儀なくされていました。そこで『ローエングリン』の初演に際

しては、このとき親交を深めていたフランツ・リスト(超絶技巧のピアノ曲で有名なあのリスト

です。)が一肌脱ぎました。政治犯となっていたワーグナーの作品を上演するのは難しいこと

でしたが、リストは自分が宮廷楽長を務めているヴァイマール宮廷歌劇場で、1850年8月28日、

ゲーテ生誕101年で多くの人がヴァイマールに集まっていた日に初演することができました。

ワーグナー本人は、その後ウィーンでこのオペラを観て、「涙が出るほど感激した」と言ってい

ます。

人気の秘密は、なんといっても白鳥の騎士ローエングリンの存在感にあります。それまで

のワーグナーのオペラの「オランダ人」や「タンホイザー」に比べても、他の作曲家の全

オペラを見渡しても、ここまで格好いい役はなかなかありません。第1幕で白鳥に導かれ

て登場するシーンは感動的ですし、第3幕でエルザと結婚した後、二人きりで交わす対話

も、最終的には悲劇となるものの、十分聴かせてくれます。ちなみにこの結婚式のときに

「婚礼の合唱」として歌われるのが、ワーグナーの「結婚行進曲」として私たちがよく耳

にするものです。

 

やはりこのような曲はドイツ製SIEMENS、ECC82で聴くのがベストマッチのようです。

ECC82系は以下のような番号もあるので注意、E82CC、5814、6189、CV4003

 6DJ8系: 6DJ8、ECC88、E88CC、E188CC、CCa、6922、7308

芯がしっかりした音で特にドイツ音楽を聴く場合SIEMENSのプリ管に交換する場合が多い

SIEMENSのプリ管の良さはしっかりした芯があり、当にドイツ音楽を堪能できる。

ショルティのワーグナーも良いがやはり個人的には今回はルドルフ・ケンペ、指揮者で聴く。

1910年ドレスデン近郊のニーダーボイリッツ生まれ。76年没。ドレスデン国立管弦楽学校

でオーボエを学び、ドルトムント歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席オーボ

エ奏者を務め、42年ケムニッツ歌劇場の指揮者となる。ワイマール国立歌劇場、ドレスデン

国立歌劇場の音楽監督を経て、52年からミュンヘン国立歌劇場の音楽監督に就任。国際的な

活動を始める。その後ミュンヘン・フィルの音楽監督、75年BBC響首席指揮者となる。

勿論、ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》全曲も良いが今回は1967年バイロイト祝祭

音楽祭ライヴの『ワーグナー(1813-1883):歌劇《ローエングリン》』に感激した。

全曲聴くと3時間30分ほどかかるが、週末の午後のひと時に聴くにはつい全曲聴いた。TANNOY

(ⅢLZ)AXIOM80のエンクロジャーで堪能する、この様は曲は以前のTANNOY ⅢLZ in cabinet

(chevening)で聴くとこのような感じでは到底聴けないダイナミックは音に満足している。

まさにワーグナーはこのオペラを聴くにはうってつけのシステムのような気がする。

このアンプはTANNOYスピーカーを品位の高い音で再生する」というテーマの下、TEACとTANN

OYが共同開発したArmoniaシリーズのパワーアンプなのですが、可也の癖があり、以前ⅢLZで聴

いた頃とTANNOY(ⅢLZ)AXIOM80ずいぶん表情が違って聴こえ成熟した大人の感じの音になり

オペラ、オケも粗満足する鳴りかたになった、もちろん火屋のアンプは魅力的だが経済的事情もあ

りMA-7で聞き満足している。特徴はダブルモノラル構成で分離もしっかりしている。

多分AXIOM80の箱が頑丈に出来ているのか、少々のボリュームを上げても、全くビビらず快適に

音を再現して慣らし運転も終わり音楽全般が楽しめるようになった。細かなところを上げれば切は

ないが益々オペラ音楽の鑑賞が楽しみになる。確かにTANNOY専用アンプの感は否めない。しかも

大型エンクロージャーとの相性は優れている。筆者は他にもパワーアンプを所有しているが、ヴィ

ンテージTANNOYにはモノーラル構成のアンプ使用をオススメします。

しかしじっくり聴くとやはりトランジスターのパワーアンプでの演奏だと不満箇所がでる、声の出

し方オケの金管楽器の音など火屋のアンプならもっと自然に鳴るかも知れない?今後程よい火屋の

パワーアンプを探さねけれワグナーを聴けないであろう。

【曲目】

[CD1]1.第1幕への前奏曲2-12.第1幕

[CD2]1-14.第2幕

[CD3]1.第2幕(続き)2.第3幕への前奏曲3-13.第3幕

【演奏】

ローエングリン…ジェームズ・キング(テノール)

エルザ・フォン・ブラバント…ヘザー・ハーパー(ソプラノ)

フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵…ドナルド・マッキンタイア(バリトン)

オルトルート…グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)

ハインリヒ王…カール・リッダーブッシュ(バス)

ハインリヒ王の伝令…トーマス・ティプトン(バス)

ブラバントの貴族…ホルスト・ホフマン(テノール)/ヘルミン・エッサー(テノール)

ディーター・シュレムベック(バリトン)/ハインツ・フェルドホフ(バス)

ルドルフ・ケンペ(指揮)

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団

【録音】

1967年7月30日

ローエングリン第1幕の「幻霧的」なイントロは本曲全体を規定する魅力の源泉である。しかも

この曲はその後のワーグナーの楽劇の祖型となる多くの要素を内在している。英雄伝説、騎士的

精神、指輪(二―ベルルンゲン)や聖杯(パルジファル)といった道具立ての準備など、後年の

ワーグナーの大作を予感させるフラグメントがこの曲にはある。しかも通俗的な面白さにも事欠

かない。ケンペは本曲の魅力を余すところなく引き出している(1967年7月30日、バイロイト音

楽祭にて)。得意の演目であり彼自身、ウィーン国立歌劇場などとの別トラックもあるが、バイロ

イトの矜持とある種の解放感のなかで稀にみる名演を生んだ。ジェイムズ・キングの威容はもとよ

りだが、次世代を築くマッキンタイアやリッダーブッシュの奮闘もあって、男声の素晴らしさを堪

能できる貴重なライヴ音源である。

聴けば誰もが知っている曲も歌劇全曲を聴くとまた違った印象づける事になるようです、

又ドルフ・ケンペ(指揮)のベートーヴェン交響曲もよいが、別の機会に紹介します。ブラボー!

我が家の海水用の水槽に新しい魚を入れ、やはりサンゴも入れたくなり、マメスナギンチャクの購入

する、飼いやすいものが多いだけでなく、色鮮やかで、メタリックカラーのマメスナギンチャクに青

LEDを当てて光らせたり、さまざまな色彩のマメスナギンチャクを集めたり、さらに給餌をして増

やすなど、さまざまな楽しみ方があります。写真はスマホのカメラで撮影。癒やされます・・・・・



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