伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウト バッハのチェンバロ・ソナタ集を聴く

2018年02月12日 | バロック音楽・オーディオ一般


此の処日本は何故か大陸からの寒冷前線が張り出し凄く寒い、現在の平均寿命までまだ10年もあるのですが、先日1歳年上の友人が癌の病のため旅立った。

原因は癌でしが、気づいた時には手遅れ状態、筆者も古希を向かえ死期は間違いなく訪れるであろう・・・・現在は医学も発達し長生きするが、折角命があるなら少しでも元気で暮らしたい。

最近の筆者の希望は、出来れば、好きな音楽を少しでも「いい音」を長く聴きたい。

 

最近友人の好意により素晴らしいエンクロージャーを頂いたが事故で未だ音を出してない、でも此のお陰でオケの音域重低音を多少楽しめるは実にありがたい。

昔諸先輩に注意された、オリジナル以外のエンクロージャーに疑問あったが此のエンクロージャーの上に乗せたスピーカーから意外と良い音が聴こえ、正直驚きは隠せない。

音質も変化した、当然中低音は前と比べると好く鳴り音楽をより一層楽しめる様になったが、一番嬉しいことは人の声に艶がでた、中低音が出ることにより人の声が腹から出る、此れは驚きである。今後益々オペラが楽しめそうである。当然JAZZのヴォーガルも堪りません、(笑)

 勿論オペラ、オケも良いがやはり、長く聴いてきたバッハが上手くなると実に嬉しい。鍵盤楽器等の倍音、膨よかは自然の音がする、ほんのすこしの低域の余裕が全く違って豊かなて英気が響くように聴こえる特にテンパ二ーの音が生々しい!

敢えてこの中低域音の事を申し上げるとカラヤン嫌いの筆者があえて最近購入したCD、例えばカラヤン指揮する1960年台のベートーベンの交響曲全集を聴けば納得出来る、確かに、あの頃のカラヤンは最高の演奏指揮をし、今聴いても感動する。

特にアンサンブルの良さ、説得力、それとオケの迫力は魅力的でしかも納得出来る演奏が良い。3番、4番、7番、9番は万人にお勧めかも知れない。勿論カラス・カラヤンのカルメン等は今での筆者のライブラリーの名盤です。

今までの音質より若干の中低域が自然な感じに聴こえバッハのトリオ・ソナタも塩梅良く聴ける。

 

筆者の好きな曲でも聴きながら先に逝った友人でも偲んで見よう。本日は古いアルフィーフ盤から聴く、筆者が20歳頃購入したレコード盤なので約50年前ですヴォルフガング・エドゥアルト・シュナイダーハンWolfgang Eduard Schneiderhanヴァイオリニストバッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番 リヒター(cemb)1966年発売のステレオ盤です。

BWV 1014〜1019の作品の構成感を厳格に打ち出したリヒターのチェンバロに、この作品はリリターの個性も強く、シュナイダーハンの全容をすることは難しいが、筆者は好きなバッハです。

美しい音色とフレージングを加えたシュナイダーハンのヴァイオリンが絡んだバッハ演奏。異色の顔合わせが相乗効果をあげた名演盤だと思います。

J.S.Bach - Sonaten für Violine und Cembalo -W. Schneiderhan & K. Richter (2CD)

シュナイダーハンは、いわゆる《名人芸》には全く興味がありません。それは、バッハからヘンツェに至る彼の幅広いレパートリーの中に、パガニーニやヴィエニアフスキーの名前が見当たらないことからも証明できます。

そして、彼のレパートリーの中の曲であっても、時折、他のヴァイオリン奏者とは全く異なった解釈が聴かれるのです。音質も古いが、古楽を違う意味で楽しむヴァイオリストの一人だと思います。

 

残念ながら、シュナイダーハンのレコードが盛んに発売された1950年代中頃から70年代初頭の日本では、これらの演奏は正当な評価を受けられないようでした。

また弦楽器専門の批評家は、今日に至るまで技術論一本で、前記《クロイツェル・ソナタ》も、遅く弾いているという演奏の表層のみで、《技巧が弱い》などと酷評されたのです。何故、張り詰めた弾き方をしていないのか、何故、遅く弾いているのか、ここまで踏み込む批評家は誰一人いませんでした。

その結果、シュナイダーハンのレコードは発売されてもすぐ廃盤となり、CD時代に入ってもほんの僅かしか発売されず、今日に至りました。ごく一握りのファンによって、廃盤になったレコードが苦心して収集され、宝物のように珍重されていたのです。最近では少しですがCDでも発売しているようです。

この朴訥となるヴァイオリンの調べが独特の雰囲気があり、違った意味合いで今の感じに心惹かれます。

 後は口直しに最新のモダン楽器から古楽器まで難なく弾き分けるイザベル・ファウストのようなヴァイオリニストも少ないようである。古楽器を扱いチャーミングな演奏が素適です。最近筆者はイザベル・ファウストを耳にするとかが多い、確かにモダンから古楽器の演奏と幅広い、

前回フランクのヴァイオリンソナとを聴き益々新しい演奏を好きになった。

今回はチェンバロのクリスティアン・ベザイデンホウトとの共演でバッハのチェンバロ・ソナタ集!今や押しも押されぬヴァイオリンの女王、イザベル・ファウストが、バッハのヴァイオリン・ソナタを聴いてみました。

チェンバロは、天才クリスティアン・ベザイデンホウトがチェンバロでの演奏です。このバッハのソナタは、ヴァイオリンの声部と、鍵盤奏者の両の手が紡ぐ三重奏、いわば、トリオ・ソナタであるいわれます。

トリオ・ソナタはバロックの作曲家にとって、対位法の技法を示す最上の場でした。バッハによるこれら6つのソナタは、対位法の最高級の技法が尽くされ、同時に音楽的愉悦に満ちた、トリオ・ソナタの決定的名作であるといえます。古楽器を操るイザベル・ファウストの音色が良い。

実際バッハはこの6つの曲集を「亡くなる前まで」何度も改訂し続けており、田園的なものから真摯で受難を思わせる空気のものまで多様性に富み、活き活きとした、傑作となっています。洗練されたバッハが心に残ります。

イザベル・ファウストがここで演奏しているヴァイオリンの銘器ヤコブ・シュタイナーは、一時はヨーゼフ・ヨアヒムの手元にあったと考えられている楽器で、キレの良さ、あたたかみ、そしてメランコリーな表情にも合う暗めの音を兼ね備えています。

そしてベザイデンホウトが奏でるチェンバロは、ピノックから貸与された、バッハも深く愛したジャーマンスタイルの楽器で、オルガンのように豊かな響きを可能にしながら、一音一音の発音(響き)が非常にクリアな名器です。二者のバランスも理想的な演奏です。

ファウストのまっすぐに美しい音色と自然なフレージング、そしてベザイデンホウトのチェンバロのぴちぴちとしながらも流麗な音楽運び、二人ともきわめて自然に奏でています。

ファウストのまっすぐに美しい音色と自然なフレージング、そしてベザイデンホウトのチェンバロのぴちぴちとしながらも流麗な音楽運び、二人ともきわめて自然に奏でています。急速なパッセージの場面でも、それぞれが難なく超絶技巧のパッセージを真珠を転がすように自由に演奏しながらも、二人の息はぴったり。それぞれの楽曲です。

J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)

[CD1]
  ・第1番ロ短調 BWV 1014
  ・第2番イ長調 BWV 1015
  ・第3番ホ長調 BWV 1016
[CD2]
  ・第4番ハ短調 BWV 1017
  ・第5番ヘ短調 BWV 1018
  ・第6番ト長調 BWV 1019

【演奏】

  イザベル・ファウスト/ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー(1658年製)


クリスティアン・ベザイデンホウト(チェンバロ/ジョン・フィリップス、バークレー(2008年製)/ヨハン・ハインリヒ・グレープナー(ジ・エルダー)、ドレスデン(1722年製)モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)レーベルはドイツ・ハルモニア・ムンディ筆者はイザベル・ファウスト最初に聴いた時少し線が細めと思ったが、しっかりした音を出しているヴァイオリンの音が美しい今回YouTubeの配信は有りませんがやはり

イザベル・ファウストが実に良い、ブラボー!



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