伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

証拠の阿弥陀の大原問答から伝わる勝林院の声明から学ぶ、自筆譜版をもとにバッハ:『フーガの技法』を完成された作品として演奏を考察。

2020年08月25日 | 歴史の考察

先日NHK放送した京都千年蔵の放映を見る、大原・勝林院の声明の歴史から学ぶ声の自然な音霊感銘した番組であった。特に日本国は海外との交流が少なく他所の文明との交わりは少なく、国内での由緒正しいお寺等まだ知られてない古文書、巻物も今後多く発見、今後日本史に新しい発見と共に歴史が紐解かれる事は今後希望出来る新しい歴史発見が期待される。

阿弥陀如来像は勝林院の本尊で、見上げるほどに大きく本堂に安置されています。大原問答が行われた際、光を放って法然の正しさを証明したという逸話から「証拠の阿弥陀という別名が付けられました。阿弥陀如来蔵の中よりお宝が出土する又阿弥陀の仏像内部から見える耳の穴と目玉は後ろから入れ漆で固めてあり、人々の祈りを聞いていたとされる作りは流石てある。証拠の阿弥陀の大原問答から伝わる勝林院のご本尊 木造釈迦如来坐像が座る。

像高50.5cmの木造で、頭上に肉髻(にっけい)を造り、螺髪(らほつ)を付け、体には衲衣(のうえ)と裳(も)を着けて、左足を上にして結跏趺坐(けっかふざ)しておられます。右手は上に上げた「施無畏印(せむいいん)」、左手は膝の上に置いた「与願印(よがんいん)」と呼ばれる印相を結んでおられます。これらは、お釈迦様の通例のお姿です。




特に声明の譜面は興味深い、枯葉の散る様を人の声で解らせる事はもしや、日本的声楽を聴くような感じに聴こえる。正に言霊のようだ。正に声明の譜面は日本の音楽の教えかも知れない、日本独自の音程「ハニホヘトイロハ」の解明の部分か?二千年以上続く日本の音、いや音楽のルーツも知りたい、雅楽以外の音楽、いや日本民衆の音楽も一度探って見たいと思いませんか?経典など見れば返り点のように文字の横に譜面の様な印が付く、日本人は此の譜面を何処で学んでいたのであろうか、実に興味深い。

宗派による経典も一種の民衆の音楽と考えれば、キリスト教との音楽との関わり合いも興味深いと思いませんか?宝物の中の壮大な涅槃の巻物、日本は昔から伝わる伝書か?横たわる涅槃像の周りに見える他のお迎えが見える貴重な絵巻。今回放映の謎解きは大変興味深い。
謎は大原、勝林院との三代将軍足利義満のかかわり合いです、出家後の肖像画随分綺麗である。古文書から天皇家の法要を武家筋の義満が声明を唱えリードヴォーガルを執り行い武家では初めての事だった。今まで皇族関係者しか出来なかった法要を見事に武家筋で行った事でした。



古文書の中より歴史的発見となるのか?以前も明智光秀の織田家に士官する前は謎の部分が大変多く、今年古文書から薬剤師をして生計を立てていた事が分かる刀傷に効く薬の文書が見つかる、大原での仕事ぶりの書の発見と浅井長政の安堵状が見つかる、後日鑑定の結果、書状は間違いなく本物で実効支配は浅井長政であった。交通の起点であった大原は浅井方が支配。
織田信長の比叡山延暦寺の焼き討ちは切羽詰まった、追い詰められた信長の唯一の生きる道であった。この大原は京都への交通手段(陸・海/琵琶湖)の基地の拠点で歴史は徐々に採掘から解明され紐解かれる思いがする。

今後の信長関係の小説にも新しい展開が記されて行くだろう。日本史変遷で教科書は変更し真実に基づく教育が必要に思う。特に日本を悪者に米国が潰した戦前からの正しい紹介はしてない、近代史は教科書も含め改定が必至である。

人間は最後にあの世からのお迎えが来ると言われたようにやはり、これは日本独自の平和な宗教かも知れない。そのお迎えはあの世に行く人しか見えない徳とされ、いかにも万物を敬い尊さを感じる日本人の素晴らしい物の考え方の基本ではなかろうか、などを思考した。何やら真っ黒な巻物があり、紫外線カメラで解る、あまりにも有難い、神々しい来訪図があり正しいお迎えの図で尊顔できたのであったのです。

基本は徳を積まなければ、「お迎え」は来ないと言われる、そのため世の為に人の為に徳を積み、お迎えを待つのだ。そして皆仏となる。
太平洋戦争時代皆口にした「靖国で会おう」の合言葉も日本人らしい考え方かもしれない。基本的には平和主義で自然を敬う人種のように思う。



本尊 木造釈迦如来坐像は勝林寺のご本尊 木造釈迦如来坐像は、関東でも一番古いと言われる、平安前期9世紀のもので、豊島区の重要文化財に指定されております。像高50.5cmの木造で、頭上に肉髻(にっけい)を造り、螺髪(らほつ)を付け、体には衲衣(のうえ)と裳(も)を着けて、左足を上にして結跏趺坐(けっかふざ)しておられます。右手は上に上げた「施無畏印(せむいいん)」、左手は膝の上に置いた「与願印(よがんいん)」と呼ばれる印相を結んでおられます。これらは、お釈迦様の通例のお姿です。

日本の音楽のことも多少は今回少し理解できる入り口を見つけたかも知れない。バッハの音楽も圧倒的に教育用の音楽が多く、常に新しい練習曲を考え作ったりと思えば・・・これこそ徳を積んだ行(ぎょう)かも知れない。



筆者のオーディオシステムは現在ハイレゾのオーディオインターフェイスをMacPro2008で駆動しソフト供給、後はCD、レコードで楽しんでいますが、今回はLINN LK-100パワーアンプに「ho's systemのLS3/5a」を繋試聴するが、当然ビオラ・ダ・ガンバの音はGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に10吋同軸型2ウェイユニットであるHPD295のTANNOYと真空管300Bシングルが楽しめるが、しかし3/5aを使いこなしたく、此れほどアンプの特徴をさらけ出すエンクロージャーも面白い、音質は少し渋みな音だが特に癖も少ない事が3/5aの特徴であろう。アンプの持つ癖は出しやい事が特徴と言えるが・・・

改めて「ho's systemのLS3/5a」のスピーカーを眺めると此のような小さな箱から意外と良い音が流れる、勿論それなりの思い、弦の音も、特筆は合唱の歌声(お経)もそれらしく聴こえ誠に良いスピーカーと思う。



そのような事を考えながら筆者の好きな曲にフーガの技法がある、タイトルの原題「Die Kunst der Fuga」は、最後のフーガだけをラテン語またはイタリア語にしている(ドイツ語ならばFuge)のだが、これはタイトルから158という数字を導き出すためである。アルファベットのaを1とし、zを24とし(iとj、uとvは同じとされてきた)、タイトルのアルファベットを数字化し、すべて足すと158になる。これは、JOHAN SEBASTIAN BACHを同様の手法で数字化し、合計した数と一致する。さらに、158を1+5+8=14とするとBACHの綴りのその数2+1+3+8=14と一致する。ある意味バッハは数学者かも知れない。

これを単なる数字遊びとしてしまえばそれまでだが、バッハはファミリーナンバーとも言える14を大事にしていたことは疑いようのない事実であるし、フーガの技法という自らこだわってきた対位法研究の集大成のような曲集にはふさわしいものだと言えるだろう。こんな数字の魔術がベルリン自筆稿には他にもたくさん隠されているのである。オルガン奏者としてこの録音に参加しているルカ・グリエルミによる詳細な解説(英語)がブックレットには記載されており、実にエキサイティングで示唆に富んだ内容である。今回はアルベルト・ラージ(指揮、トレブル・ヴィオール)の演奏のフーガの技法を聴く、どうも勝林寺の声明からフーガの技法の共通性を感じた。


自筆譜の曲順と曲種を読み解くと、バッハがそこに「数の象徴」を盛り込んでいたことが分かりました。BACH をアルファベット順に数字に変換すると2-1-3-8 となり、バッハはその合計数 14 を象徴的に作品に潜り込ませていたことが知られています。


自筆譜の『フーガの技法』は基本となるフーガがまず 2 曲、次に半終止(ラ、A の音!)で終わるフーガが 1 曲、そして反行形や対主題を伴うフーガが 3 曲、最後に複雑さを極めていく8 曲というように構成されています。8 曲のセクションは 2-1-2-1-2 と細分化でき、拡大・縮小を伴うフーガ、カノン、多重フーガ、カノン、鏡像フーガ(正立 + 倒立で1 曲とする)と書法が発展していきます。このアルバムではアンサンブルでの演奏が採用されています。スコアの音域に即した楽器が選択され、各種ヴィオールが美しく響き、机上の空論的な楽曲と思われがちな『フーガの技法』から驚くほど音楽的な対話が生まれています。

オルガンは通奏低音として入ったり時にソロで弾いたりとアレンジも面白く考え抜かれていて、最後に未完フーガを添えているのも嬉しいところです。アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナはこれまで Stradivariusや DIVOX に録音があり、今作が Challenge Classics での初作品。リーダーのアルベルト・ラージ(Alberto Rasi)指揮はサヴァールに学んだヴィオール奏者です。


自筆譜版をもとに、『フーガの技法』を完成された作品として演奏!
数の象徴がもたらす神秘的な美しさ、名手たちの至高のアンサンブル
アーティスト:アルベルト・ラージ、アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ
レーベル:CHARENGE CLASSICS
ジャンル:クラシック音楽史/古楽
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(ベルリン自筆譜版)
  [1] 基本形による単純フーガ(コントラプンクトゥスI)
  [2] 反行形による単純フーガ(コントラプンクトゥスIII)
  [3] 基本形による単純フーガ(コントラプンクトゥスII)
  [4] 反行形を伴うフーガ(コントラプンクトゥスV)
  [5] 12 度対位法による対主題と基本形によるフーガ(コントラプンクトゥスIX)
  [6] 10 度対位法による2 つの対主題と反行形によるフーガ(コントラプンクトゥスX)
  [7] 反行、縮小を伴うフランス様式によるフーガ(コントラプンクトゥスVI)
  [8] 反行、拡大と縮小を伴うフーガ(コントラプンクトゥスVII)
  [9] 8 度のカノン
  [10] 3 声の 3 つの主題によるフーガ(コントラプンクトゥスVIII)
  [11] 4 声の 4 つの主題によるフーガ(コントラプンクトゥスXI)
  [12] 反行と拡大によるカノン
  [13] 4 声の鏡像フーガ・正立(コントラプンクトゥスXIIa)
  [14] 4 声の鏡像フーガ・倒立(コントラプンクトゥスXIIb)
  [15] 3 声の反行形を伴う鏡像フーガ・正立(コントラプンクトゥスXIIIb)
  [16] 3 声の反行形を伴う鏡像フーガ・倒立(コントラプンクトゥスXIIIa)
  [17] 3 つの主題によるフーガ(未完)

  アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ
  [ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
  アルベルト・ラージ(指揮、トレブル・ヴィオール)、
  クラウディア・パセット(テノール・ヴィオール)、
  パオロ・ビオルディ(バス・ヴィオール)、
  ミケーレ・ツェオーリ(ヴィオローネ)、
  ルカ・グリエルミ(オルガン)]
録音:2019年 9月10-13日/イタリア、ヴェローナ、ナザレス教会



日本での発売は9月であるが、ハイレゾのiTunesでは勿論配信して全曲楽しめるが、CDは注文した。じっくり聴くとフーガの技法の演奏は何故か声明を聴いている感じになって来るように感じるのは筆者だけなのか?

後日パワーアンプを真空管EL34の球で駆動する半世紀前のLUX KIT A3500を仕入れ、変更して聴くと真空管の深い響きを感じる、確かに3/5aのエンクロージャーは素晴らしいと再認識した。原音はこの演奏は教会での演奏を録音したものですがLINNのアンプで聴いていた時ホール感は感じたが、真空管ではそのホール感がすごくリアルに感じ球で聴くと石のアンプには戻れないように思った。ただし真空管の寿命は300時間程と明記されている、使用している松下製の球も現在の販売はヴィンテージ物となり中古品しか入手出来ない。



バッハの『フーガの技法』は対位法芸術の最高峰であり、バッハ書法の究極とも言うべき作品です。しかし演奏にあたっては、鍵盤楽器で弾けるように書かれていながら楽器指定がなく、また曲順をどうするか、未完フーガを含めるか否かという問題がつきまとう謎に満ちた作品でもあります。楽譜は出版譜の他にいわゆる「ベルリン自筆譜」(Mus. ms. Bach P 200)が残されていて、曲数や曲順、譜面の各所に違いがあります。このアルバムでは自筆譜を採用し、「完成した作品」として演奏することが試みられています。

これぞバッハなる所以の曲である。ブラボー!

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