先日十五夜の名月を一瞬見たがすぐに雨が降り、この時期が秋雨前線が張出し名月を楽しむ事が出来ませんネ・・・・・・・・・
翌日は庭にカマキリがいたので何時ものナンチャッテマクロで撮ってみる。
カマキリの表情も可愛いものである、 今週はシルバーウイークと称して休みが多いが 幸い土日はゆっくりできそうなのでピアノ曲を聴いてみる。
初めて聴くファツィオリ・ピアノの音色って凄く素敵にきこえた!
此れが最初感想でした。拙宅の並以下の装置でも簡単に違いが分かる音です。実に凄い・・・・此れがピアノの音?
やはりピアノの音の素敵さを痛感しました。実に良い響きなんです。
筆者が初めて聴いたとき、此のピアノの音色が随分違って聴こえてので早速調べて見ますと何かフェルトが弦を叩くの音と違い音質はクラブサンに近く音の強弱も豊かに包み込んでくれるようです!
特に突き抜ける高音と豊かな低音に驚きました。ファツィオリ・ピアノ(創始者兼現社長、パオロ・ファツィオリは、家具職人の家に生まれ、ロッシーニ音楽院でピアノを、 ローマ音楽院で作曲を専攻した後、ファツィオリ社を1981年に創業した。
綿密な手作業をふんだんに盛り込み、世界で最も高額なピアノとして知られている。また独立アリコート方式、「第4ペダル」など特殊な設計でも知られる。
現時点で世界最長サイズ(奥行き308センチメートル)のモデルも製作している。)因みに昔筆者の娘が弾いていた、
ヤマハのコンパクトグランドピアノの価格は115万円で(当時は100万を切ったグランドピアノとして意外と音色を良かったが)ファツィオリ・ピアノ一番小さなピアノで約900万するそうです。約10倍の差があるわけです。
オーデイオもそのあたりの違いの差が価格に現れているのかも知れません。
決して価格が音の全てとは言えませんが現在は貨幣価値が世界的に変わらなくなった今
(オーディオ装置を昔我家の嫁が楽器と言っていた事を、思い出します。度重なる引っ越しで全部廃棄してしまった事を後悔しています。)
やはり音の差は日本と世界は未だ相当の開きがあるようです。ヴァイオリンに至っては最高で10億なんですから・・・
ファツィオリ・ピアノによる演奏で、バッハの協奏曲や“イタリア”に関わりのある作品を収録。
ヘルマンのピアニズムは非常に爽やかな印象を与えてくれる。
各音が明瞭かつ豊かな響きを伴って歌い上げられるのだが、とりわけ「イタリア協奏曲」では演奏と作品とが見事に手を取り合っていると思う。
この曲を聴くと音の違いが歴然とします。
Cornelia Herrmann - Bach Italian Concerto BWV 971, 1/3
今回の主題ははバッハは6曲の「フランス組曲」を考えます。
バッハ自身は「クラヴィーアのための組曲」と名付けており、「フランス組曲」なる命名者は判っていない。
おそらく、この組曲が優雅で親しみやすく洗練された音楽になっており、フランス的な感覚が盛りこまれているためにこう呼ばれるようになったものだろう。
作曲年代についてもはっきりしていないが、1722年頃と推定されている。
それは、バッハが最初の妻と死別後、 2度目の妻アンナ・マグダレーナと1721年に結婚し、彼女に最初に贈った曲集「クラヴィーア小曲集」(1722年)に、
このフランス組曲の第1~5番の5曲が含まれているという理由からである。
いずれも数曲の舞曲より構成され、アルマンド、クーラント、サラバンドと続き、最後はジーグで締めくくる。
これら4つの舞曲は、17世紀後半に確立された鍵盤組曲の古典的定型を成す。
バッハは当時の慣習に従い、これらの舞曲がすぐにそれと判るような典型的な音型や語法は、もちろん現代のようなピアノは存在していませんでしたから、(オルガン作品以外の)鍵盤作品を「どの楽器」 で「どのように演奏するか」については、昔からよく議論されるところです。
勿論シフのピアノも素晴らしい演奏ですが
J.S.Bach - French Suites
バッハの時代に バッハの時代に存在していたチェンバロでの演奏を推奨し、ピアノでの演奏を認めない大家もいましたし、私としては、バッハの音楽はどのような楽器で演奏しても揺るがない構造/魅力を持っており、
楽器を限定する必要はないと思いますが、 現代のピアノで演奏する場合には、音楽の魅力を高める方向での演奏の努力は必要だろう、と思っています。
このあたりについて、コルネリアはハンガリーの名演奏家にして名教師のフェレンツ・ラドシュによる7~8年に及ぶ厳しい指導の中から学んだようです。
ラドシュといえば、コチシュ、ラーンキ、シフなど、数々の名ピアニストを育てています。
特にアンドラーシュ・シフは、ピアノでバッハを弾く大家として知られていますから、コルネリアにも同じバッハ演奏の「血」が流れている、と言えるかもしれません。
コルネリア・ヘルマンのバッハ。その演奏からは、センセーショナリズムとは無縁の、誇張のない、自然で温かみのある優雅で豊かな音楽が聞こえてきます。
それは、現代のピアノで弾くバッハ演奏のひとつの答え、とも言えるでしょう。
コルネリア・ヘルマン(ピアノ) Cornelia Herrmann
1985年よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でピアノを学ぶ。
1996年、ドイツのライプツィヒで開催されたJ.S.バッハ国際コンクールで最年少19歳で最高位を獲得。
YouTubeでの配信は3番しかないようですが、ピアノの違いは明らかです。
Cornelia Herrmann: J.S.Bach, French Suite No.3 BWV 814
余談ですがバッハの二番目の奥様に作曲した アンナマグダレーナのためのクラヴィーア小曲集
「アンナ・マグダレーナ・バッハの楽譜帳」には1722年版と1725年版があります。
1725年版の曲集にはバッハ自信による作品の他にもクープラン等さまざまな人の曲がバッハによって編集されています。割と平易で愛らしい曲が多く、バッハの、妻アンナへのおもいやりがうかがえます。
バッハの死後もアンナはこの曲集だけは手放さなかったと言われています。
BACH: Minuet in D Minor, BWV Anh. 132 | Cory Hall, pianist-composer
此れはその一部ですが、子供さんの練習曲としては最適に思います。
アンナマグダレーナについての本があり紹介します。
詳しい事が知りたい方は御覧ください。
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