伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ロシアって国は嫌いだが、亡命したヴィクトリア・ムローヴァを聴いてみた。

2016年07月26日 | バロック音楽・オーディオ一般

本日も朝から小雨が降っています。昨日銀行に行った帰り道に利根川放水路で少し休憩

梅雨空は何処にやら・・・・でも今日は小雨模様、庭先の朝顔は夏だよっと言ってます。

昨日の枯れた朝顔はピンク色に変化しました。

久しぶりにLEICA D SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH.にて撮影確かにこのレンズって視野がせまいのが弱点!

もう一枚沖縄みやげのマンゴの種から発芽しました。順調に育ってます

このレンズはこんな表情撮るには、実に良いLeicaのレンズです。

昨日友人Sがフラリと遊びに来ました、最近の音楽の傾向?等の話題に、それと

RMEの製品ドイツ製のオーディオインターフェイスが実に良いと力説しています。物はこの製品です。

詳しくは次回アップする予定・・・・かなり良いとこは確かです。前に一度聴かせて頂きました。

筆者などはこの世界の機械オンチの為かじっくり検討するべきであろうと思ってます。

朝から仕事で今日は意外と暇してます筆者は、前にも紹介していますが、ヴィクトリア・ムローヴァを

バッハの演奏では定評がありますが 彼女の事を再度紹介させて頂きます。

ヴィクトリア・ムローヴァ(Viktoria Yurievna Mullova, 1959年11月27日 - ) 1959年ロシア生まれのムローヴァは今年 57歳。

若い頃から知っていると愕然とする年とも言えようが、 音楽家としてはこれからいよいよ油が乗ってくる年代とも言えるだろう。

ムローヴァは特にS.J.バッハの演奏が有名ですが、あえて今日はバッハ以外の彼女が奏でる曲を良く聴きます。

 

Viktoria Mullova: Linda Flor (Stradivarius in Rio)

 

ジャンルはクラッシックになるようですが、JAZZだよなぁ。良いよなぁ!

ロシアの巨匠レオニード・コーガンに学び、1980年にシベリウスコンクールで優勝、 1982年にはチャイコフスキーコンクールでも優勝。

そして 1983年、電撃的に米国に亡命した。 若い頃は本当に清楚なお嬢さん風であったが、

その大人しそうなお嬢さんが亡命という冒険的手段に出て西側に移ってきたことも、マスコミの興味を惹いたものだ。

そしてある時期からは、都会的なスタイルを追求してきていると言えるだろう。

もちろん未だに世界第一級のヴァイオリン奏者だが、「ヴァイオリンの女王」とのコピーには少し違和感がある。

その称号は、音の分厚さや堂々たる佇まいによって、アンネ・ゾフィー・ムターに捧げるのがふさわしかろう。

ムローヴァも亡命しなかったらこの様な演奏はしなかったかも知れません。

 

Viktoria Mullova: Tico Tico (Stradivarius in Rio)

 

バロック・バイオリンとモダン・バイオリンの違いは一般のバロック・バイオリンは、高域が酸っぱく、

D線あたりのアルトトーンに人間的な音がするものだが、 ムローヴァではそうした違いはなくモダン・バイオリンに近い音色である。

違いは、ガット弦にあると思うのだが、力強く厚みのある音になっている。

モダン・バイオリンの場合は透き通ったような高域に伸びがある音であった。

そのためハーモニックスと多様する現代曲との相性がよい。

よく問題になるバロック・バイオリンは音が小さいということは、まったくなかったので、

どちらがバロック・バイオリンなのかは、あてるのは難しい。

よくよく聴いていると、差音がよく聴こえるのがバロック・バイオリンかなあ。

ときおり楽譜にないかすかな低音が聴こえてくる。

“ノン・クラシカル”にして、初めて選曲から共演者の剪定まで自ら手掛けた力作。

何故にブラジルだったのか、「大好きだから」。良い意味での手作り感がいっぱいの楽しめるディスクだ。

丁寧な音作り、収録はブラジル、ロンドンのアビーロード・スタジオでのマスタリング。

【亡命演奏家の前と後・・・・・・演奏に違いが如実に】 例えば・・・ソヴィエト連邦共和国がまだあったころ、

その政治体制・社会体制の圧政に苦しめられた音楽家が、 ソヴィエトから亡命するという事は日常茶飯事だった。

いろんな著名な音楽家が他国へ亡命した。 音楽のジャンルに限らず。 今、ちょっと思い出すだけでも、

順不同で、ハイフェッツ、ホロヴィッツ、ロストロポーヴィチ、マイスキー、コンドラシン、ムローヴァ、アシュケナージ等々・・・

思想的にも何もかも規制・自由を奪われた社会から、亡命という非常手段で命をかけて国から逃れる・・・・大変なことだろう。

想像を絶する苦しみ痛みがあることだろう。

そして、自由を手に入れた後の彼らの芸術・・・・その芸術と、

亡命前のあの自由がない時代の状況下での芸術には大きな変化が出るのは当然だろう。

だって、価値観、哲学・・・全然違うわけだから。 その亡命前と亡命後・・・そして今と・・・・

あまり演奏の核心が違わないのがムローヴァじゃあるまいか?

この人の演奏には今もって何か得体の知れない「影」がある。「暗さ」がある。憂いがある。

それは、敢えて彼女が「隠している」のかも知れない。本当はまったく別の人格がある女性なのかも知れないが。

でも、隠し切れるのならば、それが「プロ」だと思う。

 

Viktoria Mullova: Balada De Um Louco (Stradivarius in Rio)

 

どこかのこの人、「人間不信」「社会不信」があるように私は想像している。

あまりニコニコしないし、ステージでも・・・。どちらかといえば「ネクラ」のような表情のほうが多い。

音もそう。でもでも、そこから出てくる音が不思議なんだよなぁ。

その、自分の内面を隠そうとするそのイジラシサに魅力感じるわけである。

 

♪J S バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV 1041 / ムローヴァ(vn),オッターヴィオ・ダントーネ指揮アカデミア・ビザンチナ 2012年

 

そして最後にバッハのヴァイオリン協奏曲を聴く、やはりかなりの説得力があり、安心します。

やはり彼女にはバッハのヴァイオリンが似合うんでしょうかね???

筆者が特に良く聴く曲にムローヴァ&ダントーネ/バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集があります

一般的にはチェンバロとの演奏が多いのですが、

このソナタはヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエルミとの演奏も楽しみです。

その為演奏に厚みが出ていかにもバッハらしい仕上がりになっているようです。

女王ムローヴァのバッハのヴァイオリン・ソナタ集の全集盤!

カティア・ラベックとのコンビによる絶好調のヴィクトリア・ムローヴァ。

レコーディングだけでなく、コンサートでもその好調ぶりは目覚しく、

録音に先だって行われたヨーロッパ・ツアーでは完売が続出したとのこと。

これまでムローヴァはストラディヴァリウスのヴァイオリンを使用してきましたが、

今回新たにイタリアの銘器グァダニーニ(1750年製)を入手。

大盛況のうちに幕を閉じたヨーロッパ・ツアーの直後に収録が行われた今回のバッハは、

ムローヴァにとってグァダニーニを使用した初の録音となります。

1990年代半ばからピリオド奏法の研究を重ねてきたムローヴァは、

新録音でもバロック弓の使用とピリオド奏法を取り入れており、

バロック時代の音楽を徹底的に追求しています。

J.S.バッハ:

・ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 BWV.1014-BWV.1019(全曲)

 録音:20073

どちらかと言えば筆者はこのヴァイオリン・ソナタ集が良く聴きます、ブラボー!



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