伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

SV-501SEの(MT管)前段管を古い日立製作所製の6BM8に交換して、バッハのカンタータをベルナルダ・フィンク(メゾソプラノ)で聴く

2019年12月13日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

60年程前に製造が開始され今も供給されている6BM8は、自作やキットに多く使用されているポピュラーな球である、現在筆者の6BM8の持参する球も10種以上程を収集したが、全体的には国産の評価が高い、特に日本製品が優れている、何故なら当時流行りのテレビジョンの音声の真空管と重宝され、電機メーカーが製作し需要が多くより品質の良い商品を作ったことが製品に反映されたと説明され、特に松下、日立製が優れていると言う、今までは松下が一番と思っていたが、日立は一度聴くべきだと言われ探すが意外と価格も高値で、品薄品で今回デットストック品を見つけ早速購入してみました、勿論外箱は程度は悪いが中身は新品である。

6BM8とその仲間はTV受像器やステレオセットに多く用いられいたが現在も支那、ロシア製品は現在販売中だ、以前日立製作所製の6BM8の新品を購入し松下製品と聴き比べしたが、噂通リ日立製品の音質が勝った。ヒーター電圧が異なるだけで名前が違うものがたくさんあります、このため色々の物の球転がしを楽しんだ。

米国系と欧州系をまとめると6BM8ECL828B8XCL8216APCL8250BM8UCL82で欧州系は最初の一文字がヒータ電圧を示していて分かりやすいです、ECL85ECL865極管部の三結データが無いので最適な負荷が分からないのですが本アンプと同じ設定でも良いと思います。

格好がよく似てますが6BM8とはピン配置が違いますのでご注意下さい、こんなときには以前購入したオーディオ真空管ガイドブックが役立つ。

サンバレー製のSV-501SE、300Bシングルパワーアンプの前段管6BM8に使用しているMT管。日立製品を探し価格表記は意外と高額な価格が付いていことに驚く。ここで大きな特徴は3極管に接続して高電圧をかけられる強力なドライバーとして有効ですのでSV-501SEの前段管にて利用しているのでしょう。

そのため6BM8管の特徴が音に出ているのかもしれない、本アンプは前段の真空管が音質に大きく影響するために法外な価格で購入したTUNGSRAM、Telefunken、SIEMENSも良いが余りにも高額でおすすめは出来ない、音質も日本製が300Bによっては良い場合もある。勿論、前段6BM8(ECL82)を非常に貴重なTelefunken製ビンテージ球(底面にダイヤマークあり)に交換もした事もあるが期待ほどではなかった、ただ音が良いと噂のMullard製とは縁がなく、以前12AU7の球Mullard製を探したがヴィンテージ物は見つからなかった、意外と偽物が多く十分注意が必要でである。

ただある情報誌にSV-501SEアンプにMullard製の6BM8を使い実に良い成果を得たとの報告があり機会があれば確かめて見たいと思う、ただしオリジナルの6BM8のMullard製が見つかれば以前購入のSIEMENS製以上の価格であろう?最近のヴィンテージ物の価格は異常です。

現在持参するTUNGSRAM、SIEMENS等にも交換したが、最近は日立製作所の6BM8が一番相性が良いようです。

このアンプSV-501SEは元N響バイオリン奏者の根津氏をはじめとしてプレーヤーの愛用者も多く、その他のアンプにはない、音楽性豊かな表現をしてくれます。

最近日立製作所製のかなり古いと言われる6BM8管の中古品を4本入手し、足の部分を清掃し交換して聴く、ヒーター部分が違い判別はしやすいが、NEC6BM8管と似ているため注意が必要である。

下写真が日立製の6BM8の新、旧の真空管である。

ヒーター部分の違いが分かるかな?下写真が新しい日立製品です、新しく購入の商品は保存するようにした。

これで日立、松下製品も予備を含め十二分に保存でき、この先球切れも心配ないようである、こと松下製品は逆輸入品も含め在庫は17本もある。

下写真が多分製造が古い日立製の違いカソード部分が違い勿論音質多少も違ったが細かな高音に若干の違いはあるがいずれも安心出来るおとです。

この商品はNEC製品に良く似ているのめ、注意が必要である、カソード部分のカバーがないので判別しやすい。昔普及品のテレビジョウンの球に使用のため、その時代に使用したMT管は種類も多いようである。一般的には東芝、松下は以外と多く見つかる。

中古品のため慣らし運転は電源を入れ温め音出しして23曲聞くうちに馴染んで来ると思い試聴を続ける、やはり馴染みは早い。

MJQのラストコンサートを鳴らし始める、ヴィブラフォンの音は意外とピンキーでテストするには重宝する。YouTube配信を掲載したが、音質に拘るなら、ハイレゾ、CDまたはLPでの視聴をお勧めします、特にLP盤の演奏が良い。

注意して試聴すると以前使用している日立製作所の6BM8管より古いプリ管がトランジットの音は敏感でリアル感が増している。大いに気を良くしてバッハの声楽のカンタータを聴く、今油の乗り切っているベルナルダ・フィンクBWV169を聴く透明度があり朗々と歌うベルナルダ・フィンクのメゾソプラノが心地よい。

ベルナルダ・フィンク - Bernarda Fink (1955-)はアルゼンチンのメゾソプラノ歌手です、聴けば分かるが人の声の響きは特質もので、TANNOYの素晴らしい特に独特な癖のある高音に艶のある声の音が聴ける。

実に美しいメゾソプラノが聴ける、心が洗われるきがする、其のあたりがJ.S.バッハなんです。

スロベニアの共産主義的買収から逃れたスロベニア人の両親にブエノスアイレスで生まれたバーナーダフィンクは、ブエノスアイレスの「コロンテ劇場」で学びました。豪華フライブルク・バロック・オーケストラの管弦楽による、バッハのカンタータ集名人たちによる「濃い」シンフォニア楽章を堪能。

https://www.youtube.com/watch?v=k75eNKnOBSY&feature=emb_title

バロック・アンサンブルの雄、フライブルク・バロック・オーケストラによる、バッハのカンタータ集の登場。1曲目に収められている169番の第1曲シンフォニアは、チェンバロ協奏曲ホ長調( BWV1053 の第1楽章)と同じ音楽。

ソロ・パートはオルガンで演奏され、オルガン・ソロ(ヴォルフガング・ツェラー)の巧さが際立ちます。

3本のオーボエも活躍、フライブルク・バロック・オーケストラの面々の一人ひとりがパワー全開で演奏した実に密度の濃い演奏。

35番も第1曲シンフォニアはオルガン協奏曲。ソロを彩り支えるファゴットの響きも実に豊か、通奏低音旋律の一音一音がふくよかに歌い上げられています。

旋律楽器から通奏低音まで実に生き生きとしており、各パートが実に濃密。実に贅沢なカンタータ集となっています。これらのカンタータはすべて同時期に作曲された、アルト・ソロのためのもの、当時のライプツィヒには優れたカストラートがいたと考えられています。

ヨーロッパで絶大な人気を誇るベルナルダ・フィンクがソロを務めています、声楽家は自分の声を楽器と言うらしいが、60歳前後がこの楽器にあたりが付き出し良い塩梅で鳴るようと言う、今が当たり時ですかね!

現在SV-501SEは室内楽から大オーケストラまで一切のエクスキューズを感じさせること無く楽々と鳴らしてくれます。

現在PSVANE 貴族之声 300B マッチドペア  (70A, Cossor 銀色脚座)に前段管は古い日立製作所の6BM8で聴いて、一度耳にすれば良い音であることがご理解いただけると思います。

特に真空管アンプ交換後は音の厚み(立体的)が増したように思う、エンクロージャーの変更だけでなく、特に日立製作所製の初期の6BM8に変えて其のあたりが若干厚みが増した感じがする。

特にこのアンプで鳴らすTANNOY IIILZは秀逸である、ブラボー!


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