一応自身の好きな傾向は明確だと思うが?好きな演奏家を見つけることには貪欲でありたい、手持ちのタンノイⅢLZが少しでも良く聴こえる音楽を聴きたいのが単純な思いなのかも知れない。
先日と言っても約2週間前にフルテックの銅銀合金導体のオーディオ用USBケーブルのオーディオインターフェイスのケーブルを交換したがやっと本領を発揮し、以前より実に生々しく聴こえるように変化したようで、最近のケーブルでは音質が良くなった製品の一つであろう、しかし一般的なUSBケーブルは◯千円程度だがフルテックの銅銀合金製品は桁が違うこ詳しくはFURUTECH フルテックGT2PRO-B-1.2m [USBケーブル/1.2m A-Bタイプ]と言う。
先日車の中でFMで聴いた指揮者にルドルフ・ルッツ Rudolf Lutz1951年生まれ。が流れていた調べて見るとこの内容が凄かった。バッハ財団管弦楽団、バッハ財団合唱団を率いているようです。バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的即興演奏法、バーゼル音楽院で通奏低音を教える。
1998年から2008年にはチューリッヒ音楽大学で修辞学を指導。リヨン国立高等音楽院にも客演講師として招かれている。ヴィンタートゥール、チューリッヒ、ウィーンで音楽教育を受け、オルガンをジャン=クロード・ツェンダー、アントン・ハイラー、ピアノをクリストフ・リースケ、指揮をカール・エステルライヒャーに師事。
1973年ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会のオルガニストに就任。
1986年よりザンクト・ガレン室内アンサンブルのリーダーを務め、
1986年から2008年にはザンクト・ガレン・バッハ合唱団のリーダーも兼務して活躍。
また、定期的に伴奏ピアニスト、チェンバロ奏者、作曲家としても活躍している。2002年にはオラトリオ「イングリッシュ・クリスマス」を作曲し、ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会で初演し、高い評価を受けた。
2007年秋にはバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒが主催した国際会議「フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディと同時代のヨーロッパ・オルガン文化」に講師、即興演奏で招かれた。2007年と2009年、アンスバッハで開催されている名高いバッハ音楽週間にコンサート、即興演奏で招かれた。
2006年、J.S.バッハ財団の芸術監督に就任し、演奏団体スコラ・セコンダ・プラティカ(アンサンブル&合唱団)を率いて、バッハの合唱作品全曲演奏に取り組んでいる。
筆者が思うは、やはりバッハの音楽を聴き出すと、此のカンタータのような声楽を聴く割合は多くなる、此れはカンタータ等の作品には民衆とともに喜び、悲しみの感情もともに出来る音楽に触れる楽しみかも知れない、一般的にはバッハの音楽には人気の無い音楽とも言えよう、しかし聴けば納得出来る音が響く。
なんと演奏会場は歴史ある「ザンクト・ガレン修道院」は、中世のザンクト・ガレンの歴史と共に生きてきた修道院です。613年、アイルランドから聖ガルスという修道士がこの地を訪れ、川岸に小さな小屋を建て、弟子たちと共にミサなどの活動を行っていました。
ザンクト・ガレン修道院の天井に施されている絵画も素晴らしい作品で美しさにため息が出る。此のような場所で生演奏を聴いてしまったら、他では聴けない体験ができるでしょう。
なんと羨ましい事なんでしょう、意外と身近に生演奏が楽しめる欧州の環境では、オーディオに凝らなくても良い音で良い音楽が手軽に聴けるわけが分かりますね(笑)
聖ガルスが亡くなった後は、聖オトマールが彼の意思を継ぎ、学校を開校。芸術や文学などをヨー口ッパ中ヘ広めていったのです。
現在の「ザンクト・ガレン修道院」は、18世紀に建てられものなので、中世の姿はありませんが、バ口ック構築の大聖堂「ザンクト・ガレン修道院」が持つ、彫刻の豪華さとこの修道院に付属する図書館は、世界を代表する歴史的文化遺産のひとつで、1983年には、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
「ザンクト・ガレン修道院」には、数多くの写本などの蔵書が納めてある図書館が併設してあり、中世期のべネディクト会で中心的な役目を果たし、当時の文献を保持する世界最大級の図書館です。
中でもライヴ録音第20集、マタイ受難曲 BWV.244、ミサ曲ロ短調 BWV.232、特に非常に精度が高く、にもかかわらず現代的な躍動感にも溢れたロ短調ミサは必聴です。
との解説を読むとじっくり聴いてみたくなりますが、今回は筆者には大変馴染みのある曲を聴く。録音条件が良いのか、ライブ感があり自然に部屋に響き渡る音楽に酔いしれます。
特に拙宅のタンノイ(AXIOM80 TANNOY)での響き方が実に良い塩梅に響き渡る、ボリューム少し大きめにして聴くとまるで現場で聴くような錯覚を覚える、又ハーモナイザーのプリ管を英国製BRIMARの13D9に代えて聴いたがホール感が実いい塩梅に聴けた。
『J.S.バッハ:カンタータ集第9集』
【曲目】 1-7. 我らが口を笑いにて満たすべし BWV110
8-14. 神のみにぞわが心を捧げん BWV169
15-20. 神のみわざは善きかな BWV99
J.S. Bach - Cantata BWV 110 Unser Mund sei voll Lachens (J. S. Bach Foundation)
管弦楽組曲第4番の序曲と同じメロディで始まるBWV110のカンタータは、まさにクリスマスの喜びを表現したものであり、ここではさらに見事な合唱が組み込まれた感動的で輝きに満ちた世界が表現されます。
キリストの生誕=クリスマスこそ、苦しみも平安も含めた全ての始まりであるということが実感できる作品です。
第6曲のバスのアリアの輝かしさを経て、最後のコラールでしっとりと締めくくる名作です。このJ.S.バッハ:カンタータ集は大変な滋味深い曲をカンタータにして演奏する、特に筆者のおすすめはBWV1053をカンタータにしたBWV169はお勧めします。
BWV169は三位一体後第18主日用のアルト・ソロカンタータです。この曲のシンフォニアは後にチェンバロ協奏曲第2番に転用されたメロディで、ここではオルガン協奏曲になっています。ルッツの素晴らしいソロにも耳を傾けてください。
BWV 169 - Gott soll allein mein Herze haben: Sinfonia
BWV99は三位一体後第15主日用のカンタータ。冒頭から弦と管が絶妙に絡み、そこに合唱が加わるという何とも厳かで美しい音楽です。
最後のコラールがこれまた感動的なのです。
ゲルリンデ・ザマン(S)…1-7
ユリア・ノイマン(S)…15-20
アレックス・ポッター(A)…1-7
クラウデ・アイヘンベルガー(A)…8-14.15-20
ベルンハルト・ベルヒトールト(T)…1-7
ヨハネス・カレシュケ(T)…15-20
ステファン・マクロード(Bs)…1-7
ファブリス・ハヨス(Bs)
バッハ財団O&cho ルドルフ・ルッツ(指)
録音:2012年12月21日…1-7
2008年9月19日…8-14
2012年9月14日…15-20スイス,トロンゲンエヴァンゲリカル教会
器楽曲もカンタータで聴くと別の満足感が得られます。
バッハの声楽作品すべてを演奏・録音しようという遠大な計画と、聴衆参加のユニークな演奏会のあり方に挑むルッツ。これら3作は、器楽作品からの転用を含んだり、協奏曲風の楽器の絡みや響きの表情の大胆な対比があったりと、カンタータの多彩さのいわばエッセンス。
今回見つけた筆者の新しい宝箱、クリスタルのようなJ.S.バッハの曲を、当分は透明度の高い演奏のルドルフ・ルッツ指揮の
バッハ財団管弦楽団の演奏で楽しめます。ブラボー!
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