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伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

アンナ・マグダレーナ・ヴィルケの音楽帳よりJ.S.バッハの作品を聴く

2017年03月12日 | バロック音楽・オーディオ一般

本日は日曜です、ゆっくり起き朝食兼昼食を終わり本日も釣りにはいけませんでした。

ゆっくり筆者の好きな珈琲豆好きなを挽き淹れる。

最近此の珈琲がお気に入りで良く淹れて飲みます。飲んだあとのサッパリ感が実に爽やかです。

やはり風味があり実に淹れたては上手く、朝の目覚めには最適です。

勿論程よいボリュームで クラブサンの曲を聴く、この様な音はKEFQ300が心地よい。

 皆さんがよく知ってるBWV Anh 114はJ.S.バッハの作品ではないようである、筆者も子供の頃より良く口ずさむ有名な曲

 BWV Anh 114 Bach - Menuet in G Major BWV Anh 114

 20世紀の音楽学者ハンス=ヨハヒム・シュルツェらによって、J.S.バッハよりも7歳年上の作曲家、クリスティアン・ペツォールト(1677-1733)の作品であるとの学説が出され、

こんにちではその説がほぼ定着しています。

筆者も良く知らず調べて見ると、ペツォールトはJ.S.バッハと同時期に、 超一流のオルガン奏者としてその才能を高く評価されていたほか、作曲家としても活躍していたのですが、

現存する作品で有名なのは、J.S.バッハ作とされた2つのメヌエット(BWV.Anh.114とBWV.Anh.115)ぐらいです。

 Minuet in G Major, BWV Anh. 116 (Notebook for Anna Magdalena Bach)

 なぜ、バッハが書いていないのに長いこと「バッハ作」とされたかというと… J.S.バッハの2人目の妻となった、アンナ・マグダレーナ・ヴィルケ(1701-1760)の鍵盤楽器(スピネット)練習用、

もしくは、一家だんらんの際の愛奏曲集として、自作他作を問わずに書き留めていった「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」の中に、この2曲が書き記されていたからです。

事実は、『メヌエット』は、クリスティアン・ペツォールトが作曲した鍵盤楽器のための小品。ト長調(BWV Anh. 114)とト短調(BWV Anh. 115)の2曲があり、演奏会などでは一緒に演奏されることが多い。

 一般的には「バッハのメヌエット」として親しまれている曲だが、これはバッハが2度目の妻アンナ・マクダレーナに贈った「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」に作曲者の名前を伏せて収めたために起こった誤解で、近年音楽学者のハンス=ヨアヒム・シュルツェらによってペツォールトの作であると修正されている。

 ト長調のほうは後にアメリカ合衆国のソングライター、サンディ・リンザー&デニー・ランドルによって「ラヴァーズ・コンチェルト」のタイトルでポピュラー・ソングにもなっている。

この「音楽帳」、他人作の作品でも作曲家名が記入されていないものがあり、J.S.バッハ本人の筆跡によるものも多く含まれたことから、一時期J.S.バッハの作品として扱われたものです。

あくまで、J.S.バッハ本人にとっては、「家庭内限定」の楽譜だったのですが、没後の評価定着の過程において、

「バッハ家の家庭内での音楽生活の貴重な資料」として「音楽帳」を評価するにいたり、この2曲の作曲家不明のメヌエットが「他の人が書いた証拠もないから、恐らくJ.S.バッハ作」として、いつのまにか「バッハのメヌエット」として定着してしまった、

というのが歴史的経緯、ということになろうかと思いますと綴っています。今聴いても確かに練習曲としても素晴らしい曲です。

 特にJ.S.バッハが凄いところは奥さん、子供たちのための練習曲が凄く多い、又練習曲といえど 相当な知識と練習をしなければ人様に惹かせられない、

例えばチェロ・ソナタなども3番まで弾いて突然終了そ 演奏者がこれ以上は難しくて弾けません、笑い話の様な話を聴いたことがあります。

又「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」の中に、この曲集はヨハン・セバスチャン・バッハの2番目の妻に捧げられていることからこのタイトルがついた。

ほとんどがバッハの子供たちの教育用に書かれた曲である。

 J.S. Bach - French suite no. 1 BWV 812 - Bob van Asperen

1722年に書かれた音楽帳を調べて見ると フランス組曲の第1番から第5番。ただし最初の3曲が記入された部分の一部が脱落して、不完全な状態になっている。

第2番と第3番のメヌエットは他と離れて、おそらく後から追加された形で記されている。

Fantasia pro Organo (BWV 573)

Air mit Variationen c-Moll (BWV 991)

Choralvorspiel uber: Jesus meine Zuversicht (BWV 728)

Menuett (BWV 841)

1725年に書かれた音楽帳

1. パルティータ イ短調 BWV.827 作曲 : ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [クラヴィーア曲]

2. パルティータ ホ短調 BWV.830 作曲 : ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [クラヴィーア曲]

3. メヌエット ヘ長調 BWV Anh.113 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

4. メヌエット ト長調 BWV Anh.114 作曲:クリスティアン・ペツォールト [クラヴィーア曲]

5. メヌエット ト短調 BWV Anh.115 作曲:クリスティアン・ペツォールト [クラヴィーア曲]

6. ロンド〈田園詩〉(クラヴサン曲集 第2巻より) 変ロ長調 BWV Anh.183 作曲:フランソワ・クープラン [クラヴィーア曲]

7. メヌエット ト長調 BWV Anh.116 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

8a. ポロネーズa稿 ヘ長調 BWV Anh.117a 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

8b. ポロネーズb稿 ヘ長調 BWV Anh.117b 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

9. メヌエット 変ロ長調 BWV Anh.118 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

10. ポロネーズ 変ロ長調 BWV Anh.119 作曲者不詳 [クラヴィーア曲]

と続きまだ他に沢山の練習曲が伺える。

こうして考えますとJ.S.バッハの曲が楽しめそうです、と同時にクラヴィーア曲としていますが、色々の楽器ので演奏を聴くのも楽しみです。

此の頃の楽譜にはテンポ、強弱の指示が余り克明に明記してないのが特徴とか?

その点、JS.バッハは当時の演奏者からはアドリブが厳しく敬遠されたと聞きます。