桑果

いよいよ春も終わり、初夏の様相を見せ始めた上海です。
外を歩いていればじわっと汗をかくほどで、昨日からもう冬服を着るのをヤメて、背抜きの夏服に切り替えました。
昼食後に果物屋に立ち寄ってみれば、果物も初夏の果物に変わってきていました。
そんな中、目に留まったのがこちら。
桑の実。中国では（日本でも?）桑果と言います。
桑果は子供のころ、田舎の山に行ってグミの実などと共に、しこたま取って食べた記憶がある果物。ラズベリーやブラックベリーをさらに小さくしたような感じで、甘いです。
上海で見つけた桑果は、日本のそれよりだいぶ大降りで、イモムシを思わせるほどの大きさです。形も日本のものはブドウのような形なのだけど、上海のはもっと太めで寸胴な感じ。
中国で店頭に並んでいるのと、日本の取立てのものを比べるのはフェアではないとは思いますが、上海のものは日本のより大味で、酸味も少ない印象でした。
実は、桑果自体は昨年も見つけて買ったのだけど、3日くらい置いた（忘れてた）だけであっという間にカビてしまい、食べられなかったという苦い思い出がありました。
桑果は非常にもろくて手でほんの軽くつまんでも果汁がついてしまうほど。そんなだからものすごく悪くなりやすいのです。
ごく短い期間しか食べられないこのはかない味覚。食べたことがなければ一度くらいいかがでしょう。

21時に仕事を切り上げ、21時半頃からジムに行きました。45分ほど走ってゆっくりストレッチしてふと周りを見てみれば客は自分のみ。急いでシャワーを浴びて帰宅しました。
心地よい疲れによる睡眠はいいものです。