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HongKong Bla-Blog (旧Shanghai-Bla-Blog)

-香港ぶらぶらガイド日記- (旧上海ぶらぶらガイド日記)

魚翅撈飯と上海ラスト・ナイト

2008-07-02 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海に4年近く滞在していたわりに、ふかひれを食べる機会は数えるほどしかありませんでした。
最後の晩餐をふかひれにしようかとも思ったのだけど、最後の夜はゆっくりしたいというコンセプトにあわないため、ふかひれランチにすることにしました。
向かったのは、上海一という方もいる魚翅撈飯です。
店は南京西路のプラザ66と伊勢丹の間にある梅龍鎮の5階。ここのランチではふかひれのセットが188元で食べられるのです。
初めはふかひれだけで味わって、その後にご飯を入れてふかひれ雑炊にして食べます。トロトロとした味わいが美味。
ふかひれ自体はただの春雨みたいなものなんだけど、高級食材ふかひれにあうようなうまみを凝縮したスープを作り出したことを想像し、その過程やこだわりなどに尊さのようなものを覚えます。食べきるのがもったいないような、そして食べきりそうになると少しも残したくないような思い。これもふかひれの魔力なのでしょうか。
魚翅撈飯のふかひれは、私にとってはちょっとトロミがありすぎな印象で、“帰国前に食べるべきシリーズ”に入れることはできなかったものの、ランチ価格でこの味が楽しめるのであれば、週末ランチ・アテンドなどではかなり使える印象でしたね。
★★★★☆(4)
魚翅撈飯
上海市南京西路1168号 中信泰富広場5楼
 Tel: 021-5292-8588
 

上海最後の夜は、ハイアットオンザバンドで過ごすことにしました。本当は和平飯店に泊まりたかったのだけど、改装中なのでしょうがないですね。
東方明珠塔や浦東の夜景が見える部屋は、最終日にふさわしいです。昨日までの部屋をケチケチで過ごしたので、ギャップの大きさがすさまじい。
最終日はこのホテル内でゆっくり過ごしたかったので、最終のディナーは館内でビュッフェを食べることにしました。最後の夕食はどこで食べるだろうと色々考えたのですが、結局は特にチビのためにというのと、食後を考えてのことです。
ハイアットのビュッフェということで、料理はそつなく美味でした。ほぼ開店時間から入ったのだけど、食べ終わる頃には思いのほか混雑していて、ビジネスでかなり利用されている様子が見えました。
 

食後は、外灘の船に乗ってみようということで外へ。実は今まで乗ったことがなかったのです。
すこし小雨の中外に出て歩いてふと後ろを振り返ると、大きな虹が出ていました。最終日にこのような虹を見ることができるとはね。
上海も最後にいいプレゼントを準備してくれているじゃないの!感動しました。
黄浦江の船はいろいろな場所で呼び込んでいるのだけれど、結局時計台の向かい当たりにある、一番大きなブースで発売している88元の船に乗ることにしました。
チケットを買うとバスが来て、バスに乗り込みます。乗ったバスは何とハイアットオンザバンドのすぐ近くの船着場に到着。ずいぶんいい船を選んだものです。

船から見る外灘の夜景は聞いていた話どおりいいものでした。ライトアップした外灘、浦東の夜景が水面に映りこんで、右を見ても左を見ても美しく幻想的でした。
森ビルもかなり完成に近づいているようで、世界一の高さに威厳が感じられました。しかも船だと栓抜き以外の様々な角度から見ることができて、それもナカナカ面白かったです。
やはりこの観光船も観光ルートに入れるべきコースのようでした。
こんな風に、上海最後の夜はふけていったのでした。

結局今日も会社に顔を出してしまいました。
他の方が帰っていく頃から「上海の最後は何を食べる?」などという質問をよくしていたものですが、私の場合は一部は心残りがあるものの、帰国が決まった1ヶ月程度で行くことができたので、最後の料理にはそれほどこだわらずにすみました。
というより、お会いできなかった心残りの方がとても大きかったですね。

帰国前に食べたい店(8) 新彊ウィグルバン麺と羊肉串

2008-07-01 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海残り1ヶ月で食べるべき店第八弾。新彊ウィグル自治区名物の砕肉拌面と羊肉串の店。
上海に数年お住まいの方なら、最低1軒は新彊ウィグル自治区の行きつけの店をお持ちではないでしょうか。
そして、定番の拌面と羊肉串があるのではないかと思います。
私の中での拌面と羊肉串の店は、会社の近くにある新疆怕米尓餐庁です。4年近い上海生活で最低月2回程度食べに行っている定番の店。そもそも浙江中路の近くは新彊人の方が多いので、この付近では東欧系の怪しげな顔と羊料理の店をよく見かけます。
拌面はシルクロードを通ってスパゲティになったという麺。トマトとセロリ(時期によりインゲンとか)そして羊肉が入ったソースがゆでられた麺に和えられています。わずかに辛くて麺を飲む感触が心地よくて一気食いしてしまうほどの美味しさ。
羊肉串は、独特の香辛料により羊の油からチーズにも似たコクのある味わいが滲み出て美味すぎ。
拌面12元に羊肉串2本で6元という、帰国の前々日の夕食に食べる食事としては、チープすぎる印象もありますが、これこそが日本では食べられえない食事ともいえるのではないでしょうか。
食べられて良かったです。
 ★★★★★(5)
 新疆怕米尓餐庁
 上海市浙江中路205号
 Tel: 021-6322-5664

昨日エア便の発送が終わり、午前中は部屋の引渡しでした。
引渡しが終了して、ゆっくり一日過ごす予定も結局引継ぎのための出社となりました。
夕食の拌面を食べた後は南京東路のネオンの下を歩きました。もうこれも見納めだなぁ。

老正興菜館送別会

2008-06-30 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

いよいよエア便の発送の日が来てしまいました。
手荷物と日本でエア便が到着するまでに使う荷物を残してすべて郵送してしまいました。
予想していたより時間が掛かってしまい、午前中いっぱいが作業時間。作業が終了すると部屋の中は引っ越してきたときと同じようにがらんとして、いよいよこの日が来たなという覚悟のような思いとともにもの悲しさを覚えました。時間の関係もあり不動産屋さんへの引渡しは明日ということにしました。
そして、昼から今日泊まるサービスアパートメントに移動。午後から出社となりました。
夜は部内の送別会。
送別会の会場は1862年創業の上海料理の老舗、老正興菜館。
この店は上海料理の老舗の中では、美味しい店でコース料理でもあまり外れた印象がないです。
私の舌は既に上海料理の甘さや調味料に慣れてしまっているけれど、それを差し引いても無難に美味しい上海料理店としてカウントしていいと思いますね。
さて、送別会に話を戻します。
いずれこのときが来ることは予想していたけれど、いざ自分が送別される人間となると寂しさを感じずにはいられませんでした。
最後の思い出なのでなるべく暗くならないようにと心がけ。
と思っていたら、今日の飲みはしょっぱなからものすごいハイテンションで、開始10分後には一気飲みが始まる始末。先が思いやられるながら応戦。
立て続けに一気飲み行列を駆逐しつつ、会の前半にすっかりイイ気分になってしまいました。その後は、もうものすごい盛り上がりで3つの離れたテーブルが一帯になったかのような一体感がありましたね。
もう何杯飲んだか何度トイレに駆け込んだかもう数え切れないほどの人生で最も飲んだ会で本当にサイコーの飲み会だった。
頭は常に冷静で今日の飲み会が楽しくなればなるほど、ここを離れる寂しさが募る飲み会でもありました。
言葉も文化も違うこの土地で、このような仲間に恵まれたことは本当に幸福なことだなぁと噛み締めてました。
また会いに来るよ、みんな。
Bye-bye
★★★★☆(4)
 老正興菜館
 上海市福州路556号
 Tel: 021-6351-5496

当然のごとく送別会の後は華南メンバーを中心にカラオケボックス。ビュッフェの飲み物をがぶ飲みしつつ一次会のアルコールを抜きつつ歌いまくり。今日分かった芸達者もいて残念な思いは募るばかり。

帰国前に食べたい店(7) 茂隆餐庁

2008-06-28 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海残り1ヶ月で食べるべき店第七弾。上海料理の茂隆餐庁
老舗上海料理の茂隆餐庁は、私の中でのベストオブ紅焼肉が食べられる店。これを食べずに上海を離れるわけには行きません。
この店は知る人ぞ知る上海家庭料理の老舗。
このブログ上に何度か出場させましたが、あまり人が来て欲しくないので住所を伏せた店でもあります。店はわずか5つほどのテーブルしかなく、30人程度しか座ることができません。よって、行けばかなりの確立で外で待つことになります。店の前にはBMWやジャガーなども止まり、名店ぶりを見せてくれます。確か日本の雑誌のDanchuとかにも載っていたとかいう話も聞いたことがあります。
メニューはテーブルの透明なカバーの下にあって、その中から注文。
今回は甘い紅焼肉ではなく、青椒入りの紅焼肉尖椒を薦められ言われるがままに注文。その他は葱油腰蛤などテキトーに注文。
紅焼肉尖椒は、箸で取るとタレがねっとりとしてわずかに糸を引くのが見えます。長時間煮込まれているため肉の脂は抜けていて思いのほかさっぱりしています。強烈に美味しくて、白飯に乗っけて紅焼肉丼のように食べると最高に美味しい。最後に食べられて良かったです。
その他も、先日食べた上海家庭料理と似た味付けでどれも美味です。
ぶっきらぼうな上海人的店員も、甘い上海料理の味付けも、わずかに感じる排他的雰囲気も、古きよき雰囲気を醸しだしていてどれもが“上海”を感じさせてくれるもの。
この変わらなさがこの店の持ち味です。またこの古き良き上海に来たいですね。
一応公開しますが、観光客を含めて日本人増えないで欲しいので、あまり広めないでくださいね。
 茂隆餐庁
 上海市进賢路134号(×茂名路)
 Tel: 021-6256-XXXX

 

帰りには紅宝石のショートケーキを。私的には上海のベストオブケーキはこれ。このコストパフォーマンスの高さは他に代えがたいし、それを度外視してもかなり美味。
夜はkurous aさんご夫婦とちょっこさんご夫婦と照ノ谷でディナー。親方にもご挨拶せずに帰るわけにはいきません。今日は既に夏の味覚の鱧しゃぶが始まっていて、堪能させていただきました。
お二方より、上海のアイコンがぎゅっと詰まったWedgewoodの上海限定のお皿を頂きました。こんなのがあるなんてぜんぜん知りませんでした。
本当にありがとうございました。お二人の情報、そしてお二人にお会いしたおかげで上海生活が楽しくなりました。
またお会いしましょう。

帰国前に食べたい店(6) 富臨軒

2008-06-27 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

今日は、出向者+経理の飲み会ということで富臨軒へ。
メシ食いに行っている噂は社内にも広がっていて、希望を聞かれたので帰国前に食べたい店シリーズのひとつとして富臨軒を希望させていただいたのでした。
しかし今日当日になってまだ予約を取っていないことが判明。なんじゃそりゃ、今日は金曜ですよ。そんなことで今日は香港新世界大厦ではなくて、ちょっと西にある無限度広場ビルにある富臨軒になってしまいました。
同じ名前の富臨軒でも香港新世界の方は広東料理で、この店は潮州料理とわずかに違う料理がでてきます。
結果から言うと、広東料理の方の光る料理がいくつもある印象からは程遠い、それほど美味しいとはいえない料理が並びました。あちゃー最後にこれか。。。
ということで、店が同じ名前でも違う料理があるとか、チェーン店でも店舗によって味が違うという話を聞いたことがあったのですが、それが最後になって経験できた感じ。ま~しょうがないよね。
ただ、香港新世界大厦の富臨軒は間違いなく、帰国前に食べるべき店です。
さてそんな話とは関係なく、送別会の方はたくさんの皆とあらためて話をする場となり、非常に感慨深いものでした。いい人が集まっていて色々助けてもらった思い出や、一緒にがんばった思い出が蘇りました。
感慨深くありつつもやはり飲まされる量はハンパじゃないわけで、そちらはかなりヒドイく、かつイイ感じになってしまいました。
 ★★☆☆☆(2)・・・ ×
 富臨軒(潮州料理)
 上海市淮海中路138号無限度広場3楼
 Tel: 021-6375-6577

 ★★★★★(5)・・・ ○
 富臨軒(広東料理)
 上海市淮海中路300号香港新世界大厦二楼
 Tel: 021-6372-1777

終了後はマッサージへ。自分で言うのもなんですが、この辺も自分らしい展開でした。カラオケはキライなので。

Paulaner Bräuhaus Shanghai @ Binjiang

2008-06-26 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

今日はPさんとLさんに誘ってもらい、3人で飲みに行くことになりました。
送別会の合間のぽっかりと空いたのがわかったのは、前日の夜のことだったのですが、2人ともあわせてくれたのでした。
行き先が不明のまま誘われるがままに到着したのは陸家嘴の駅。そのまま外灘方面へ歩いていって、到着したのは黄浦江沿いにあるPaulaner Brauhausでした。
Paulaner Brauhausといえば、先日上海を去る前に食べたい店でも紹介した店。おお、イイ店じゃんネェ!
Paulaner Brauhausが外灘にあることは知っていたものの、汾陽路にばかり行っていたのでこの店に来るのは今回が初めてのことでした。
外灘店にはテラス席もあり、川からの夜風が気持ちいいです。店内は汾陽路にも通ずる雰囲気の良さでした。
場所柄もあり、仕事帰りの欧米系オフィスで働く方々が大終結していて、独特の雰囲気が流れていました。既に汾陽路のときにも書いたとおりビールも食事もレベルは高いと思います。
今日は早めに到着できたので、Happy hourに間に合いビールは半額。1リットルの黒ビールをグビグビと頂きました。前回のランチでは食べつくせなかったソーセージのプレートも注文して、お腹も気持ちもイイ感じになってしまいました。
そんなんで思い出話から今後の話まで、上海でこうした部下・上司の関係を超えた関係が築けたことは大きな喜びでした。
また会いましょう。
 ★★★★★(5)
 Paulaner Bräuhaus Shanghai @ Binjiang(上海宝莱纳餐厅滨江店)
 上海市浦东大道濱江風光亭
 Tel: 021-6888-9395

別れの後はひとり外灘を散歩。

この風景も今日が最後になるのかなぁ。

帰国前に食べたい店(6) 鼎泰豐

2008-06-24 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海残り1ヶ月で食べるべき店第六弾。小龍包の鼎泰豐。
上海で食べるべき店として、やっぱり鼎泰豐は外せないでしょう。
小龍包は上海の名物料理だけど上海の小龍包なら南翔饅頭店だろー、鼎泰豐なら台北じゃないの?などという方もいらっしゃるかもしれません。
独断で南翔饅頭店は上海の観光地の食べものというの私の結論です。
南翔饅頭店は豚の脂の味がしっかりと感じられるこってり味の小龍包。鼎泰豐はさっぱり味という分類。
南翔饅頭店の小龍包はコクがあるともいえるのですが、私はどうしてもこの豚の味の強さが気になってしまいます。好みもあろうかと思いますが。
しかも最近の豚肉価格の急騰もあってか、以前より豚臭さが以前よりも増した印象。この辺で、観光以外でわざわざ行かなくていい店かなと思ってしまうのです。そもそも駐在員の夕食のためだけで豫園に行くって発想もナカナカないですけどね。
つうことで、小龍包食べるなら鼎泰豐。
鼎泰豐へは、日曜夜にFさんご一家とご一緒させていただきました。というか例によって無理やり指定させていただきました。スミマセン。
しかも注文も完全に任せていただいてしまいました。
黄瓜に四川泡菜、鮮肉小龍包、蟹肉小龍包、海老蒸餃子、スープは鶏の方が無難ですが、牛筋スープの方が好き。そして小豆餡の小龍包などなど。
どれもこれも相変わらずの美味しさでした。満足。
次にこの味に会えるのはいつの日か。つうか台北にも行きたいなぁ。
Fさんご一家とは日本でも比較的近いのでお会いできるでしょうかね。今後ともよろしくお願いします。

朝になると肌寒くなりました。夜が蒸すだけに風邪ひきそうで怖いです。
今日は残業により休肝日。いよいよ上海での業務もラストスパートです。

帰国前に食べたい店(5) 翡翠酒家

2008-06-23 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海残り1ヶ月で食べるべき店第五弾。翡翠酒家です。
ここに来てやっと中華の店が登場。中華の店は紆余曲折を経て現在はこの店におちついています。
中国に来た頃は、まず中国独特の調味料に慣れて味の標準というものができあがるまでしばらく掛かりました。そして上海料理、杭州料理、四川料理、湖南料理、寧波料理など、地域ならではの料理が分かるようになり、店による味の差というのも分かるようになりました。
そうなれば、メニューを見ればそれなりにアタリハズレが分かるようになってきて、注文するのにミスが減ってきたという感じで進化してきました。
まぁこのアタリハズレ観念は良し悪しで、チャレンジ精神がなくなってどの店にいっても同じような料理を頼むようになるという弊害はありますが。
さて、今日はとなりのS氏をはじめとする5名で翡翠酒家へ。食べたい店を着々と消化させていただいています。
翡翠酒家は広東料理の店です。
結局は私の中の中華の美味しい店、というのは広東料理に落ち着いてしまうようです。
広東料理は海鮮も豊富。味付けも薄味ながら干し貝柱等の乾物の味わいが随所にプラスされていて、中華の奥深さを感じさせてくれます。
上海料理も嫌いではないですが、魚介の点が川魚なのと、独特の甘さが堪能できる料理は紅焼肉以外にはそれほど多くない気がします。
まずは冷菜。広東・香港料理の店ではチャーシュー系の“脆皮~”とか“蜜汁~”とかの名前の冷菜は絶対美味なので絶対に頼むべき。
その他、今回は写真に載っている名物料理を中心に注文しましたが、どれもさっぱりとしながらコクとうまみが感じられて堪能させてもらいました。
締めにはもちろん、汁あり坦々麺は欠かさず注文。ぐりぐりとかき混ぜると沈殿したピーナッツペーストが麺に絡みつきます。ピーナッツのこってり味と薄めのスープ、そして唐辛子の辛さが美味しくてぐいぐいと麺を飲み込んでしまいます。
あ~もうしばらくこの味はお預けだなぁ。
この店のネックは閉店が早い(ラストオーダー21:30)ことと、食べ終わってからのタクシーが捕まりづらいこと。お早めにどうぞ。
 ★★★★★(5)
 翡翠酒家
 上海市淮海中路300号香港新世界大厦B110室
 Tel: 021-6335-4188

雨が降り続いていたせいか、雨のあがった夜は思いのほかタクシーがたくさん走ってました。懸念していたタクシー待ちなく一安心。
しかし、毎晩のこの寝苦しさは何なんだ?高不快指数の上海。いつまで続くことやら。

帰国前に食べたい店(4) 本家

2008-06-21 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

上海残り1ヶ月で食べるべき店第四弾。韓国焼肉の本家
韓国料理がオバルタンに続きランクイン。そもそも日本で韓国焼肉というものを食べる機会がほとんどなかったということが大きいのかもしれません。
オバルタンが丸ごとの丸腸と丸ごとのミノを食べるための店というのに比べると、本家は韓国焼肉とその他全般が美味しい店。私の中では、韓国焼肉の店では上海ナンバーワンだと思っています。
店に入るとテーブルには、たくさんの野菜がテーブルに置いてあります。
サンチュにエゴマ、白菜に春菊、空芯菜、わけぎ、大根、ニンジン、青椒などなど、肉を巻いてもよしそのまま味噌をつけて食べてもよしで、肉を食べる店でこれだけの無料の瑞々しい野菜が置いてあるのは嬉しいものです。
味つきの骨付きのカルビにプルコギ、サムギョプサル(豚の三枚肉)をこの野菜に巻いて、白米をかっ込みながら頂きました。超ウマイ。
そして、この店のチヂミは今まで食べた中で一番好きな味わい。唐辛子で薄赤く色づいた生地の中にはイカやニラをはじめとする具が入っていてコクがありペロッと食べられます。
お腹に余裕があれば、韓国のおふくろの味、日本で言う味噌汁といえるテンジャンチゲも美味です。それに無料で出てくるサイドメニューの水キムチはかなり好き。後をひく酸味でぐいぐいといってしまいます。
と、どれもこれも美味しく満足なお店です。
夜はいっぱいで予約が取れないことが多いですが、店で待っても回転が早いので結構早めに座れたりします。
 ★★★★★(5)
 本家
 上海市呉中路1339号
 Tel: 021-5118-2777

今日は船便引越し前日とあり、朝から家の中で引きこもりな一日。
しかし夕方になり、チビは外に出たいストレス限界で買い物がてら家の近くを散歩。その後マンションの敷地内で砂遊びをしている中国のコドモと意気投合(?)して一緒に砂遊び、泥遊び。1時間半くらい一日分遊びまわっていました。閉じ込めててゴメンよー。

仁清

2008-06-19 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

木曜日
今日はK氏と仁清で。
曇り空に雨がぱらつく天気のせいで、タクシーを待つもまったく来る気配ナシ。待ち合わせの時間が迫っていたので、バイクのタクシー(2ケツ)に乗って向かうことにしました。上海生活が長くともこの保障もへったくれもないバイクに乗ることはずっとなかったのですが帰国前ということもありチャレンジしてみたのでした。
価格交渉の後、ヘルメットを渡されてカバンを抱えて後ろのシートへ。
どうなることか不安だったのですが、非力な125ccのエンジンは大した加速を見せず、トトトトと発進。夜風に吹かれつつ気持ちよく到着できました。またバイク乗りたくなってしまったな。リターンライダーの道は険しいですが。
そうして仁清へ到着。
日記を読み直してみたら仁清という店も、詳しい紹介から漏れている店でした。
この店は私の中では、接待で使う和食のコース料理の店というイメージが強いですね。
淮海路の一本裏の南昌路×茂名路という上海の中心部(この表現は人によって印象が違うかも)にある数少ない使える店のひとつ。
入口から入って2階への階段を上がっていくと、スポット照明の薄暗い店内が広がります。
今回もコース料理で。
和食の創作料理なのですが、創作しすぎることなくイイ塩梅で止めているところに好感が持てます。
前菜から揚げもの、焼き魚、たこの煮物、鴨とオレンジにワインソース、そしてデザートと続くのですが、ええっ!と驚くことは少ないけれどどれも美味しくてセンスの良さを感じさせてくれました。
個室も多くて服務員の対応もきっちりとしているので、安心して接待などにも使えると思います。
 ★★★★☆(4)
 仁清
 上海市南昌路125号(南昌路×瑞金二路)
 Tel: 021-6471-2288

終了後は誘われるがまま久々に日東のマッサージへ。高いながら相変わらず品質が安定してました。

GRAND CAFE

2008-06-16 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

今週も夜のスケジュールは着々と埋まりつつあります。
月曜の今日は、上海に来たころから一緒に仕事をさせていただいていたSさんにお誘い頂きました。
お店は金茂(グランドハイアット)54階のビュッフェです。
金茂に食べに行くのは初めてのことで、喜び勇んでタクシーを走らせました。
夜の金茂は下からのライトアップで相変わらず威厳のあるたたずまい。エレベーターでロビーのある54階に向かいます。
静かなロビーの少し先にビュッフェの店、Grand Cafeがありました。
恐らくは、ホテルの朝食ビュッフェの場所であり、話に聞いていたランチでのケーキビュッフェと同じ場所だと思いますが、曇り空ながら眼下に見える夜景は美しく見事なものでした。
前菜の辺りでは、生ハムやスモークサーモンなどがずらり。中央の氷の上には、生牡蠣、ホタテ、ムール貝、蟹などが並んでいました。
どれも新鮮で、生臭さなどまったくなしで、つるつると生牡蠣を。蟹も冷凍でも身の味がそれほど薄まっておらずナカナカ美味しかったですね。
主食の方でも、洋食の方ではローストビーフ、ローストポークを目の前で切ってたり、パスタや魚が。中華の方ではおなじみの炒め物などや蒸篭などが並んでいました。(中華の方あまり見てない)
もちろんいつも出張で食べるようなシロモノとは一線を画す美味しさでございました。
そして、昼間のケーキビュッフェよろしくケーキもよりどりみどり。眼が食べる気満々で別腹機能が働き、こちらでも美味しくたっぷりと頂いてしまいました。
と、そもそも金茂にこんなビュッフェがあったのも知りませんでしたが、ここまで気軽で美味しく頂ける店だとも思いませんでした。食べるものはだいぶ選り好みしましたけど。
値段についてはノーチェックで恐縮ですが、気軽に贅沢気分な店としてはかなりイイ感じだと思います。(たぶん300~400元くらいかと)
このタイミングでなんですが、上海駐在者なら雰囲気的に一度は行っておいたほうがイイ店に入るかも。
さて、Sさんとは、もう4年のおつき合い。これだけつき合いが長いにもかかわらず、仕事上は常に一定の緊張感を保たれていて尊敬できる方。
話は来たばかりの頃の昔話から近況の子育ての話まで絶えませんでした。これからもお付き合いを続けていきたいものです。
 ★★★★★(5)
 GRAND CAFE
 上海市世紀大道88号金茂大厦54楼
 Tel: 021-5047-1234 ex8778

帰国前に食べたい店(3) Paulaner Brauhaus Shanghai

2008-06-14 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
上海残り1ヶ月で食べるべき店第三弾。ドイツビールのPaulaner Brauhaus Shanghai at Fen Yang Road
この店の良いところは、まずはビールが美味しいこと、ウィンナーの美味しいこと、雰囲気が良いこと、そしてコドモに対してやさしい店であること。
ビールは黒ビール・白ビール・黄ビールの3種類用意されていて、どれも苦さが少なくてイイ香りがします。自然で適度な炭酸と澄んでないところが、酵母ががんばってビールを作りだしていることを感じます。
本格的なウィンナーは、しっかりとした肉汁がほとばしって美味しいのは言うまでもありません。
そして、この店は月曜から土曜までランチをやっていて、大体70元くらいでランチを楽しめます。その上、土曜はコドモのためのイベントを開催して、コドモのためのビュッフェが無料。キッズスペースも充実しているので、大人は昼間からビール、子供はさまざまな国籍の子供と遊ばせておけばよいという、小学校入学前のお子さんをお持ちなら非常に魅力的な空間が広がっています。
日曜のビュッフェ11時から4時まで開催していて、値段は前回より値上がりして238元ですが、75元のビールがついて充実のビュッフェ内容、そして上記のキッズスペースがあるので、こちらも満足できると思います。
店の雰囲気は、週末昼は上記のようなコドモのための空間。夜は生演奏の雰囲気のあるビアガーデンということで、まったく違った顔を持つのですがどちらも好きな店です。
 ★★★★★(5)
 Paulaner Brauhaus Shanghai at Fen Yang Road(上海宝莱納餐庁)
 上海市汾陽路150号
 Tel: 021-6474-5700

Paulaner BrauhausへはR天地さんご家族と。4人家族になってまたお会いできるのを楽しみにしています。
週末は雨予報で全滅かと思いきや、蒸し暑い曇りの一日でした。

天手古舞

2008-06-13 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

ちょい前ですが、鉄鍋餃子の天手古舞に行きました。
こちらの店もずいぶん前からあったながら行かずにいた店でした。そもそも餃子は家で作ったほうが美味しいですし、上海に来てからというものは餃子の皮も家で自作するようになっていて、外食しようという気にならなかったのです。
餃子というのも、カレーや鰻同様に自分の中の標準が出来てしまうと他の味を受け入れづらくなる食品のひとつかもしれません。
店に到着すると早い時間なのに時間予想の盛況ぶりで、少し待つことになりましたが、程なくして案内してもらい一安心です。
まずは定番の脆皮餃子やスタミナ餃子等を注文。九州風の小さな餃子は皮がパリパリ。餃子と共にビールを流し込み次々と箸が進んでしまいます。
そして、JINO氏がこの店に通い詰めたというイチオシのモツ鍋を追加。
ニラを積み上げられたモツ鍋は見た目にもこってりとしていてイイ感じ。大きめにぶつ切りにされたモツはフルフルとした食感で、甘い脂がこってりと染み出してきて美味でした。
次々と箸が伸びさらにモツと野菜を追加投入。JINO氏曰く、「モツ鍋はモツを追加してはじめてホントの味が楽しめる」(あれ、ちょいと違うような・・詳細は後に修正)とのこと。またしばらく箸を進めてから、ちゃんぽん麺を投入。
スープにはモツのうまみが溶け出しており文句なしのウマさ。これに小麦っぽさのあるちゃんぽん麺がからんで、絶妙の美味しさを見せてくれました。普通のラーメンだったらこの感動はなかったなぁ。
もつ匠から始まり、橙屋、そしてこちら天手古舞。一口にモツ鍋といえどもいろいろな味と組み合わせがあるものですね。でもやっぱり私はこういった辛味のあるこってり系モツ鍋が好きみたいです。
 ★★★★☆(4)
 天手古舞
 上海市巨鹿路242号(巨鹿路×瑞金路)
 Tel: 021-5228-0650

朝から奉賢>青浦と5件の訪問ずくしの一日。外食続きだったので残業の後、久々の家メシとしました。
なぜかYahoo Japanにアクセスできない状況。何かあったんかな?

帰国前に食べたい店(2) 偶巴尓壜(オバルタン)

2008-06-12 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
上海残り1ヶ月で食べるべき店第二弾。韓国焼肉のオバルタン
年齢があがるにしたがって、内臓系の味と歯ごたえを楽しめるようになってきました。
上海で、内臓系を食べるときに思いつく店がこのオバルタンです。
この店で食べるべきメニューは丸ごとの腸(丸腸)と丸ごとのミノ。
ソーセージのようにも見える腸を丸ごと網の上に載せると、大量の煙が立ち込めて網の上に設置された排気口にぐんぐんと煙が吸い取られていきます。しばらく煙を吸わせていくと、腸は少しずつ小さくなっていき脂がにじみ出てきます。
それをハサミでぱちぱちと輪切りにしていってもらうと、腸の中から脂が滴りはじめて炎をあげてきます。
そうなったところで、取り分けられた腸。口に入れると口の中には肉の脂では味わえないような甘い脂が広がります。ウマイ。
ミノも丸ごと網の上に載せられて、じゅうじゅうと煙を上げていきながら少しずつ小さくなっていき、切れ目が広がっていくのが見えます。
ハサミでひとくち大に切り分けられたミノも、心地よい歯ごたえとミノ独特の味を楽しめて、しかもしっかりと噛み切ることができます。
どちらもビールにあって美味しいです。
その他の肉メニューも美味しいし、サイドメニューも美味しいです。
 ★★★★★(5)
 偶巴尓壜(オバルタン)
 上海市宛平南路404号(×斜土路)
 Tel: 021-5424-5270

オバルタンへはU氏とS氏の同事業部組で。レストランの引継ぎはどこまでいけるでしょうか。

帰国前に食べたい店(1) Da Marco

2008-06-10 23:59:59 | シャンハイグルメ ★4~5
 

いよいよ帰国まで1ヶ月を切り、上海生活の総決算の時期になってきました。
よって、このブログらしく上海残り1ヶ月で食べるべき店を取り上げて行きたいと思います。
今日はLさんとサシ飲み。
今回行ったのは、上海ナンバーワンイタリアンの呼び声も高いDa Marcoです。
日本も含めて、雰囲気・味ともにこの店に匹敵する店はあまり知らないです。私的には静かな店で上品にカチカチと食べるより、ガヤガヤと楽しい話をしながら大笑いして、時に大胆に手を使って食べるくらいの店の方が好き。
Da Marcoの店内は、ガヤガヤして少し大きな声でしゃべらなければならないのだけど、皆が美味しいものを食べるぞという雰囲気があふれていてとてもイイ感じなのです。
7時ごろはまだ空席が目立つ店内も、8時を過ぎると満席状態で入口にはシャンパンを飲みながら待つ人の姿が見えました。
何か本当に毎回同じで芸がないのですが今回も生ハムのピザを注文してしまいました。何度食っても美味しいです。
今回はリゾットを頼みたいところをぐっと我慢して、ニョッキを注文。ニョッキはほうれん草の緑がキレイなシンプルなもの。ブルーチーズが利いていて、一瞬そのニオイにひるみましたが一口食べると口の中にコクが広がって美味でした。どちらもワインに合う塩気のある味わいです。
サシ飲みだけに、食べられる種類が少ないのが残念でしたが、やはり納得の美味しさでした。
 ★★★★★(5)
 Da Marco
 上海市長寧区東渚安浜路103号 維景酒店公寓1F(×鎮寧路)
 Tel: 021-6210-4495

上海も梅雨入りしたようです。雨はイヤだなぁ。
連休中から会社のPCのご機嫌が悪く、今日も朝っぱから青い画面と対面してリカバリな一日。主人のためにもう少しだけがんばっておくれ。