月曜の朝、オークランドに到着しました。時差は日本+4時間の分、時計の針を進めます。
心配していたがきんちょは思いのほかイイ子でいてくれて、激しい泣きを一度も見せずに到着することができました。上空では愛敬を振りまきながらニコニコと通路を闊歩。皆さん良い方ばかりであやしてくれたりして非常に助かりました。
無事到着の勝因としては、
・バシネット付の席の周りには、赤ん坊が集まっていて気兼ねせずにすんだ
・3人席を2人で使えた上、バシネット付の席の前には空間があって、広く使えた
・乗客に日本人が比較的少なくて、子供に対する理解があった
・がきんちょががんばった
こんなところでしょうか。3点目って最近つとに気になるのですが、子育てを経験しただろう日本人中年男性の態度の悪さに驚きます・・・などという話はまた改めて。
というわけで、オークランドにてニュージーランド入国。そしてその1時間後にはクライストチャーチに向けて再びフライト。
クライストチャーチの空港でS夫婦と無事合流することができました。
合流後、荷物を家に置かせてもらって、クライストチャーチ中心部へ。クライストチャーチの町並みはヨーロッパを思わせる(行ったことないけど)低めの上品な建物が立ち並びます。
ランチはおススメの店TROCADERO BAKERYで、ニュージーランド料理のチキンパイ。ポテトのもったりとした味わいと、パイのさくさく感が合わさって美味。これからを期待させてくれます。
その後、デカポ湖に向けて出発。デカポ湖までは時間程度の道のりです。
街中では上品な建物と緑が目立つ美しい街並みで、街を出れば一面に草原と牧場が広がるイメージどおりのニュージーランド的な風景が広がります。
途中、チーズとアイスクリームのお店で自然の味わいのアイスクリーム休憩。濃厚でうまい。
左右に羊・牛・ラマの放牧風景や牧草地を見つつ、どこまでも信号のない一本道をひた走ります。走っていると風景はそれほど大きく変わらなく慣れてしまうのですが、上海のビル地帯に慣れている自分が、このような回り一面の自然に囲まれているという状況に慣れるためにも、この変わらない広大な自然の風景は新鮮で貴重な時間でした。
そして3時間ほど車を走らせて、白みがかった青いテカポ湖が見えてきます。
テカポ湖畔にある貸し別荘にチェックインして、テカポの観光地の一つである善き羊飼いの教会に向かいます。この時間で既に夜の7時を過ぎようという時間なのですが、この地ではまだ太陽は高い位置にあり、イメージ的には夏の4時くらいかな?という明るさと西日の強さでした。本当に日が長い。
夕食はテカポ湖畔にある湖畔という名の日本料理。この店のサーモン丼は絶品で、サーモンの大きさも脂の乗りもばっちり。サーモンの2段目はヅケになっていました。とても美味しいサーモンでした。
帰って貸し別荘に帰り、空を見上げてみると天井の窓から南十字星が見えました。
この別荘では南十字星を見るための窓が、リビング、ベッドルーム、ゲストルームに設置されていました。星のために建物を設計するという発想がすばらしすぎる。
外に出てみると、見たこともないような数の星が輝き、南十字星はもちろん、ぼやっと白く天の川まで見えました。
そんな、一日とは思えないほどの密度の濃い到着初日でした。