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HongKong Bla-Blog (旧Shanghai-Bla-Blog)

-香港ぶらぶらガイド日記- (旧上海ぶらぶらガイド日記)

上海アテンド(10) 総括

2008-04-17 23:59:59 | シャンハイカンコウ
ずいぶんと途中に横やりが入りましたが、上海アテンド編はこれで終わりです。
今回の条件として、子供がいることと人数があること、雑技を見ることなどを条件として入れてあるので、オトナ用のアテンドとは若干異なりますが、ある程度共通化できる部分があると思います。
やはり上海に来ているなら雑技は多少無理してでも一度は見る価値のあるイベントだと思います。
雑技を入れてしまうことで、閉店時間の早い美味しい店での夕食を犠牲にしますが、当然ある程度遅くまでやっている店もあるので、大人だけの観光なら雑技の後に夕食というのも全然問題ないと思います。その場合は遅めの昼食と間食でカバーすればお腹はもたせられるかと。
今回の行き先を決めるときにまた感じたことは、上海は万人受けするような観光地がそれほど多くないことに気づきます。
よって、「上海観光したい」と上海に来るより、「上海でXXXがしたい、見たい」という具体的な目的を持って来られる方が、より充実した上海観光が出来ると思いますね。
例えば「東京観光行きたい」と言われて、その人が求めているものが果たして浅草かお台場か六本木か皇居か、はたまた秋葉原なのかって分からないのと同じような感じかな。
まぁ、そんな中で相手の好きそうな場所を選ぶところにアテンドの醍醐味があるわけです。ちょいと無理があったけれど喜んでもらえたんかなぁ。
さてこんな感じの上海アテンド。皆様にも少しでもご参考になればと思います。

運動不足なので、一駅前で電車を降りて歩いてみました。それほど遠くなくてイケそうな感じ。
日記をアップしようかと思っていたら、不覚にもソファで寝てしまいました。
つけっぱなしのテレビが放送停止で発するビープ音で目覚め、時計を見れば4時。しまった・・・。風邪をひかなかったのだけがせめてもの救いでした。

上海アテンド(9) 雑技とマッサージ

2008-04-15 23:26:03 | シャンハイカンコウ
間があいてしまって何やらわけが分からなくなってしまってますが、アテンド編の続きです。続けてみたい方はカテゴリーのシャンハイカンコウを選んでください。
さて、鴨王の後は、ポートマンで雑技です。
雑技のチケットは、劇場前でも買うことができますができれば前売りの券を買うと安く見ることが出来ます。
チケットはフリーペーパーやらに乗っているところとか、旅行会社さんなどで手配可能だと思います。今回はフリーペーパーに載っているところにしてみたのですが、ポートマンのホテル前で待ち合わせて、一緒に劇場の入り口まで案内してくれるので、問題ありませんでした。今回の彼は個人で貿易会社をやっている副業でやっているよう。劇場によっては郵送などもしているとのことでした。
雑技の後は子供たちは帰宅で、大人はマッサージへ。
朝から動き回りもうそれなりに遅いので、マッサージは住んでいる場所や宿泊している場所に近いところがいいのではないでしょうか。古北か、市中心であれば大沽路のマッサージストリート(?)でしょうか。
古北のマッサージ店は、ほかの地域と比べて同じチェーン店でも価格がこなれていて、品質も悪くないのでオススメ。大沽路にも古北ほどではないですが、イイ店が集まっています。
どちらもマッサージ店が集まっているので価格や品質の競争もあるし、もし満室だったりしても次がすぐに探せるので良いと思います。間違っても値段だけいっちょまえの南京東路の方には行かない方が良いと思うな。
このときには、日曜の夜で部屋は満室。10分程度で入れたので良かったのですが、できれば予約した方がいいかもしれません。
また、雑技の後の選択肢としては、南京路を東に向かって外灘の夜景を見たり、南京東路の夜景+第一食品でお土産を見たりしてもいいんじゃないでしょうか。

昼ごろからあいにくの雨。雨の中交通大学へ。
雨は夜になりかなり激しさを増してきました。入園式に降らなくて良かったです。

上海アテンド(8) 鴨王

2008-04-09 23:59:59 | シャンハイカンコウ
間があきましたが、またもや上海観光に話を戻します。
家で一休みをして5時を過ぎてから、夕食のために再び外出です。
今回の雑技がポートマンなので近いところ、かつ子供がいても大丈夫そうな店内、そして、中国らしい食べ物ということで今回は北京ダックにすることにしました。
北京ダックといえば、全聚徳の方が有名ですが、週末の夕方の時間帯に2台のタクシーを確保するのが難しかろう、ということでポートマンの裏手にある鴨王にしたという感じ。
そんなんでまだお客さんもまばらな17時半頃に入店。夕食の開始です。
鴨を一匹と共に、なるべく日本人好みであろう冷菜から炒め物、焼き物などを注文しました。
注文後、次々と炭火で焼き上げられていく鴨は、子供の目にも新鮮なようで、窯の前へ皆で見学。焼き上げられた鴨は、お知りの部分をパチリとハサミで切られ、中の汁を滴り落としてから客のテーブルへ持っていかれます。
ほかのメニューをつまんでいると、いよいよ我々の前にもこんがりと焼き上げられた鴨が登場。
いつもながらの切れ味の良い包丁で手際よく切り分けられていきます。
味の方は概ね好評だったので、こちらでも一安心でした。鴨の肉は鶏などと比べて体に良いという話を聞きます。(確か体を温めるとかだったっけ?)私自身は最近鴨のくさみがニガテになりつつあるのですが、たまにアツアツで食べると思いのほか美味しく食べれたりしました。
 ★★★☆☆(3)
 鴨王
 上海市江寧路77号
 Tel: 021-6271-1717

パラパラと雨が振ったりやんだり、そして風の強い一日でした。
明日から出張のため、荷物が重いのでタクシーにしようかと思ったものの、天気のせいか思いのほかタクシー待ちが多数で結局電車で。最近またタクシーが減ってきた気がします。

上海アテンド(7) 正大広場+東方明珠塔見学

2008-04-01 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

黄浦江から外灘を見た後は軽く買い物ということで、正大広場へ立ち寄りました。
正大広場の前にも巨大海博像が鎮座しています。
正大広場ではそのまま地下のスーパーマーケットへ向かったのですが、H&Mやら日本にない店に立ち寄ったりしても良いかも。
これは自分の趣味というのもあるのですが、旅行先のスーパーに寄るのがものすごく好き。その土地ならではの雰囲気とか、地元にしかない食材など、心奪われるものが満載。海外旅行では必ずよりたい場所のひとつです。
日本国内でも、地域によって取り扱っているモノが違っていて、ご当地品を見つけると嬉しかったりします。
今回のように、アテンドで連れて行くのは、空港にないようなオススメの土産などを選ぶため。カリカリナツメとか五果酥とか、はたまた中華系の調味料なんぞも良いんじゃないかな。
他にも、空港で売っている商品も安く売ってたりするので、アテンドのどこかで大きめのスーパーを一軒入れるといいのではないでしょうか。
もしくは、スーパーを入れない代わりに南京東路の第一食品とか入れる選択肢もあります。
ただ南京東路は夜行ってナンボなので、今回の子連れアテンドでは遠慮したという感じ。オトナだけなら、雑技の後に南京東路に向かって買い物して一日を締めるというのもアリかもしれません。
話を戻して、今回はこちらで買い物をして東方明珠塔をひとしきり見上げ、一度家に戻って一休み。朝から走り回っているので、私もかなり疲れた感じ。私は家に戻って30分ほど仮眠してました。

上海アテンド(6) 外灘

2008-03-31 23:59:59 | シャンハイカンコウ
金茂の後は、元々は正大広場でランチをとる予定だったのでしたが、皆のお腹具合がそれほどでもないということで、外灘を長めに黄浦江へ向かいました。
金茂からは歩いて黄浦江へ向かいました。
途中、シャングリラの裏あたりにCity Shopがオープンしているのを発見。
中を覗いてみると、明るい店内では商品ラインナップがほかのCity Shopよりずいぶんと洗練されている雰囲気。輸入食品など、始めてみる商品がいくつも並んでいました。観光の途中ではなくて、また改めて買い物に来たい店。若干脱線しますが、City Shopは、店によってラインナップもかなり異なるし、同じ商品でも店舗によって値段が違ったするのだとか。その地域に住む人に合わせてるというのには感心しました。
そんな道草をしつつ黄浦江へ到着。こちらからは外灘の建築が綺麗に見えました。
ふと、時計を見れば既に2時。
今から昼食を食べてしまうと、雑技前の夕食に影響してしまうと判断。申し訳ないのですが、黄浦江沿いのスターバックスで、軽くコーヒーと軽食をとることにしました。
個人的には、このスターバックスは眺めも雰囲気も良くてかなり好きなのですが、アテンド的には失格かもしれません。
そんなんで、昼食と外灘見学が終了でした。

上海アテンド(5) グランドハイアット

2008-03-30 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

上海の街を見下ろすのには、東方明珠塔(上海タワー)に上るのもいいですが、今回は上海金茂君大酒店(グランドハイアット)にしてみました。
つうか、金茂の展望台に上るのはこれが初めてのことで、個人的に上りたかったというのがありました。自己中心的観光で申し訳ないのですが。
結論から言うと、金茂の展望台は風景も感動もある程度想像できるので足が遠のいていたのですが、上ってみると思いのほか楽しかったです。
まず、南側の入り口から入り、展望台のエレベーターホールへ向かいます。エレベーターは地下にあり、脇にはフードコートが設置されてました。グランドハイアットにこんな施設があるとは驚きです。
チケットを購入しエレベーターへ。エレベーターの列には少人数のツアー客が目立ちますが、それほど混んでいませんでした。
エレベーターには高さを示すデジタル標示と、ビルの絵の中にどこに自分がいるのかを示す温度計のようなフロートみたいなのが、あってものすごい勢いで最上階に上っているのが分かりました。
エレベーターのドアが開けば、下に上海タワーが見えます。本当に高い。
展望室を窓に沿って歩けば、上海の街を上から覗いているようで気持ちが良いです。周囲がガスってなければかなりイイ感じな雰囲気。カメラを構えてバシバシと撮ってしまいました。隣には上海タワー
基本は高所恐怖症なのですが、建物がしっかりしているのでそれほど恐怖感もなくて、楽しめました。
改めて晴れている日を狙って来てみたい、というほどお気に入り。

引越しから一夜明け、いよいよ本格的に整理をした一日。
ある程度目印はつけていたものの、上下の置かれ方が違っていてマークが見えなかったりして、やはり混乱してました。
整理と買出しの後、チビが階段でまた大きなたんこぶを作りました。1センチ近く腫上がったので、かなり焦りましたが問題ないようなので、とりあえず病院はナシ。全く懲りないなぁ。

上海アテンド(4) 新天地

2008-03-27 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

東台路のあとは、そのまま新天地へ歩いて向かいます。
このあたりも、すっかり昔の町並みが取り壊されてきていて、古い民家の前には巨大なビルの建築現場と、路を挟んでものすごいギャップのある場所に変わってしまいました。
周辺にある食堂やタバコの店は、今後取り壊されてしまう運命にあることをひしひしと感じさせてくれます。数年後にこの場所で将棋を指している姿は見られるでしょうか。
そんなことを思いつつ、徐々に周囲が綺麗になっていくのを感じつつ、新天地に到着です。
新天地では日本語があちこちで聞こえ、興ざめな気持ちと安心する気持ちが入り混じります。お互い様だろうけど。
新天地では、スターバックスの脇の北里から入り、鼎泰豐のある南里までザーッと見流す感じ。友達にきちんとしたお土産をかうシノワズリの店によるのが吉。コレクターの方ならスターバックスの上海カップを買ったりするのもいいかもしれません。
そんな感じで、上海ローカルにとっての非日常の新天地観光は終了です。
ここで時間とお腹具合をチェック。お腹が空いたのであれば、この周辺で食べるのも良いと思ったのですが、お腹具合的にも時間的にももう少しいけそうなので次の行き先を考え、金茂に向かうことにしたのでした。
場所的に流れ的には、この次に泰康路に向かっても良いと思います。

上海アテンド(3) 東台路

2008-03-26 23:59:59 | シャンハイカンコウ
豫園を出て、時間と腹具合を確認。
まだまだ行けそうなので、タクシーで東台路を目指しました。このBlogの定番コースです。
東台路はいわずと知れた骨董街です。
古めかしい豫園から、ブランドビルになっている時代広場の横をすり抜けて、また古めかしい街並みの東台路へ。私はこの辺のギャップがたまらなく好きです。
東台路口には、怪しげな呼び込みがタクシーを降りる客に話しかけ、脇には将棋を打つ老人たちや、リアカーのリンゴ売りなどの日常の風景。そして観光客を誘う東台路の店主たち。豫園では感じられない古き上海らしさを感じられる気がします。
扱っている商品は、これまた以前このあたりに住んでいた4年程前より、ずいぶんとニセモノらしい商品が増えたな、という印象。毛沢東の像は、くすんだ色のものがすっかりなくなり、どれも真新しいものでした。骨董品も、新しく作ったものを、土に埋めて土をつけたりペンキで汚したり。一元でも多く客に売るべく色々考えるものですね。
インチキ臭い商品が多く建ち並びますが、周囲の家は歴史を感じさせるリアルなもの。
これからも上海の中心部ながらもこの雰囲気を保って欲しいものです。

華北華東華南のメンバーが集合してM氏送別会第一弾。いよいよ近づいてきました。

上海アテンド(2) 豫園

2008-03-24 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

既に出来ている行列を横目で見つつ、南翔饅頭店を出て改めての豫園観光です。
相変わらずの人ごみに圧倒されつつ、九曲橋の前で記念撮影。脇には上海万博のイメージキャラクターの海博くんの巨大像がでーんと置いてありました。
そして人を掻き分けつつ九曲橋を渡り、湖心亭を眺めつつ進みます。以前より池の中の金魚や鯉の数が増えているようで、濁っている中にも華やかさがありました。
短い一日慣行では、豫園の中に入るという選択肢はまずないでしょう、ということでさっさと素通りして、豫園商城の怪しげなみやげ物を横目に見つつ、先に進むことにします。
豫園での買い物は、中国らしいチープなものを購入するのであれば、ここで全て揃えてしまった方が良いです。価格交渉は面倒ですし、実用的ではないものが多いですが、ここでは買えない商品も多数あるので。バラマキ系小物なんかは、ここで買うのが吉です。
そういえば、豫園内に洋服の店や食べ物屋で、そぐわしくない店が増えましたね。別に否定はしないですが、客層がイマイチ見えない感じ。ま、どうせつくるなら豫園の雰囲気に合った限定商品でも並べれば良いのに、と思うのですが。

プレゼン前日で佳境です。

上海アテンド(1) 南翔饅頭店

2008-03-23 23:59:59 | シャンハイカンコウ
今回から数回を使って、久々の上海観光アテンドを書いてみたいと思います。
既に、上海アテンドの記事は何度か書いているのでマンネリしてきているのですが、ご容赦下さい。
今回の上海アテンドのメンバーはご夫婦と子供が3人というメンバーです。子供がいるということで若干コースが違ってきますが、初日の今日は上海基本コースとなる場所ばかりなので、大きくは関係しないと思います。
まず決めているスケジュールは雑技と南翔小龍包を食べるというところ。ここから逆算してスケジュールを決めました。
雑技を見るためには、19時には会場に到着する必要があるので17時半には、夕食を開始せねばなりません。
そうすると、玉突きで朝食を早める必要がある、というところからスタートです。

豫園の南翔饅頭店で小龍包を食べるというのは、やはり上海観光では入れておいた方が良いメニューではないでしょうか。
しかし、昼食時間には行列ができて、30分~1時間待ちは免れないということで、朝食で南翔饅頭店を入れました。
8時半出発~豫園着9時前
南翔饅頭店は7時からオープンとありましたが、ゆっくり座って食べられる3階のオープン時間は9時開店になっています。我々は9時前に入れたので、店はまだ空席が見えあっという間に席に通してもらうことが出来ました。
開店前で、10分程度席で待たされましたが、後ろに見える行列を見れば早めに到着することをオススメします。
久々に食べた南翔饅頭店の味は、以前よりさらに豚臭さが増していて、品質が悪化しているような・・・。ここも豚肉価格高騰のあおりを受けてしまっているのでしょうか?
いやいや、それでもやはり上海の豫園の南翔饅頭店で小龍包を食べるということに意味があるのだと思います。

プレゼンと引越しにより1週間ぶりのアップです(3/31)。徐々に追いつけるようにします。

上海市大地原点 -ZERO CENTER POINT OF SHANGHAI-

2008-01-22 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

せっかく上海にいるのだから、上海の中心に行こう!
ということで、上海の中心に行ってきました。
上海をGoogle Earthで指定すると人民公園のど真ん中の市政府が指定されますが、上海市の中心はここではなく、市政府=人民公園の北側に位置する上海国際飯店です。
毎日前を通りかかる、あの茶色い汚らしげな建物が中心?!と初めて聞いたときには驚いたものです。
その証拠として、上海国際飯店のロビーには、上海の中心を示す原点が飾られています。
ホテルの回転扉を抜けてまっすぐロビーの中ほどまで行くと、「中心点」と呼ばれる標示があります。脇の壁には日本語でも説明書きがあります。下記はその内容。
”上海市大地原点、ZERO CENTER POINT OF SHANGHAI
上海市の座標の原点の簡単な紹介
1950年11月上海の平面図を統一するため、当時の上海市は全市を対象に測量を行った。測量は國際飯店(Park Hotel)のビルの頂上の真ん中にある旗を原点として測量を行い、コレにより上海氏の平面図が出来上がりました。また、1997年10月國際飯店の内装を行った済、ロビーに上海氏の平面図座標の原点であることを示したマークを造り、ホテルに訪れた人々や観光旅行にこられた人に見物してもらっております。
上海市測量管理弁公室
上海國際飯店(Park Hotel)1998年4月”
ということで、中心というのは上海の測量をするに当たってここを中心に地図を作成したということが真相。
1950年当時、この国際飯店の屋上に旗を立てれば、上海のどの地域からも見えたということ。
つまり、わずか半世紀ほどで、これだけの高層ビルが一気に増えたというわけ。当時からすれば、浦東地区がこれだけ発展するなど誰が予想したでしょう。
また、現在より上海市自体が小さかったとはいえ、どこからでも見えたということは空気もさぞキレイだったのだと思います。その頃を知る方に話を聞いてみたいもんです。
さて、こんな事実を知ってから国際飯店を見上げると、ただの汚いビルから、威厳あるビルに感じてしまったりして。我ながら単純ですネ。

ホントウに寒いです。毎朝の洗顔で手の先は恐ろしい冷たさに。
胃の調子がイマイチ。風邪引いたかなぁ

崇明島一日観光(2)

2007-09-09 23:59:59 | シャンハイカンコウ

到着して、前衛生態村へ向かいます。
前衛生態村は、“世界的な生態村500の一つ”に登録されていて、国家観光局に全国の農業観光模範点として認定された村です。前衛生態村は“農家楽”という余暇を提案していて、“農家の休日、つまり“農家で食事し、農屋に泊り、農家で作業し、農家の楽しみを味わう”ことです。
村の中には、観光客は車で入場することができず、入り口にある駐車場で車を降りなければなりません。
降りた後は、電動カートか、人力車、馬車などに乗り換えて村に入っていきます。
我々は早速昼食のために農家のレストランへ向かいます。レストランといっても、3階建ての農家の1階が食堂のように改装されていて、そこで地元農家料理を食べるわけです。

なるべく綺麗なレストランという指定により、案内されたところは緑食堂でした。
メニューには、鶏や羊のほかに、ガチョウ、ウサギ、犬などもありますが当然スルー。
地元名産らしき野菜を中心に注文させてもらいました。
注文した料理はどれも上海郊外で食べるようなローカルレストランの味に似ているのですが、どの皿も素材が新鮮で味が濃いのです。特に鶏は外で走り回っていたことを感じさせる肉質と深い味わいで美味でした。

食後は、この村のメインといえる観光地へ馬車に乗ってのんびりと向かいました。
ここでは40元の入場亮を払うと、植物園、野生動物園、釣り堀り、カート場、昔の農家の生活の展示などを見ることができます。昔の脳損では茅葺き屋根の家や農具の展示、足踏み式の水車などが見られました。
ただ全般的には、中国の観光地にありがちのゆるさが漂っていて、雑草が生えっぱなしだったりしていました。
主には観光やサービスなどの価値観が薄いことと、働いて整備している方々は農家で生計を立てられていて、あまり観光やサービスに関して無関心なのが原因ではないかと想像されます。
しっかりと整備すればもっと魅力的な観光地になると思いますが、そうなるにはまだ時間が掛かるのかもしれません。
その後、帰りの船の時間が17時半頃(?)という情報から逆算して帰路につきました。
この村自体も暗くなったら営業はもう終わりだよという雰囲気が漂っていて、昔ながらの生活の時間が流れているんだなぁと実感したり。

そんな崇明島一日観光。
上海市街の排気ガスとビルに囲まれた生活をしていると単なる田舎の風景が新鮮に映り、ゆったりとした気分で過ごすことができました。レンタル自転車で田舎の風を受け、釣り堀りでのんびり過ごすという週末も悪くないかもしれません。

また、崇明島には軍の施設があるようで、上空にはひっきりなしに戦闘機が飛んでいました。これもまた非日常な風景でしたね。

今日は朝から上海芸術博覧会国際当代芸術展へ。内容は後日また。

崇明島一日観光(1)

2007-09-08 23:59:59 | シャンハイカンコウ

今日は友人ご家族のお誘いで崇明島へ行きました。
崇明島は会社の同僚の出身地でもあったし、上海の地図を見ても右上にあって、ずっと気になっていた場所でした。
今回は幸運にもチャーターした車があって、それに便乗させていただくこととなりました。
崇明島は中国で台湾島、海南島の次に大きな島です。
 

上海市街を出発し北へ向かい、宝山にある石洞口という港よりフェリーに乗ります。崇明島に行くフェリーは他にもあるようですが、車を一緒に載せるフェリーはここ石洞口から出ているようです。
フェリーが出発するまで1時間ほど行列に並びフェリーに乗り込みます。フェリーはかなり年季が入っていて、日常の足として使われて続けているのが分かります。
船内は対面式の硬いシートがずらっと向かい合って並んでいて、席も決まっているのですが、車が満車になれば出航という感じで、席は結構空いているためギチギチに座らずテキトーに座ることができました。さて、船は1時間10分ほどで崇明島に到着。
 

南門という名の港の付近は思っていたよりずっと開けていてちょっと驚きでした。
しかしクルマを走らせると、すぐに畑や田んぼの風景に変わって、実にのどかな雰囲気になりました。窓を開けると緑の香りがします。
何も無いのですが、上海の雑踏とビル、そして排気ガスに囲まれた生活をしていると、こういう何もない田舎の緑の風景が嬉しいものです。

幸運にも天気にも恵まれて、田舎の旅は程よい疲れとリフレッシュ効果がありました。

多倫路文化名人街と旧日本人居留区

2007-08-10 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

魯迅公園の後は、多倫路へ向かいました。
魯迅公園から多倫路までの路は拡大されて、一瞬この方向だったのか迷うほどの変貌振りです。
さて、多倫路は日本にゆかりのある路です。
その昔、この地域に日本人居留区や日本海軍特別陸戦隊本部がありました。
その証拠に、近くには横浜路と呼ばれる路があったりして、その昔ここが「日本」だったことをうかがわせてくれます。そういう色眼鏡で見てみると、平屋建ての老房子がどこか日本家屋のように見えるような見えないような。
そんな多倫路は多倫路文化名人街として、どんどんと整備が進んでいるようです。
2年前に来たことには、もっとローカルな雰囲気と整備された雰囲気が混在していたのですが、今回行ってみると整備が一段と進み、古き良き味のある店も露天もすっかり姿を消してしまっていました。
路地に入ってみると、まだまだ昔の風景が残っていることでホッとしたものの、周囲の雰囲気と比較するとこの昔の風景の場所の方がここにあるべきではないような印象でした。つまりこの老房子も近い将来取り壊される運命にあるようです。
多倫路は観光バスも訪れる観光ルートのひとつのようで、整備することは仕方のないことなのかもしれないですが、整備されてしまったことでひとつ魅力が消えてしまったようでした。
多倫路は日本人居留地であったことを観光の目玉として使いたいながらも、日本を前面に押し出すと反感に繋がる可能性もある。という葛藤の中でウマく発展できていない観光地となってしまっているようです。これからどうなることやら。
ちなみに日本租界という言葉より、日本人居留区という言葉の方を使うのは、日本人が住んでいた多くの部分がこの土地に攻め込んで住んでしまっていた場所だからだそう。租界として中国に認められた地域は居留地より地域的にずっと少ないようです。(細かいツッコミはナシでお願いします)

日本は明日からお盆休みなんですよねェ。
日本からの電話からもどこかそんな雰囲気があったりして・・・。

魯迅公園2007

2007-08-05 23:59:59 | シャンハイカンコウ
 

魯迅公園と多倫路へ行ってみました。
魯迅公園に行くのはかなり久々のことですが、一連の歴史散歩の流れで再度付近の雰囲気を感じに行ってみました。
公園の東側を歩いてみると、古い建物が思いのほか整備されていて驚きでした。どこの老房子も少なからず改築を受けていて、外壁のレンガも路も綺麗にされている感じ。
観光地・魯迅公園・魯迅ゆかりの地、の影響が少なからずあるようで、イメージアップの一環だという印象。
公園内は、相変わらずの中国の公園の時間が流れていました。中国の公園は老人たちの場所で、老人たちの時間が流れています。
トランプ、生演奏のカラオケ、バトミントン、書画などなど、どこでも人だかりができて注目を集めていました。
感心するのが、水を使って筆で道路に書を書いて練習している姿。ものすごいうまいのに、それを皆でまた批評していました。私も中国を去るまでに一枚書を手に入れてみたいものです。
その他、前回もいた生演奏による大合唱集団。有名な曲らしくて周囲にいる人が一斉に歌いだして独特の空間が作られました。
がきんちょは、その声に驚いて硬直してましたが、終わってみると彼も感動したらしくて、手をたたいたりして。
たまに行くと公園はまた楽しいものでした。

9時ごろからみっちり寝貯めしたため、今日は早起きして長い一日にすることができました。