2005年 Moto GP 中国大奨賽 ～上海サーキット～ ①

　
今日は待ちに待ったMoto GP in 上海サーキットです。
上海サーキットに行くのは昨年のF1以来です。F1もMoto GPも、日本で鈴鹿サーキットに行くとなるとかなりの時間とおカネを費やすだけに、上海で行かないわけにはいきません。
前回のF1では最終コーナーに陣取りましたが、今回は第一コーナーB-1.2の4列目：680元でした。ホームストレート～第一コーナーから続く複合コーナーまで見ることができて、お高めの金額通りの満足度です。
今日は本当におかしな天気で、蒸し暑い中で太陽が顔を覗かせたり雨がぱらついたりしました。タイヤのチョイスもさぞ難しかったと思います。
注目の選手は25歳のイタリア人、Valentino ROSSIです。元々HONDAで走っていたのですが「自分が優勝したのはマシンのせいじゃなくてオレのおかげだ！」と言わんばかりに昨年よりYAMAHAに転籍し、見事優勝を果たしました。レース関係者の話だと昨年の場合バイクのポテンシャルはHONDAの方が速かったらしいので本当に「オレのおかげ」で優勝したよう。バイクのランディングもセクシーでかっちょいいヤツです。今日は6位とフロントローを逃した模様ですが、明日の決勝でぶち抜いてくれることでしょう。右の写真は彼がサーキットインするときの風景。毎回こうしているのはゲン担ぎみたいなものでしょうか。
しっかし、F1の時と比較して明らかに人が少なく盛り上がってません。空席もかなりあります。やはりバイクはマイナーな存在のようです。
でも、次の理由でF1よりMoto GPの方が面白いです！
・今年のフェラーリの不調でも分かるとおり、F1ではマシンの差がそのまま順位に反映しますが、Moto GPではライダーの力でいかようにもなる。
・サーキットの道幅に対して使える道幅が大きいので、抜きつ抜かれつのドッグファイトが見れる。
・最高速はF1より上で迫力がある。
・・・というわけで、明日の決勝も超楽しみです。雨、降らないといいなぁ。

5月1日と4日に呼びかけられている反日デモも若干心配してます。4日は前回よりヤバいかも。上海に来られる方はご注意下さい。地元民でも外出しない予定ですよ。

パイナップル

　
今の季節の果物ではパイナップルがイチオシです。
大体ひとつ4元（55円）くらいで買うことができます。味自体は日本のそれとはそれほど変わりませんが、どこでどれを買ってもハズレがなく甘いのが良いです。
日本と同じく丸ごと買ってくるのが多いですが、ローカルの果物屋さんでは包丁を片手に写真みたいに器用に皮を剥いてくれます。
やり方は、まずナタのような包丁で周りの皮をそぎます。そうするとパイナップル特有の凹凸の皮が水玉のように規則的に並んでへこんでいるので、それを角の彫刻刃のような刃物でらせん状に取って出来上がり。このパイナップル用彫刻刃も要チェックです。
日本では缶詰状に丸く落とすのがありますが、こっちの方が、ムダになる量が少なくていかにも中国的。いいです。

夕食は会社の方と虹橋路のゑどやでした。ここの親子丼は美味しいです。
朝は天気がよかったのですが、みるみる雲が広がり夕方からは大粒の雨が・・・。明日は晴れるのかなぁ。まずダメだよねぇ。あああああ、楽しみ半減です。

夏の陽気

路の傍らに、こんなシロツメクサとクローバーを見つけました。花は日本のものより一回り大きく4～5センチ程度あり、存在感があります。もうすっかり春ですね。
・・・と春の陽気の話題にしようかと思っていたら、ここ数日春の陽気を通り越して、夏の陽気というほどの暑い日が続いています。今日も天気が良く、上海の最高気温は33℃を記録しました。
街でももう半袖、人によってはノースリーブの方の姿もちらほら。朝の出勤時間ですらスーツだとうっすらと汗ばんでしまうほどです。こうなってくると冬スーツをしまおうか悩みます。ま～また天気が悪くなっただけでも涼しくなるんでしょう。
・・・と予報を見たら楽しみなイベントがある週末は雨・・・。あ～あヤバいです。ブルーです。

夕方から、上海全社員の会議。この1年で100人も社員が増えたそうです。倍以上です。すごいねぇ。名前はおろか、顔も覚えられなくなってきたわけだ。
その後の夕食は会社の人と火鍋でした。

第十一回届上海国際汽車工業展覧会（上海モーターショー）④

モーターショーで気になったことは、マナーが悪いことと、展示会場が慣れていないこと。
もらったパンフレットがそこかしこに落ちていて、非常に汚いです。無料だからといってそんなにポンポン床に捨てるなんて信じられません。
また、展示車両にもコンセプトカーにもベタベタじかに手で触っているので、指紋つきまくり。それを拭く掃除のおばちゃんがうろうろしているので写真も撮りにくく、またそれで人の流れに滞留ができてしまいます。
また、展示会場のガイドマップが非常に分かりづらく、どこに何があるのかは行ってみないと分からないという状況。
他には①にも書きましたが、シャトルバスまでのガイドも乗り場もテキトーで分かりづらいし、しかも見終わってから帰りのバス乗り場に並んでいたら、全っ然バスが来ないのであきらめて徒歩で地下鉄の駅まで向かいました。何人程度の集客に対して何台のバスがどのくらいの時間まで必要なのかなど考えていないのでしょうか。F1の時の手早さとは対照的でした。
F1、万博、オリンピックなどの国際イベントでは、威信をかけて過剰にサービスを展開するので問題ないかと思いますが、その他のイベントでも経験を積んで来場者にストレスのない会場作りを心がけてほしいものです。

今日は見積りのツメをしにメーカーへ。春の陽気の中、クルマでの移動時間がいい居眠りタイムです。たまの外出で充電です。

第十一回届上海国際汽車工業展覧会（上海モーターショー）③

　
モーターショーは先日のデモの影響があり、日系自動車メーカーのブースでは、10m程度のの柱ごとに警察・警備員の姿がありました。
・・・と日本でも報道があったと思います。こう聞くと「厳戒態勢の中のモーターショー」というイメージですね。
日本的には「警察は一言も喋らずにびしっと立って周りを怖い顔で見張っている」というように捉えがちですが、実際のところはさすが中国。警察は写真のようにコンパニオンの説明を聞いたり、数名が固まって雑談したり、車の説明書きを読んだり、自分の携帯カメラで車を撮影したり(！)と、大分報道と異なったリラックスした雰囲気でした。警察も楽しんでいるようです。
我々も若干警戒しましたが、ものすごい人ごみでもう何人でも関係なしといった具合でした。
実は、トップ会談等の報道をよそに、もう外でも緊張は薄れてきた今日この頃です。
同じ報道内容でも、日本基準で考えるのと中国基準で考えるのでは違ってしまいますね。おそらくデモに関してもこちらで捉えている印象と、日本で捉えている印象は大分違うものなんだと思います。
以前ルワンダに行ったときも同様の感想を持ったことがありました。マスメディアの鵜呑みは禁物ですよ。

広州赴任後わずか10日あまりのM氏が出勤中に引ったくりに遭ったというニュースが飛び込んできました。電話の時点では警察で事情聴取中とのこと。ローカルスタッフに聞けば「ちょっと前、広州に行くとなるとネックレス・イアリングなどをして歩けないほどの治安の悪さだった。これでも良くなった方だ」とのこと。自分も気をつけないと。
さて、忙しさの第一波が過ぎつつあるかもしれません。例によって第二波もすぐに迫っていますが・・・。メーカーさんに20:00pmから打ち合わせをお願いしたりと、周りにも被害がっ・・・。ホント申し訳ないです。これも売上のため。よろしくお願いします。
そんなわけで、さ～ボチボチ引き上げるとしますか。Yちゃんも毎日遅いなぁ。

第十一回届上海国際汽車工業展覧会（上海モーターショー）②

　　　　　　　　　　　

モーターショーでは、日ごろ枯渇しているクルマ情報を一気に仕入れることができ、クルマ好きにはたまらないイベントでした。
ホンダでは次期NSXらしき車、レクサスでも次期スープラらしきクルマが展示されていてスポーツカー復活の兆しがあり、楽しみです。次に乗るクルマは何がいいかなぁ、などという妄想がまた始まります。
東京モーターショーと比較して気になったことをいくつか。
・パンフレットを配っているブースが少ない（スバルでは名刺を出さないともらえない）
・コンセプトカーが少なく、販売しているクルマが多い（様々なメーカーを取り扱う販売店のブースもある）
・バイクが展示していない。（BMWの一角のみ。確かに街で見かけませんけど）
・商用車、特にトラックの展示が充実
・見たことのないメーカーが多い（中系、韓系、ロシア系？）
・欧米系コンパニオンがほとんどいない
・コンパニオンがイケてない。（身長は高いけど、もっと街にはイケてるのがいるはず、身分制度？基準の違い？）
後半若干話がそれました。同じモーターショーでもところ変われば、対応も変わってくるんですね。また、コンパニオンを望遠鏡のようなカメラで撮影するイケてないオヤジがいるのは万国共通でした。
仕事的に気づいたこととして、パンフレットを入れる紙袋を各社で配っているのですが、皆一番デカイ紙袋に他のブースのパンフレットを入れています。大きすぎるのもどうかと思いますが、宣伝のためにはいいようです。自分のブースに来たことが分かりますし。
企業関係者の皆様、展示会のときは「他社よりデカイ紙袋」が重要です。うちでも次の展示会で提案してみようっと。

相変わらずの残業続き。エライもので朝勝手に目覚めるようになってきました。この15時間労働状態はいったいいつまで続くんだ？

第十一回届上海国際汽車工業展覧会（上海モーターショー）①

　
仕事を3時半で切り上げて、上海モーターショーに行きました。
上海モーターショーは浦東のリニアモーターカーの始発駅、龍陽路近くの上海新国際展覧中心で4月22日～28日までの7日間の開催です。入場券は40元でした。
リニアの駅からは無料のシャトルバスがあるとの情報のみで駅に着きましたが、まずどこの出口に行けば良いかがまず書いていません。人の流れに沿っていくと、小さなホワイトボードに手書きされた「←無料バス」という文字のみ。その後うろうろして警備員に話を聞いて、我々ともう一組でやっと列が始まった感じでした。二組の後はあっという間に列ができましたが。
シャトルバスという名の全く普通の汚いバスで会場に到着しチケット売り場へ。チケット売り場では2枚買ったのに1枚しか渡されず、気づいてすぐに文句いいました。
無事チケットを入手し、入場する際に荷物を金属探知機に通しましたが、担当者は画面の方を全く見ずに雑談中・・・。全てテキトーです。流れのみで成り立ってます。
中国では、車を所有すること自体がものすごいことなので、車の展覧会に来るのはカーマニアとビジネス関連の人だけだと思ってナメていたのですが、終了時間1時間前の入場なのに、それはそれはものすごい人混みでした。これだけの人が車に注目しているんですね。オドロキでした。
ショーでは全般的に、コンセプトカーが少なく購入可能な車が目立っていたのが印象的でした。
そんな今回のモーターショーで最も注目の車はこちら。
VolksWagen社のタクシー！
まさに中国ならではの一品です。自家用車を殆ど持たない一般の方に最も身近な存在です。

というわけで全く休めない週末でした。疲れたァ～。昨日の筋肉痛がブースを回っている間にも出てきました。明日はさらに怖いです・・・。

第一回サッカー大会

会社対抗の我が社杯の第一回サッカー大会でした。
これにあわせ、各社で代表チームのユニフォームもしっかりと作りました。背番号も指定して1着70元也（上下・靴下）安いです。ユニフォームだけで言えば、ブラジル×イングランド×イタリアの夢の対決です。
朝のうちは雨で開催が危ぶまれたものの、いざ始まってみると天気はみるみる回復。これは何よりでした。
サッカーは、上海のプロリーグも使うという芝のグランドのハーフを使用し7人制・30分ハーフで行いました。優勝カップも賞金もかかっているので皆必死です。応援団を含めると180人もの人が集まり大盛り上がりでした。
練習でもそうだったのですが、本番もメチャクチャ疲れました。フルサイズでやる方は大したものですね。
結果は、年齢層も若干高めしかも運動不足者ばかりの我が社は残念ながらビリっけつでした。
終了後は、火鍋のお店で表彰式＆打ち上げ。ここでは中国式連続乾杯（一気飲み）に寝不足も手伝いノックダウンされました。
いや～こんなイベントイイですね。こんな機会でないとサッカーなんぞすることないですし。体を動かす＆他社との交流という意味でも最高でした。また企画したいと思います。
皆様、お疲れ様でした。

ひまわりの種

「ひまわりの種を食べるのはハムスターくらいのものだ」
と私も思ってました。
そんなひまわりの種は中国では結構メジャーなお茶請けです。
茶館に行くと、お茶請けとして必ず置いてありますし、列車に乗ったり船に乗ったりすると必ず食べている人がいます。
これが思ったより美味しいのです。
お店に行くとプレーン味と、甘いバター味付けのものがあります。売っているのではバター味の方が多いです。
当初は手で両側を持って割ってから食べていましたが、面倒なわりに実が小さくてイヤになります。
しかしローカルの方は良いテンポで器用に食べています。早速、食べ方をまねして食べると、これが具合がいいです。ひまわりの種の食べ方にはコツがあるのでした。
タネを手でタテに挟んで、先端のとがった方を手前にして、タテに歯で軽くかむとパチッと割れます。その割れた中に舌を軽く入れると、中だけが口の中に入れることができます。そのまま皮をつまんだ手はゴミ箱へ。簡単です。パチッと割ったものを手でむいてもＯＫです。
味よりこのパチッと割れる快感が良くてなんとなく食べ続けてしまいます。一時的病み付き状態・・・。食べ過ぎにご注意を。

明日は会社対抗サッカー大会。なのに結局この時間です。これから帰って夕食というありさま。ヤバいなぁ。
とりあえず雨が降りませんように・・・。

バスおばちゃん

大型バスを運転するおばちゃんです。
上海交通戦争の荒波をかき分けて走っているだけあって、見るからにタフそうな感じです。
傍らにネスカフェの空きビンに入ったお茶を右側に置き、信号の止まった際におもむろに飲み始めるさまは、男性顔負けの貫禄がありました。
しかも、口さみしいときにクチャクチャと食べているのはガムではなく、ビニール袋に満載のさきいか。公共機関なのに自家用車なみのプライベート空間を演出しています。
まぁこれだけならまだしも、歯に詰まったイカを手で取ったかと思うと、運賃箱側の車内にペッと吐き出すありさま。タフすぎます・・・。
また、上海ならではのドライビングスタイル（？）で、片手は常にクラクションの上に乗っていました。当然交差点で、横断歩道で、バス停で、クラクション鳴らしまくりでした。

そろそろ寝不足の影響が出始めたようで、昼間でも若干落ち着きがなくなってきたような・・・。今日はボチボチ帰るとします。

生煎

生煎（シェンジェン)です。
生煎は煎餅とも呼ばれるもので、平たく言うと焼き肉まんです。
丸い80センチ程度の鉄板に丸い生煎をびっしりと並べて、お兄さんがその鉄板に油を注ぎ強火で炒めます。途中まんべんなく油が行きわたるように、焦げないようにとダイナミックにぐるぐると鍋をゆすります。
火が通った頃にゴマをバラバラとまぶして出来上がり。
アツアツの生煎をかぶりつくと、ぷっくりと膨らんだ中から空気と一緒に熱い汁がピュ～っと飛び出てきます。かなり熱いですが一口で食べる方が安全です。厚手の生地はパンのようで、小龍包より食べ応えがありとっても美味です。
しかも生煎は1两（4個）で1.8元（約25円）とリーズナブル。小腹が空いたときには是非どうぞ。
オススメの行列の出来る生煎屋は、人民公園のすぐそばです。雲南中路×福州路で、福州路から南に2分くらい。いつも並んでいるからすぐ分かります。
初めて買いに行ったときに、買い方が分からなくて並んでいた女の子に聞いて買いました。「ここの生煎とっても美味しいのよ」から始まり他愛のない話をしてましたが、見ず知らずの方のやさしさっていいものです。

本日もまだ会社です。生煎はこんな残業のときにも役に立ちますね。

路上の芸術

こんなのが多倫路近くの路上で売っていました。
まだ青い葦の葉を器用に編んで、蝶やバッタ、鳥などを作っています。特にバッタなど、昆虫特有の節足が見事に表現されていて感心しました。ホントにうまいものです。
これはひとつの芸術作品だと思います。
中国には珍しく快く写真を撮るのも許してくれました。
もっとじっくり見たかったのですが、ちょうどバスが来てしまって結局この写真を撮れたのみ。
今になって、買っておけば良かったと後悔しています。あのバッタが枯れてきて保護色みたいになるのを見てみたかったなぁ。

まだ残業中です。これから帰って夕食です。こんな生活してたらまた太ってしまうな・・・ヤバいです。忙しすぎてGWがやってきてくれるか不安です。
昼間に中国銀行で通帳を作りました。何を聞かれるか予想がつかず緊張しました。
今まで東京三菱でしたが、東京三菱では自分のカネを下ろすのに10％も手数料を取られます。個人口座は相手にしてないのは分かりますが暴利です。

鹿港小鎮 新天地店

昨日、夕食で鹿港小鎮に行きました。
鹿港小鎮は以前紹介した古北店を含め上海に4店舗あり、他には北京・広州など中国内に11店舗を展開しているとのこと。
昨日は、最近オープンしたばかりの新天地店に行ってきました。
新天地周辺には鼎泰豐もできるそうで、古北地区の美味しい料理がますます身近で食べられるようになりそうです。
鹿港小鎮の料理は全体的に味が濃い目ですが、それがとてもビールに合うのです。ニンニクや唐辛子をピリッと使っているのもGOODです。
注文したものはどれも美味しくて、しかもリーズナブル。4人で行って250元程度でした。新天地地区で落ち着いた雰囲気、それでこの金額。満足度は高いです。
台湾オーナーの台湾菜。台湾の味付けは皆こんな感じなのでしょうか。中華料理とは微妙に違った味付けが、日本人の口に非常に合うと思います。日本人が多く台湾に行くのが分かります。
しかも日本語メニューがあるのもうれしい限り。店員は全員ショートカットできびきびと動いてました。
オススメ！
　★★★★★（５）
　鹿港小鎮　新天地店
　上海氏太倉路68号（太倉路×嵩山路・淮海公園のウラ）
　Tel: 021-6386-5701

緊張感はあるものの、とりあえずフツウに一日が過ぎました。皆さん電話の度にご心配のコメントを頂きありがとうございます。ただ、周りに中国の方がいたのであまりコメントできず失礼をしてしまったかも。やっぱり会社だとヘタな発言できないんです。
何でデモがこんなに悲しいのかというと、ボッタクられても、おつりをごまかさられても、交通ルールが悪くても、列に並ばず横入りされても、どこでも平気でゴミを捨ててても、結局その中の人も含めて「そんな中国が好き」なんだと思います。これに気づいてちょっとびっくりしました。
片思いだって分かると悲しいもんですもんね。早く両思いになってほしいものです。

外高橋保税区「国際商品広場」

　
外高橋に襄陽服飾礼品市場の仕入先があります。
外高橋までは浦東方面に車で40分くらい。
こちらの国際商品市場というのには、襄陽市場が2階建てのショッピングモールになったような感じです。
1階はホンモノエリア。店頭にはホンモノの商品が並んでいますが、店自体は中国ブランドのホンモノなので欧米のブランド名に良く似たものが目立ちます。
2階はそれこそ襄陽市場のような感じです。並んでいる品物はどの店も同じような感じですが、100近くのの店舗が並んでいます。ただ、やはりニセモノは派手には並べられないらしく、大きな黒い袋の中のものをこそこそと見せてくれました。襄陽市場よりは3～4割程度割安な感じです。
また、もっとニセモノが見たいと話すと、売り子の家にあるとのことで彼女の家に一緒に行くことになりました。
2DKの市営住宅のような間取りで、そのうちの1部屋が写真右のように商品が並べてありました。ここには良く知る著名ブランド品のニセモノがずらり。こんな光景は襄陽市場近くの民家でも見ることができますね。
襄陽でも感じたことですが、こんな機会がないとローカルの家に入る機会も少ないので、ちょっとワクワクしてしまいました。
日本の家と大きく違うのは、立て付けが悪いのと、ダイニングのタイルの床のせいで寒々しい雰囲気なこと。また、入り口に鉄格子の扉があるのも中国ならではです。家の中にはダンナさんがおり、慣れた様子で紹介してもらえました。1部屋潰してやっているんですから彼も必死なんでしょう。しっかしたくましいよなぁ。
ただ、全体として行きやすさと手軽さを考えると襄陽市場の店に行く方が良いかもしれませんね。

今日の外出も結構ニホンゴを意識して使わずニホンジンと分からないようにこそこそ行動してました。こんな生活早く終わってほしいです。
コイズミさんマチムラさん何とかしてくれ～。色々あるんだろうけど、中国なしには今後の日本経済の発展が難しいことくらい分かってんでしょーに。

上海 反日抗議デモ

　　
本来は他人の写真は使用しないのですが、今回は自分の日記として上記の写真をWeb上で拾ってきて残しました。
普段歩きなれている場所なのに、ものすごく遠くなってしまったような寂しい気持ちになります。
今までこの問題は、中国と日本の歴史的・政治的な大きな問題と解釈していました。
「日本の常任理事国入り反対、戦争謝罪がない　→　デモをする」
デモは民意の表現なので、まだ理解できます。
ただ、日本料理店を襲うとか日本車を破壊するとか暴行を加えるとかの、過激な犯罪行為まで向かわせてしまう“日本に対する個々の人の恨み”がこれほどのものとは思いませんでした。しかもその恨みは、これほどまでに深いとは・・・。
色々なことを考えさせられる一日でした。
いずれにしても外に出なくて良かったです。
我々日本人駐在者は中国の為に税金も払い有形無形の貢献もしているはずです。そんな個々の安全を脅かすほどの教育ってどうなんでしょう。