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機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

平和に暮らしていることに感謝

2005-11-05 00:12:58 | テレビ
今日、『火垂るの墓』(を録画したもの)を見ました。
アニメの方は見ていたのですが、アニメは清太・節子の目線なのに対して、
このドラマは、目線が「久子(おばさん)の娘・なつ」になっています。
節子がアニメそのもので、声までそのまんまな感じで、余計に泣かされます

話は、久子の葬儀から始まります。
なつが遺品の整理をしている時に節子のドロップの缶が出てきて、回想に入りますが、
アニメ同様、戦争が激化していくにつれ、久子は徐々に冷酷になっていきます。
清太に対して、「恨みたければ、いくらでも私を恨みなさい。清太さん、これが戦争よ。
戦争とは、こういうことなのよ!」と久子がキッパリ言うシーン。
そうしなければならない久子の罪悪感と、精一杯の優しさなんだと思いました。
三ノ宮の駅でドロップの缶を拾ったときの「ありがとう、おおきに」の言葉が
切なかったですね。

エンディングの「生まれ来る子供たちのために(BankBand)」の歌と
映像も涙を誘いましたね
夏に見た、万博の国際赤十字・赤新月館での映像を思い出しました。
最後に流れた
「このドラマはフィクションですが
世界中には今も清太や節子のように
戦火の中に暮らしている子供たちが
数多くいます。」
と、言うメッセージは、ドラマの最後の方での台詞、
「戦争って、昔話じゃないんだね」を実感させられますね。

それにしても、親子役の井上真央と松嶋菜々子が
「花より男子」では、「高校生」と「同級生の姉」の役で出ていたので、
ちょっと違和感が・・・
コメント
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