残念な知らせ。

三日まえ年賀状は安否確認と書いたばかりなのに
昨日、悲しいはがきが届いた

勉強会仲間のＫさんが８月に亡くなったと奥さんから
のはがきだった
知らなかった！

４つ年下のＫさんとはビジネス出版Ｄ社が主催する
管理職の全国版勉強会サークルで知り合った

たまたま自宅が電車の最寄り駅をはさんで東と西で
勉強会の帰りはいつも一緒だった

関東の人でＫ大出身の紳士、エリート社員だったが
気さくで気が合いお互いに認め合う仲だった
Ｋさん行きつけの店にも何度も誘われた

大手企業の大阪本社一筋で大阪生活が長かったのに
関西弁は一切使わずにきれいな標準語で話していた
それがまた関西圏の人間にはスマートであこがれた

リタイアしたらコンサルタントとして活躍したいと
勤務しながら必要な国家資格を取得する努力家で
休日には副業でコンサルのまねごとをしていた

たまにわが事務所にふらりと寄ると
いずれ自分も事務所を持ちたいと熱く話していた
早くからリタイア後の設計もしていた

その意思通りに定年と同時に事務所を開設したが
その時点ですでにいくつかの客先をもっていた

年賀状にはいつも近況を書いてくれていたので
その活躍ぶりが刺激にもなり楽しみでもあった
ほんとうに優秀な人だった

３年前に駅で偶然あったとき
忙しく飛び回っているといっていたが
なぜか急に老けこんでいたのが気になった

あんまり飲まんほうがいいよ！
酒好きのＫさんにそう言ったのが最後になった
あれからなにがあったのだろうか？

年賀状の差し出しに名簿をチェックしながら
最近は会わないなあと思っていたばかりだった
あこがれたＫさんの紳士っぷりにもう会えない

６８歳

それにしても早い

残念

ご冥福を祈る。