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なら燈花会。(11日)

2011-08-12 17:58:55 | ウォーキング

猛暑が続く、同じ暑いのなら・・・外で汗をかいたほうが
健康的!とばかり奈良の夜をろうそくの灯りだけで彩る夏の
風物詩「なら燈花会」へ出かけてきた。
しかし、近鉄奈良駅へついたら暑さは大阪とかわらん!
35度はあったのでは・・・と思うくらい暑かった!
近鉄奈良駅から東大寺をめざして、しばらく歩くともう汗が
噴き出る、17時近くにになるというのにすごい暑さ!




それでも鹿さんたちを冷やかしながら、ほんとは遊ばれ
ながら遊ばれながら東大寺へついた。


参道は相変わらずの人出、ここだけは年中かわらないね。フンをよけながら歩くのだから歩きにくい。道の真ん中に寝ている奴がいる、熱中症?


燈花会は13回目、なぜか、毎年毎年、引き寄せられるよう
に行く「燈花会」の不思議な魅力にとりつかれている。

広い奈良公園一帯を2万を超えるローソクの灯りで彩られる
「燈花会」は、神秘的で温かくて、まほろばのほのぼのとした
情景を映し出して、心にやさしさと安らぎを与えてくれる
すばらしい祭典だと思っている。
カメラマンの多いのには辟易するがそれも灯りにつられてだろう。



自分のために、たった一つの灯りの花を咲かせてみませんかと
「一客一燈」をうたい文句にしている燈花会だが、生かされて
71年、いただいている命がある限り、誰かのために、何かの
ために、小さくてもいい、自分の灯りを灯して生きていきたい!
大震災のあった今年だからこそ、その思いを深く心に刻んで
、鎮魂の気持ちも込めてひとときを「灯りウォーク」にしたいと
特別な思いで訪れた。

毎年、19時に燈火される前、奈良公園周辺のショートウォーク
をしてきたが、今年は初めての試みで若草山へ登ることにした。
若草山から生駒山へ没する夕陽と灯火される眼下の燈花会の灯り
を山頂から眺めてみたいという願望もあった。





日没時間は18時40分頃、それに合わせて東大寺周辺をぶら
ぶらウォークして、時間に余裕をもって若草山下に行ったら、
お土産物屋の「とうふアイスクリーム」?のノボリにつられる
ようにふらふらと店に入ってしまった。せっかくだからと
「とうふアイスクリーム」を食べた、これおいしかった、客の
いなくなったお店で甲子園の九州国際大付属高校と関西高校戦
をテレビ観戦して時間オーバー、あわてて若草山登頂をめざす、
うまく夕陽が見えたらいいが・・・。

いつもの下から眺めている若草山、頂上までは560メートル、
登り始めて想像以上に急な坂道が続くのにびっくり、中腹まで
の芝がきれいに手入れさているところは、立っていることすら
怖い急斜面、転ぶと間違いなく下まで転げ落ちてしまう・・・
その急な斜面を何十頭もの鹿さん集団が草を食べていた、芝が
きれいなのも多分、鹿さんが食べてくれているからだろう。




中腹から山の側面の林の中を右へ左へ縫うように上がるがきつくて
、それでも一気に頂上へついた。奈良市内から生駒、葛城の連山、
はるか大和三山の山影まで見えるすばらしい夕景、ただし夕陽は
雲間にかくれてみることができなくて残念だった。
それでも、東大寺の巨大な大仏殿が右手、正面には興福寺の五重塔、
手前には燈花会の会場がきれいにみえて満足した。



さっきの鹿さん達だろうか、集団になって奥のほうをめざして
いたが、ねぐらは春日の原生林なのか・・人さえみれば寄って
きてエサをねだる街中のシティー派の鹿さん達にくらべると、
こちらはカントリー派の鹿さん達、さすがにお行儀がいい、
よちよちのバンビちゃんはかわいいね。

560メートルの山頂は下界?とちがって涼しい、涼しい風が
気持ちよかった。夕暮れになって町に灯りがつき始めてきれいな
夜景が始まった。燈花会場の灯りもくっきりと見えてきた。
いつまでも眺めていたかったが、入山口(若草山は有料)の
係員さんに暗くなる前に下りてくるように言われていたので、
着替えをしてあわてて下り始めたが、林の中の道がみえにくく
肝を冷やした、それでも転がり降りるように無事下山した。

そのまま三月堂からいつもは夕陽を眺める二月堂へ、ここで
しばし夜景を眺めて、もう一度、東大寺へ行った。



ここからは大変な人、人、そして、鹿、鹿・・・
“おじ(い抜き)ちゃん、せんべいおくれ”
(注・せんべいをください)”と寄ってくるので
“夜更かししたらあかん!早ようお帰り!”
不良になるな!
とちびちゃん鹿に言ってやったが、わかるかなあ・・・
わかれへんやろなあ。

それから広い奈良公園内の燈花会会場の灯りを訪ねて
「灯りウォーク」




多くの人達の尊い命が奪われた東北の人達への鎮魂の
灯火なのか、頑張っている人達への励ましの灯りなのか、
すべての日本人へのメッセージなのか、鹿さんが背負った
「命」、「絆」の灯りもあった。

浮見堂


お腹がすいた!奈良の名物といえば「柿の葉寿司」、
公園内で食べられる店を知っていたので夕食代わり
寄っておいしくいただいた。
コースの最後は興福寺から猿沢の池のほとりを歩いて
JR奈良駅までウォーキング。快速が出たばかりで
22時3分発の大和路線各停に乗ったので時間がかか
ったがJRで天王寺駅まで戻り、地下鉄に乗り換えて
帰宅したら23時半になっていた>
、さすがに疲れたので本日のすべては終業とした。