韓国時代ドラマが好きなのでよく見る。それは、単にドラマを楽しむだけでなく、韓国語の勉強も兼ねているのである。
韓國語の先生は、時代ドラマでなく現代ドラマを見るようにと言われているのだが、恋愛物語などは到底小生の好みには合わず、すぐに時代物へ切り替えてしまっているのが現状である。
韓国ドラマ「風の絵師」字幕付き原語版の2回目が終了した。
(Gyaoは、数ヶ月から数年毎に同じ作品を繰り返し公開するので、勉強には実に便利である。)
この作品は、月・水・金1話更新で、20話まであった。約1時間物であるので、全部で20時間分の勉強になっている。また、李氏王朝の頃の絵も見ることができて、興味深かった。
半年ほど前に1回目を少し取りこぼしながら見た。今回も13回目を見そこねた。公開後1週間で切り替わるので、用事や風邪ひきなどがあると、どうしても見落とすことになる。
目標は、同じ場面を2度見よう(1回目と2回目では、聞き取れる範囲が格段に広くなり、また単語を記憶できる数も多くなる)としているのだが、これが結構実行するのに難しいのである。
これを完全に実行していると年間700時間くらいの勉強ができるのだが、なかなか思うに任せないのである。
昨年5月に韓國語を習い始めてテキストは10課まで進んだ。習った単語は千くらいで文型は百くらいだろうと思っているが、瞬間的に出てくるのはほんの一握りである、あとは忘れたりよしんば思い出しても数秒あるいは数十秒後に出て来るような有様で、実用にはほど遠いのである。
この風の絵師の場合、字幕の助けを借りると5%くらいの単語が聞き取れたと思っている。これは1回目が限りなく0%に近かったことを思うと、大変な進歩だと感じている。
補足;
『風の絵師』は(李氏)朝鮮時代の韓国画を素材にしたフィクション推理史劇で、18世紀に実在した2人の天才画家の金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク)の愛とその運命を描く歴史ドラマである。
最も有名な絵師として現代に多くの韓国画を残した実在の天才画家キム・ホンド。そして同じ時代を生きたもう一人の天才画家シン・ユンボク。キム・ホンドとは逆になぜかシン・ユンボクについての資料はまったく無く、現代にはその名画を残すのみ。
ドラマではその謎に包まれた天才画家シン・ユンボクを女性として設定し、男装した姿で登場させる。名前もユンボクは男装時のもので、女性時の名前(つまり本名)はユン。
ハイビジョンの映像美とともにミステリアスなロマンスを展開。朝鮮時代に生きた二人の天才画家の生涯と、絵に秘められた愛とその運命を描く。