昨今の道徳教育については、全く知らない判らない世代となってしまった。また過去の教育勅語にもかかわりのない世代である。さりとて特定の宗教が精神的な規範になっている身でもない。
今の自分の精神的な規範について何があるのか気になったが、これといったものを思いつかなかった。それでなんとなく教育勅語をひも解いてみた。教育勅語には、道徳項目が主に12個示され「12の徳目」などと呼ぶ。次の通りである。
1. 親に孝養をつくしましょう(孝行)
小生の場合には、誠に形式的な親孝行しかできていない。
2. 兄弟・姉妹は仲良くしましょう(友愛)
どこかの政党のスローガンでもある、そちらの方は兄弟・姉妹に限定はしていない。
3. 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう(夫婦の和)
離婚率の減少に効果があるかも。
4. 友だちはお互いに信じあって付き合いましょう(朋友の信)
友達が少なくなっており、これも実行が結構難しくなってきた。
5. 自分の言動をつつしみましょう(謙遜)
何時まで経っても一向に改まらないので困っている。
6. 広く全ての人に愛の手をさしのべましょう(博愛)
少しは何か人のためにと、ユニセフに寄付をしている程度。
7. 勉学に励み職業を身につけましょう(修業習学)
この時期はすでに済んでしまった。
8. 知識を養い才能を伸ばしましょう(知能啓発
)時間があるので、これには熱心な方であると思っている。
9. 人格の向上につとめましょう(徳器成就)
今更、人格を気にする年でもないような気がしてきた。
10. 広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう(公益世務)
僅か町内会の掃除に参加する程度。
11. 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう(遵法)
脱税するほどの財産もなく、車にも載らないので、これには自信がある。
12. 正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう(義勇)
これについては昨今誰も表立って口にする人がいない時代となったのではないだろうか。
経済一辺倒の時代になってしまったが、これが少し改まるとずいぶん住みよくなるような気がする。