12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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作品合成test その3(最終回)

2010年02月11日 06時27分49秒 | Weblog
ビデオ編集を趣味とする方専用の記事である。ご興味のない方は読み飛ばしてください。

これまでのtestで書き出した約3分ものファイルを、読み込みモードを次のHDVモードとAVCHDモードの2種でPE7(Adobe Premiere Elements 7)に読み込んでみた。
(約50分ものを5本連ねると250分を越える長大なものになるため、RAM不足を起こすのが目に見えているので、これらのtestははじめから諦めた)

1.H264 1440x1080i, H264 Blu-ray (ハイビジョンムービー)
  M2Tファイル 385MB
2. H264 1920x1080i, H264 Blu-ray (高画質)
  M2Tファイル 385MB 
3. HD720P、(ハイビジョンムービー)
MPEG(mpg) 337MB
4. MPEG2 1440x1080i  Blu-ray (ハイビジョンムービー)
  M2Tファイル 546MB
5.MPEG2 1920x1080i  Blu-ray (高画質)
    M2Tファイル 546MB

A.1440x1080i のHDV とB.1920x1080i AVCHD の2種のプロジェクトにそれぞれを読み込みタイムラインに番号順に上記5つのファイルを直列に並べてみた。結論からいうと、全ての作業が順調に出来、合成は成功した。更に、合成作品の書き出しも問題なく出来た。(当然、M2Tファイル)

ファイル毎に若干の差が生じたので参考までに書いておくが、作業そのものに大きな支障があったわけではない。このtest範囲のものならどのフォーマットが混在しても十分に合成可能だと判断した。

気づいた若干の差異;
A.1440x1080i のHDVプロジェクトモードの場合には、編集作業時 
4.のMPEG2 1440x1080i  Blu-ray (ハイビジョンムービー) M2Tファイル 546MBのみ円滑に見ることができた。それ以外はレンダリングをしないとカクカク動き作業画面が見にくかったのが問題点といえば問題点であった。

B.1920x1080i のAVCHDプロジェクトのモードの場合には、編集作業時
 3.HD720P、(ハイビジョンムービー)MPEG(mpg) 337MB と
 5.MPEG2 1920x1080i  Blu-ray (高画質) M2Tファイル 546MB
の2種を円滑に見ることができた。それ以外はレンダリングをしないとカクカク動き作業画面が見にくかったのが問題点といえば問題点であった。

今回の実験の結論から言えば、ハイビジョンおよびフルハイビジョンが混在しても作品の合成では取り立てて支障が出るというほどのことはないといってよいと思っている。

小生は1440x1080iのHDVカメラ、孫のところは1929x1080iのAVCHDカメラ(多忙なダンナに代わって、この映像の編集作業の下請けをしている)と異なるフォーマットが混在している。
このように異なる2台のカメラモードで撮影したものを一つの作品に統合できることは非常に便利で有難いことである。

追記1;
小生のモニターは21.5インチのフルハイビジョンモニターであるが、今回のtestでは、5種類の書き出しフォーマットによる画質の差が認められなかった。おそらく何らかの画質の差があるはずだが、この程度のモニターでは識別不能だったのだろうと思っている。

追記2;
test対象外だったので、古いDVカメラで撮影したものも、これに統合できるかどうは不明のまま残った。もし必要となれば、そのときに実験すればよいと割り切った。

追記3;
m2tファイルが一番画質が良くファイルサイズも小さいと一般的に言われているので、パソコン上でのビデオファイルの保存は全てm2tにしたいと思っている。それゆえ、次の課題は、m2tファイルを直ちに再生できるfree softを探すことである。

SONY社製のハンディカムなどで保存した場合は、同社の画像管理ソフト「Picture Motion Browser」がないと再生は出来ない模様とある。
小生の場合では、娘が帰郷するおり、カメラとそれに付属する「Picture Motion Browser」のディスクを持ち帰ってもらい、自分のパソコンにこのソフトをインストールするのが一番確実な方法のようである。(カメラをPCに接続しないとインストールが出来ないようである)


インターネット上の参考情報;
拡張子「.m2ts」 - エムツーティーエス ITU-TのVCEGによって策定された動画圧縮規格「H.264/MPEG-4 AVC」形式で保存された動画ファイルにつく拡張子。

同形式はナローバンド、携帯電話向けの低ビットレートから「HD DVD」などで用いられる高ビットレートまで幅広い用途で使われている。

アップルコンピュータ社のメディアプレーヤー「QuickTime」やVideoLANプロジェクトのメディアプレーヤー「VLC media player」で再生が可能な様だ。(専用コーデックがないと再生できないという話もあり、「.m2ts」ファイルを使って、「Quick Time」「VLC media player」で再生確認をしたが、正常には再生できなかった、という報告もある。)

(注)小生もQuickTimeでの再生を試みたが成功しなかった。