12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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オタマジャクシ

2008年02月26日 07時18分21秒 | Weblog

2月の最終日曜日午前4:05から「わが人生の歌語り」作家…五木 寛之氏、 きき手、須磨佳津江さん を、久しぶりに聞くことが出来た。

S43頃は、東大紛争、成田紛争などで大きく世の中が揺れ動いた時代であった。

その頃、五木氏は、スカンジナビア半島・バルカン半島・朝鮮半島・インドシナ半島・・・など、沢山の半島めぐりをしたが、その理由は世界の紛争の多くが半島で発生したためだという。

彼らしい目の付け所に感心しながら聞いていたが、更に、彼が「艶歌」と言う小説を書いたとの話を聞いた。後日、インターネットで調べるとS42頃の発行のようで確かにリストされていた。


「艶歌」というのは、彼の造語のような発言であった。
( 艶歌は、wikipediaによればでは、「春歌」と言う分類で扱われており、それほど上品な歌の扱いではなかった)

この時代、知識人と一般大衆の間に大きなギャップがあった時代で、彼の作品も純文学と大衆読み物の境界線上にあったという。
彼本来の反骨精神が、お高くとまっていた純文学者に反抗して、彼独特の作品を生んだのである。

 トークの間に“都はるみ”の「好きになった人」が流れた、「サヨーナラー サヨーナラー元気でいてねー ・・・」、この“サヨナラ・・・”が、いかにも明るいのだというのである。

♪音符は、その頭の部分が楕円形の黒丸で現されるのであるが、これをオタマジャクシと俗称されている。

このオタマジャクシの頭は当然のことながらある大きさを持っている、このことは、オタマジャクシの示す音階にある許容範囲があるという。

中心となる純粋に正しい音階より許容される上限までを♯とすれば、許容される加減までが♭である。 都はるみは、♯の許容範囲一杯に「サヨウナラ・・・」を歌っているから、明るく聞こえるのだという。

初耳である、こんな聞き方もあるのかとまた感心した。

追記:
「わが人生の歌語り」 続編の出版が近々あるとのこと。
また、図書館にリクエストしなくては・・・。

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