12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

安物買い

2008年02月05日 07時51分56秒 | Weblog

 倹約は美徳と教えられて育ったので、小生に限らず全ての人が、少しでも安いものを求めるのは自然である、恥ずべきことでは全く無いのである。

 がしかし、品質のことを忘れるととんでもない結果を招くことになる。これを戒める言葉が「安物買いの銭失い」という諺である。

この諺が出来たのは、昔の人が同様の失敗を何度もしたからであるに違いない。再びか三度かもっとかは知らないが、相変わらず同種の失敗が繰り返されているのである。

特に、品質は、数字で表すことが困難なものであるが故に実に判り難い、往々にして数字で明確に表示されている金額ばかりを気にしがちとなるのも仕方の無いことかもしれない。

それに輪をかけて、品質表示を誤魔化すといった悪質な行為が横行するため、消費者はさらに厄介である。

「貼り替えは 昔障子で 今、日付け」は、最近話題となっているサラリーマン川柳入選100句の一つである。

    

 随分前のことだったが、1ドルが急に180円くらいまで高騰したときがあった。(ニクソンショック或いはドルショックである) このとき、日本の企業はこぞって海外から物を買うことに走った。

 しかし、その結果は参たるものであった、品質がしばしば満足できないのである、結局廃棄したり、我々の手で手直しをしなくてはならず、「安物買いの銭失い」という諺の通りとなってしまった。

 昨今では、海外の品質もかなり改善され、ほぼ満足のいく製品を手に入れられる時代が来つつあるに思っているが、ここ数年、購入した家庭電気製品(主として台所用)の故障はどうしたのだろうか、いずれも5年補償内で壊れ無償修理をしたので、さしたる実害は無かったが、それでも無傷だった製品は無かったように思っている。

 とにかくよく故障するようになってしまった、日本製品の誇りはどこに行ったのだろうか。

この度は、冷凍餃子の問題で大騒ぎとなり、製品の動きと状態を追跡するためのトレーサビリティ(追跡調査)は比較的順調に推移している感があり海外・国内とも随分進歩したと思っている。

 「治に居て乱を忘れず」の諺通り、最悪の事態を想定しておかねばならないのであるが、自分のことになると自信が無いのである。
S38年築の我が家の耐震診断なども検討しなくては、思い始めた。