12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

出雲屋敷

2008年02月04日 06時41分23秒 | Weblog

 初詣ツアーで印象深かった所の見聞録を書いてみた。



 「出雲屋敷・出雲流庭園」とは、ある大地主の屋敷四分の一に相当する母屋と長屋門と庭園などを移築したものである。


入り口土間部分は、大黒柱と重厚で豪快な梁組み、それに奥には立派な書院造り客間など豪農の生活とは斯くあるものかと感嘆に耐えなかった。



まず主賓客の位置に座して座敷から見る庭、そして、最上の見方と教わった障子を部分的に閉めて見る庭、優雅な暮らし向きであったろうと思わせられた。


 既にお気付きとは思うが、景観を妨げないように濡れ縁の側には角の部分に柱が一本だけである、そのためには強固な梁を使用しており、高価なつくりになっているのが想像できた。


また、雨戸の戸袋は景観を損ねない片隅一箇所に作られている、このため、直交する二辺の雨戸を如何にして閉めるのか実演してくれた。写真のような特殊な金具があり、雨戸は直角に曲がって走り、開閉する仕組みとなっている。

ふすまも障子も雨戸も全て滑るがごとき動きを示しており、移築前の感触まで再現したとのこと。

 庭園は出雲流庭園と呼ばれる回遊式の平庭枯山水、西と北の塀に沿わせて築地松鮮やかな緑を楽しませてくれた。


めったにお目にかかれない贅沢な暮らしを味わえ豊かな気持ちになれたが、それも束の間、もっと見るところはあったのだが、バスツアーは忙しい、心残りながら帰らざるを得なかった。