自 遊 想

ジャンルを特定しないで、その日その日に思ったことを徒然なるままに記しています。

「レスキューハイチ」

2010年01月20日 | Weblog
(朝刊より)
 大阪を拠点に活動するハイチ育ちの壁画家ヒューズ・ロジャー・マシューさん(37)が大地震で壊滅的な被害を受けた母国への募金を呼びかけている。自分の作品のチャリティオークションも計画。「地震の怖さをよく知る日本の人たちの助けが必要です」と訴える。
 ハイチ人の両親のもとにニューヨークで生まれた米国籍のマシューさんは、間もなくハイチの首都ポルトープランスに移り、13歳まで過ごした。両親は亡くなったが、ハイチには兄妹ら親類30人以上が住んでいる。地震後、親類に電話をかけ続けているがつながらず、19日現在も安否が分らないという。「ニュースを見るたび、絶望的な気持ちになる。1秒でも早く、みんなが元気かどうか知りたい」と心配する。
 マシューさんは1992年にニューヨークで本格的な創作活動を始め、2003年に初めて大阪を訪れ一目ぼれ。04年に大阪市内にアトリエを構えた。御堂筋のイチョウ並木の美しさや、屋台の並ぶ下町風情が気に入ったという。大阪市内の老舗カフェにイチョウをモチーフにした天井画を描いたことも。浮世絵や日本の草木を金箔で装飾したり、ハイチで信仰される神々を描いたりして、双方の文化の融合を表現している。
 募金を呼びかけるサイト「レスキューハイチ」
  http://www.art-hrm.com/haitiearthquake/
を17日に設けた。募金の振込先は、三井住友銀行芦屋支店「普通5291434」、口座名義「レスキューハイチ」。問い合わせは芦屋市で開店準備中のサロン「ポルトープランス」(0797・32・6600)へ。