宮崎 都こと【ミヤミヤ】は、ピンク・・・いや、違う！限りなくブラックだろっ！ビバ！バイオレンス！？

　【ミヤミヤ】と【ダン】は、今日のラブラブである。連日の校内での走り込みでの体力強化。【ダン】の身体に残る【外山】から受けた傷跡。一瞬【ミヤミヤ】の目つきが鋭くなるのだった。
　剣道場。町戸高校との練習試合も近づき、昼休みも練習となる。顧問【虎侍】はみんなのお弁当が目当てのようですね。【ミヤミヤ】はあまり乗る気ではないようだが【ダン】も一緒で、そして励ましてくれるから頑張れるのだ。
　剣道具店。みんなで防具・竹刀を注文しに行きます。このお店の【坂口さん】は有段者。みんなに稽古を強引につけたいが・・・こんにちは、坂口さん。【タマちゃん】が声をかけると慌ててしまう・・・道場で【タマちゃん】と試合をした事があるので、その強さを身をもって知っている【坂口さん】なのだ。竹刀にも色々とあるのだ。公式のサブハチ。重さの違い。実際に振ってみる事が大切なのだ。【虎侍】はポスターを見て思い出す・・・先輩【石橋】との高校時代を。【ダン】は店主の豆大福を食べ、【ミヤミヤ】は木刀を目にする・・・みんなは【ミヤミヤ】の殺気を感じた？【ダン】と【ミヤミヤ】は楽しそうですね。【虎侍】は【タマちゃん】に感謝をしている。こうするのが、正しいと思いましたから、だから、ちゃんとやらないと・・・。【タマちゃん】は正義の為に・・・。帰り道、みんなの口のまわりが白くなっている・・・食べちゃったようだ。
　【虎侍】は、カップラーメンができるのを待ちながら【石橋】と携帯で話をしていた。【石橋】が勝った場合・・・飾ってあるそれを貰う。大切なスーファミではなくて・・・トロフィーを。先輩【石橋】との高校剣道大会で戦った時の思い出がよみがえる。まぐれ？運が良かった？【石橋】は悔しかったのだ【虎侍】に負けた事を・・・。その時からトロフィーの事ばかり。でも、あの時は・・・練習した手は嘘をつかない。あんたより強かったんだ・・・。トロフィーよりも大切なものがあるのだ。それを、ゴキブリを叩く為に壊してしまった。もう負けられない・・・。
　【キリノ】からの練習メニューがFAXされる【ミヤミヤ】・・・そのカタログは「木刀」のページだった。ウザイ感じの【ミヤミヤ】。その【キリノ】の携帯に【サヤ】からメールが届く・・・もう死にます。全然心配していない【キリノ】である。
　桑原 鞘子。自室でカッターナイフを振りかざし叫んでいた。だめだ！あたし！全然だめだ！死ね！あたし！死んじまえ！・・・泣いていた。そして、自身の書いた小説を切り刻んだ。才能がないと・・・自分を責めていた。こんな時は、自転車で走り抜ければ良いのだ。私はできる子だ! 私は天才!と自己暗示。思い込みの激しい女の子である。
　１－１。【ユージ】と【ダン】のクラス。【キリノ】が竹刀などが届いたと教室を訪れるがいなかったので、黒板に伝言を残す事にする。ユージくんほかへ　竹内来たよ　キリノ・・・竹内って、誰なのか。
　【外山】たちが廊下を歩いている。それを見つけ【ミヤミヤ】は隠れる。誰かを殴る話をしていた。その会話内に出て来る一年生とは【ダン】の事だろうか・・・【ミヤミヤ】の表情が険しくなる。
　剣道場。防具と竹刀が届いている。【虎侍】にお金を渡すのは・・・全く信用されていない顧問なのだ。【タマちゃん】も新しい防具を買いました。みんな買ってたから、新しいの欲しくなって、あたしの防具、もう古いし・・・部活に入るのはじめてだから・・・みんなと一緒にはじめるから・・・防具も一緒がいいなって・・・。
　戦隊モノ。【タマちゃん】はリーダーなので「レッド」。【タマちゃん】の瞳がキラキラと輝いていた。【キリノ】はなんかキャラ的に「イエロー」。【ミヤミヤ】はやっぱり「ピンク」だよね・・・彼女の残像が一瞬ぶれたような・・・やはり「ブラック」なのだ。みんなを命名する【石田司令】は、本当に嫌ですね。「ブルー」こと【サヤ】はまだ学校を休みがちだった。
　【ミヤミヤ】が【外山】を襲撃する？急にバイトが入ったと自転車を飛ばす【ミヤミヤ】。坂口剣道具店を訪れ、木刀を購入したようだ。夕陽が沈む河川敷で誰かを待っている【ミヤミヤ】。だいぶ時間も経ったようだ、あたりも暗くなって来た・・・そこに【外山】たちの声が【ミヤミヤ】の耳に入る。【外山】が気がつくと前に【ミヤミヤ】が立っていた。何をする気なのだろうか・・・。そこに「どいてぇー！」と【サヤ】が自転車で突っ込んで来る。【外山】たちは行ってしまう・・・【ミヤミヤ】は治まらずに【サヤ】の自転車を川に投げ込んだ。触るな・・・と【サヤ】をも川へ。土手をあがる【ミヤミヤ】の瞳が妖しく光るのだった。これが「ブラック」と「ブルー」の出会いとなった。