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現代視覚文化研究会「げんしけん」

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表現者からのメッセージ 【押井 守】監督と【宮崎 駿】監督の作品に込められた想いなど・・・。

2008年08月06日 22時55分19秒 | オタク多事争論
 今夏、世界で評価されている押井守監督『スカイ・クロラ』と宮崎駿監督『崖の上のポニョ』のアニメ劇場作品。2人が伝えたいメッセージを感じたいと思い、ここで書きます。個人的な想いと勝手な解釈で書いておりますので、そのあたりはお許し下さい。私が書いている事が全てではない事もはじめに書いて置きます・・・このつたない文章で何かを感じ取ってくれたら嬉しいですね・・・。
 
 大人達の中で生きる事の違和感、、、大人になりきれない子供たち、、、その姿を一生しているつもりなの?人がどう生きるのか?あそこに自分がいると・・・。画面の中に存在する自分・・・。永遠に続く日常、、、見えるようで見えないものを・・・。何気ない日常の中にある、、、小さな感情のざわめき、、、窓を開けた時の入って来た風を感じる余裕を・・・。
 戦争という「死」と接する中で「生」を描く事を・・・。生への実感。生への充実感と高揚感・・・。それは、死に対しても例外ではない、、、死への実感を持たない世界になりつつある、、、すでになっているのか。本来の自分として、、、人間として生き始めるのだ。重たい日常に耐えない・・・。「つらく」て当たり前なのだ。それが「人生」なのだ。違う道を、、、誰もいない道を、、、その景色は同じではない、、、ただ、、、それだけの事、、、それがいけない事なのか・・・。
 
 人生は一度きりではない、数打てば当たるはずだ・・・。
 
 人間は常に生まれ変わる存在なのだ・・・。

 映画の奴隷になる・・・。全てに魂を込める・・・。

 半径3メートルで仕事をする、、、身のまわりで出逢ったもので、、、
 その想像力を豊かにする。

 その線を探している、、、感情を表現している線を探しているのだ・・・。
 必ずある、、、その線を見つけるのだ。
 大好きなあの子に再会した時の気持ちを描くには何が必要か・・・。 
 
 イメージに支配されない、、、キャラも、ストーリーも変わり続ける。
 生き物のようなイメージなのだ。人間として、命があるものとして、、、
 リアルに描くのだ・・・。アニメとしてではなく描くのだ。
 そこにいるように、ちゃんと生きているのだから・・・。
 だから、僕たちは、コンピューターにはならない・・・。
 その「劣等感」のかたまりである自分を超えて、、、
 「人を楽しませたい」のだと。
 自分自身が古臭くてもかまわない・・・。
 人との出逢い、、、作品との出会い、、、そして「ナウシカ」の誕生。
 挫折のない、、、どん底のない、、、人間なんていないさ・・・。
 恨んでいる時間がつまらないだろう・・・だから、先に行くのさ。

 母の死から、、、母の姿を作品内で描き続ける・・・。
 元気で、男勝りな母、、、病と闘いながら子供たちを見守る母、、、
 気丈で優しい母、、、様々な母親像が投影されているのだ。
 乱暴でも本当は優しい母の姿を・・・。
 それが、物語の中での「人間らしさ」だから。

 自分の引き出しを出し切る、、、無用のものではない、、、
 存在する意味を、、、報われる瞬間との出会い、、、
 幸運の星を持っているか?どうか、、、その答えを持っているのは・・・。
 創り手ではない、、、今、目の前にいる「あなた」なのですから・・・。 

 死んじゃったら、、、夕焼けも見えないと言った・・・。
 終わりをどう決めるのか、、、映画も、、、自分も・・・。

 ストーリーをなぞるだけではダメなのだ。ワサビが足りないと・・・。
 本編ではなく、印象に残るシーンを・・・。
 作品の中で「母」に逢っている、、、ただの空想ではなく
 内なる所にあるのだ、、、そして考えるのだ。
 理屈ではない、、、つまらなさなどいらない・・・。
 自分でもわからない、、、思いつかない事に自分も出会いたい・・・。
 そのハッピーエンドを目指して・・・。

 母への想い、、、「母へ」
 この映画の中で、もう一度「母」と向き合う。母を描く為に・・・。
 その気持ちを、、、本当にある事を描くのだ。
 そのつもりで描くのだ、、、まるで自分自身を抱きしめるかのように・・・。
 真正面から抱きとめた、、、そのラストシーンへむかって行く・・・。
 ようやく、、、辿り着いたハッピーエンドへ・・・。
 
 「触れる」って手があるからできるよね・・・。 
 「走る」って足があるからできるよね・・・。
 「感じる」って、、、心があるからできるよね・・・。
 そこには「思いやり」と「優しさ」があって、、、人間になって行くんだよ。
 「生きる」って、、、本当にいいなぁ・・・。 


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9 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ダイ)
2008-08-06 15:29:47
生きるのはすばらしいと思います。

僕は子供の時に虐められていて、生きる力がなく、

自殺をしました。

でも、結局は助かったんですが、母親が泣きに泣いて

僕はなんてことをしてしまったんだろうと思いました。


アニメではないのですが、

19 「すべてへ」という唄を知ってますか?

僕は唄というか、歌詞がとても好きです。

ちょっと挙げると

生まれてこなきゃよかったと 凍える君がいるなら

君が生きてることが嬉しい 心からそう思う

それだけで生きていける


この唄を聴いて何回も泣きました。

19はけっこう好きで、歌詞もうわべではなく

ストレートに歌詞を作るので

ヲタ系でカラオケ行くと歌いませんが

友達とかで行くとよく歌います。

話は飛びましたが、僕は母親の影響はすごいと思ってます。

僕はポニョは見ました。子供の無邪気さ素直さ

大人の勝手ないいわけ・汚らしい世界。

僕は子供の時は友達も0人だったので、

こういう映画とかを見ると、自分はどうしてあの時変われなかったのかと

後悔しています。

子供のときは自分が大っ嫌いでした。

アニメかなにか忘れましたが、セリフで

自分が好きでないのに、相手が好きになるわけがない

これは心が動きましたね。

たまに地元の人に会うと、性格とか変わったといわれます。

昔は全然話もしなかったし、人と何かやることが苦手でした。

人見知りもありましたし。

僕はもし親が亡くなったら、今までの目標がないので

死ぬかもしれませんが

たしかに、死ぬのは恐いです。でも、人間いつかは死にます。

でも、親より早くは死ぬなと言われました。

「思いやり」と「優しさ」

とても大事なことです。ただ、今の時代

優しさが命取りになることがよくあります。

最近は詐欺とかも多いですから。

家の親戚もそういう電話があったみたいです。

なんか、うまくまとまらなくなった。

今は後、簡単に人を殺す時代です。

子供が親をくだらない理由で。

なんでそんな簡単に殺すかのかも

僕は信じられません。




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コメント、ありがとうございます。 (斑目 晴信)
2008-08-06 23:28:42
 ダイさん、コメントありがとうございます。
ダイさんが気持ちで書いているのが伝わりましたよ。
だからこそ、今回は真面目に書いてみました。
アニメだからこそできる強きメッセージ性のある作品
この2作品が生きる何かしらのヒントになればと思い
まして、書きました。
 「生きる」のは、本当に大変な事で、、、何も信じ
られなくなる時もありますが、、、その「つらい」の
が人生だと、、、重くないです。当たり前の事です。
その運命に逆らうことなく、、、これでいいのだと。
私は「アニメ」が大好きです!多くの作品に出会って
心を豊かにして来ました。だから、今の自分が大好き
です!だから、もっと悩んでいるみんなに心を描いて
欲しいと思っております。
 まとまらなくて良いと思います。それが、気持ちで
書いている証拠だと思うから・・・。
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Unknown ()
2008-08-07 22:06:27
NHKの「プロフェッショナル」ならわしも観たよ~。
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コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2008-08-08 00:08:45
 楠さん、コメントありがとうございます!
この番組は、凄く好きなんですよ!今、トップで
走っている人たち何ですが、、、まだ走っている姿が
大好きなのです!様々な業種がありますが、、、何か
に共通している所も多いですね!それが、自分自身の
生きるヒントになると思って見ております!
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Unknown ()
2008-08-08 21:01:49
あ、いつも観てるんだ?
わしはときどき気づいた時だけかなあ・・・
でもおもろいよね。
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コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2008-08-09 00:43:06
 楠さん、コメントありがとうございます!
そうですね。自分の刺激になるので観ておりますよ!
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プロフェッショナル 仕事の流儀 (斑目 晴信)
2008-08-27 12:07:13
 つきつめろ、そして、つきぬけろ~小池 康博~

 技術=子ども

 心のままに、発想する。

 根本をつきつめろ!

 好きだからの、こだわり。

 あえて、ブラックボックスをあける!

 科学者の責任、そのアイデアに対するもの。

 誠実に一歩一歩 未来を作って行ける人!
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プロフェッショナル 仕事の流儀 (斑目 晴信)
2008-08-27 12:15:34
 ハンマー一筋、新幹線を作る~国村 次郎~

 ムダに打たない。

 出来ない、とは言わない。
 
 自分でつかんだ技術は逃げない。
 
 考えを工夫する。

 辛抱する、、、長く続ける。

 向き合うのは、自分。

 立ち止まらないで前に進む・・・。

 自分の技術をとめないで、、、

 まだまだ、自分の技術を磨いて行く。

 
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プロフェッショナル 仕事の流儀 (斑目 晴信)
2008-09-03 15:44:05
 攻めの泳ぎが、世界を制した~平井 伯昌~
職業:水泳コーチ

 「攻め」の泳ぎを貫く 攻めの姿勢!

 強い気持ちで追い駆ける。 自分との戦い!

 ワンポイントで教える

 選手の一歩前を、歩く お互いの成長!

 精神は身体で鍛える 過酷な練習を超えて!

 嘘をつかない

 勇気を持って、ゆっくり行け

 やってきたことを、信じる!

 自分自身に打ち勝った者が残せるもの!

 忍耐力と「克己心」を強く持った人!

 「」の言葉の意味は、
 自分の欲望をおさえる心。自制心。
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