今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

次の選挙はどうするの?

2007-11-05 01:20:19 | 商店会長のコメント
福田首相が小沢民主党代表に連立を申し入れたり、その小沢さんが代表職を辞任したりと、何が起こるか分からない時ですから、近頃地元の皆さんからは「選挙が近いようだけど、次はどうするの?」と必ず聞かれます。

私は東京ブロックの純粋比例候補として名簿に掲載していただき議席を得ました。純粋比例は連続2回しか名簿掲載、公認されません。ですから私は次回の総選挙には前回と違い、比例上位で出させていただきたいと思っています。

もちろん東京ブロックで小選挙区に空きが有ればどこからでも立候補させていただきたいと思っていますし、「現職だからと言って比例上位は如何なものか」とおっしゃる小選挙区の先生がいらっしゃれば代わっていただいても良いと思っています。

東京で生まれ、東京で育ち、新宿区の商店会連合会の副会長も現職で務めさせていただいておりますので出来れば東京選出の衆議院議員として活動を続けて行きたいと思っていますが、党本部の命令であれば地方にも移る覚悟で、親から譲られた店を整理しました。中小零細事業者を束ね、各店舗の、その先にいる消費者、生活者の声を合わせ、国政に正確に反映させる事が、現場感覚の希薄な永田町に出て来た私の仕事だと思っています。

店で白衣を着ていた奴が衆議院議員にはなれなかったシステムの中で、一昨年の小泉郵政選挙という過去に例の無い選挙によって比例名簿27位の私が国会で議席を得る事が出来ました。これを1回だけの特異な出来事にしてしまっては前回の選挙の本質を見誤らせる事になると思っています。選挙直後に「お前のような素人が議員になって何が出来るんだ」と言われました。日本中の商店街の皆さんのお力添えをいただきながら、「実績」として答えを示したいと思います。
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11月4日・小沢民主党代表の辞任記者会見

2007-11-04 22:59:03 | 商店会長のコメント
昨日民主党代表の小沢一郎さんが代表職辞任を発表しました。小沢さんが受けようと思っていた連立に役員会で反対があったからだそうです。この先は新たに代表選挙をやって党首に返り咲き、文句を言わせない体制を作るのか、行動を共にする議員と一緒に民主党を離党して新党を作り自民党と連立を組み、キャスティングボードを握る意向で動くだろう、等々の推論を辞任記者会見を見ながら政治評論家の皆さんがお話しになっています。

そんな政局占いは政治評論家の方々にお任せして、私自身は、少子高齢化により働く人が少なくなって税収が減り、社会保障費という大きな歳出が増える、という時代に入ったのだという認識を正確に持たなければならないと思います。想像を絶する巨額の借金を次の世代に残して財政破綻をさせるわけにはいきません。もちろん無駄だと思われる事は徹底的に排除しますが、その上でも今まで以上に国民の皆さんに負担増をお願いしなければならない財政再建策が必要です。

今までのような利益分配ではなく、有権者が顔を曇らせる、いわゆる負担増の施策をわかりやすく説明し、納得、賛成していただく、強い指導力と卓越した先見性を持った政治が必要とされている時に数合わせの政局論を戦わせているわけにはいかないのではと、テレビの辞任記者会見を見ながら感じました。
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11月3日・文化の日

2007-11-03 23:58:05 | 商店会長のコメント
昨日の大連立騒動は一夜明けてもその余震は収まらず、テレビはどこのチャンネルも有識者が御丁寧な解説と御自分の推論をあたかも真実のようにお話しされています。それでも世論という摩訶不思議な力がどちらの方向に振れるのか読み切れないので亀田騒動の時よりも腰が引けているように見えているのは私だけではないと思います。

先日、川崎市麻生区、多摩区が選挙区の神奈川9区選出、山内康一さんからいただいた高瀬淳一先生が著された「不利益分配社会ー個人と政治の新しい関係ー」という本に書かれている事が、まさにピッタリでした。まだ全部を読み切っていないので終わりましたら感想も付けて内容をおしらせしたいと思います。

この本は山内さんからいただきましたがもう1冊は書店で購入しました。題名が「いつまでもデブと思うな」という只今売れている本です。こちらは痩せたら内容を含めて感想文を書かせていただきます。ついでのようですが本日は文化の日です。併せて早稲田大学のお祭り「早稲田祭」の初日です。雨が降らなくて良かったと思っています。
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11月2日・大山鳴動

2007-11-02 23:55:49 | 商店会長のコメント
8時から党本部704号室で開催された地域活性化特命委員会に出席。10時から11時まで経済産業委員会、11時15分から12時まで厚生労働委員会、12時45分代議士会、13時から13時25分まで本会議、16時から早稲田商店会女性ファンクラブ「ずいぶん早い忘年会」が商店会こだわりアンテナショップで開かれ19名の皆さんが集まってくれました。

その宴会の最中に「福田総理が民主党の小沢党首に連立打診。小沢党首はその申し出を受ける意向」というニュースが飛び込んで来ました。参加されていた皆さんのその瞬間の感想は「どうなってるのこの国は」という不快感と、「何故?」という不透明感、分かり辛さだったようでした。衆議院議員として衆参のねじれ、臨時国会開会後1ヶ月の法案が1本も通っていない異常事態等々を説明させていただきましたが得心は得られなかったように思えます。

説明している本人が「これではただの数合わせ、旧来の政治手法ではないか。有権者に選択肢を提示して民意を問う状況でもない時に、円滑な国会運営をするためだけの連立に他ならない」と思っているのですから現状を肯定する説明にはなりませんでした。

1時間程経った頃、民主党が連立の申し込みを正式に拒否したというニュースが知らされましたが忘年会場の皆さんの思ってる「漠然とした不安感と不信感」は払拭されたとは思いませんでした。この不信感はより民主党に向けられているようです。「大山鳴動して鼠一匹」と言いますが、もしかすると民主党という山が割れる前の「大山鳴動」のような気がしてなりません。
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11月1日・「失敗」と書いて「経験」と読みます

2007-11-01 22:39:16 | 商店会長のコメント
11時から13時まで東京駅前のまちむら交流機構会議室で震災疎開パッケージの新バージョンについての打ち合わせ会を開きました。平成14年9月に防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞した「震災疎開パッケージ」の運営を全国商店街震災対策連絡協議会という任意の団体からNPO法人全国商店街まちづくり実行委員会に移し、平成20年度から本格的に全国展開を行う事についての打ち合わせです。

「震災を切り口に都市の産地の物流、商流を図る」というテーマに活動を続けて来ましたが商店主が片手間でやっていては大きな活動にならない事も分かりましたので来年度を全国展開初年度と位置づけ本業としてやっていく意思をお持ちの方にお任せしようという事になり、本日の打ち合わせ会です。10月5日に印刷屋さんにお出でいただきチラシ、ポスターを印刷し始めようと思っています。

このNPOの活動には防災対策事業、アンテナショップ事業、地域イベント事業、環境対策事業等を柱にする事を考えています。アンテナショップ事業では今までの経験で消費地と産地、特に過疎の町や村との付き合いで一番障害になるのが物流費だという事がわかりましたので、この活動に参加される地域に物流調査を委嘱して本格的な連携が出来るようにしたいと考えています。

10月14日に開店したアンテナショップ事業実験店舗は栃木県茂木(もてぎ)町に農水省の広域連携に関する交付金が出ていますが都市部、早稲田の店には新宿区も東京都も国からも、直接の補助金は入っていません。商店街、都市部の店舗に対しては中小企業庁の補助事業と中小公庫の貸付等を示していただければ、スーパーやコンビニに置いていない品を提供できるオリジナリティあふれる店の骨格作りが可能だと思いました。

もし事業が破たんしても、別荘や人に貸している家作は処分していただきますが「住んでいる家はさわらない」、乗用車以外に商売で使っている車が2台有ったとしたら乗用車でもトラックでも2台は売却していただき「乗ってる車もさわらない」、手持ちの預金も「現預金は300万円まではさわらない」、担保も保証人も不要、でも金利は5%、その代わり基礎的自治体が半分を利子補給、でも事業継続についての最終判断と権限は基礎的自治体が持つ、という融資制度を小規模、零細事業者に提供できたら、この国は元気になると思います。

倒産も廃業も自己破産もしていませんが親から譲られた店を閉めた経験者として言わせていただければ「この国は店を潰すと人間性まで否定する」という事です。だから親戚から、友達から、知り合いから借金をしまくって、最後は自分で自分の命を縮めてしまうのです。止める事の出来るシステム、再び起業が出来るシステムを作れば元気になれるのだと強く感じています。

新たな事を始めるにはリスクが付きます。リスクが致命傷になってしまうのでは誰も新たな事を始めようとはしません。「失敗」が「経験」と読めるシステム作りが議員としての私にとって、大きな仕事になる様に思えます。
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