９月１０日・牛肉はもともと安全

１１時からのイベント、天気になって欲しいなあと思っていたら神様は肉屋を見捨てず凄い上天気にしてくれました。サービス過剰です、と言いたい位の日差しを御用意いただきました、３４度です。心より感謝申し上げますが顔も腕も真っ赤に日焼けさせていただき「またゴルフに行ったの？」とか「いいねえ海水浴かい」と言われるほどの顔色になりました。

５年前に日本で初めてＢＳＥ発症が認められた時に都内１５５０店舗で構成されている東京都食肉事業協同組合のトップに報道機関は何のコメントも求めませんでした。学者の先生や役所の職員さんに１００％だとか完全という言葉を求めれば奥歯にものの挟まったような返事しか出来ないのは当然。ですからこの５年間でいくら科学的な話をしても漠然とした不安感をお持ちの消費者の皆さんに我々の話を聞いていただけませんでした。

漠然とした不安感は不信感に通じるからです。

まちの零細小売業は信用が命です。そのまちの肉屋さんがお客様から不信感を持たれているとしたら、それこそ死活問題です。不安感を払拭するには大きな声で正しい事を言い続ける事です。一人では小さな声でも１５５０店舗のお仲間が皆で声を合わせたら大きくなる、ということで今日のイベントが開催されました。

アメリカ産牛肉、オーストラリア産牛肉と国産牛、それに和牛を用意して１１時から１５時の間に３回試食会を行ったのですが毎回大勢の皆さんが並ばれ全品完食、合わせて会場ではなぜ安全なのかを詳細に記載した「号外」も配布させていただきました。

焼き手は食肉組合青年部の皆さん１４名さんが蒸し風呂状態の中で一生懸命頑張ってくれました、ありがたいことです。１軒では出来なくても１５５０軒が力を合わせたら出来るんですねえ。

今晩は女子プロゴルファーの中溝裕子さんが友情出演している舞台「イマジン９・１１」を見に行きました。白血病の骨髄移植をテーマにしたお芝居、胸が熱くなりました。