震災直後、枝野官房長官は「メルトダウン、炉心溶融などという状況は起こっていないと
思われる」と記者発表をしました。国民に無用な心配やパニック発生を恐れるというよりも、
その場を繕っただけのように聞こえる発言でした。案の定、現在ではメルトダウンどころか
メルトスルーが起こっていることが確実と言われています。
前回の衆議院選挙では「コンクリートから人へ」という耳ざわりの良い言葉でダム建設中止を
公約にして選挙に勝ちました。同じく野田総理も安住財務大臣も選挙前のマスコミアンケート
に「4年間の任期中に消費税増税の手続きをすることに反対」と書かれています。
「自民党はダムを建設する事も消費税率をアップすることに賛成なんだから協力しろ」と言われ
ても、先ずは有権者との契約である公約を破った事を認め、それに対する謝罪が無いのでは
詐欺犯と一緒に働く事になってしまいます。こんな事だから「冷温停止」を宣言されても国民は
心から喜べないのだと思います。
ＴＰＰの問題も沖縄の基地問題で冷え切った日米関係のために交渉参加を表明したと言われて
います。一番大事な時期に一番居てはいけないリーダーを我が国は選んだことになります。
次の選挙の時は候補者の公約をじっくり見て下さい。
