今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

12月2日・靖国参拝

2006-12-02 07:26:04 | 商店会長のコメント
今日は唐突に「靖国参拝」の事について、書き溜めていた事を載せさせていただきます。別段今日掲載する深い意味は有りません。有るとすれば「復党問題」で何となく釈然としない思いとつながっているのかもしれません。「はっきり、分かりやすくさせたい」、そういうつながり方だと思います。

愛媛県新居浜市にお邪魔していた今年の8月15日、ホテルルートイン新居浜で朝食中に新聞社から携帯に「今朝、小泉首相が靖国神社に参拝されました。この事に関して新人議員の皆さんとからコメントをいただいています。安井先生のお考えをお聞かせ下さい」という電話がかかってきました。

「国を守るために命を捧げた人達の霊魂(みたま)の前で不戦の誓いと世界平和を祈りました、参拝は心の問題です」と言われれば日本人の感性としてはそれ以上にコメントする必要がないと思います。ただこの参拝という行為に対して理論的に感情的に許す事が出来ないとしている韓国、中国に対しては日本の国会議員として小泉首相の「不戦の誓い」と「心の問題」という意味を丁寧に説明する義務が有る思います、と答えました。

「安井先生御自身は参拝しないのですか?」という質問が続きました。
「私は参拝しません。私の亡くなった父親は外地に10年兵隊として行っていました。召集され帰って来た時は曹長だったようです。その父親が一度も靖国神社に行っていません。私は480人の衆議院議員の中で靖国神社に一番近い所で生まれ育ちましたがその私を父は連れて行った事がありません。近所の神社には参拝しても靖国神社には行かなかった、忘れたかったのだと思います。その父親に育てられ、その父親を尊敬していますから私は靖国に参拝しません」と答えました。

実は家内の父親も私の父とまったく同じで家族や子供に戦時中の話はしなかったそうです。尊敬し目標にしている両方の父が、忘れたかった事を私が思い出させるような行動は慎みたいと思います。戦争で亡くなられた方の前で恒久平和と不戦の誓いをされる事を否定などしません、大事な事だと思いますし一国の代表がされる事は重要だと思いますが、私は父親の墓前で誓いたいと思います。
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