今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

1月3日・団塊の世代2007年問題

2007-01-03 12:32:17 | 商店会長のコメント
2007年に団塊の世代が会社を定年になり地域に戻って来る、これを2007年問題と名付けているようです。

昨晩、早稲田商店会エコステーション事業部長の藤村望洋さんが年始の御挨拶にお見えになり久し振りに二人っきりで語りました。この2007年問題について藤村さんがパネラーをされた団塊サミットでは【蓄積したノウハウを持って、地域へ戻ろう】というテーマが掲げられていたそうですがこれに真っ向から反対され、「賞味期限切れのノウハウや肩書きを捨て、組織の中ではしたくても出来なかったことをするために、地域に出よう」と提案され「ノウハウや肩書きが通用しないという認識がないから、地域では役に立たない、逆に言えば『ノウハウや肩書きは通用しない』という認識があれば、言葉の選び方、腰の高さと軽さ、頭の高さ、連絡の仕方などなどに『違い』が出るのだ」と発言されたそうです。

現役の時に(リタイアする2、3年前に)地域デビューすることが大事、ここでは人脈や肩書きが生きるのだ、と現場感覚溢れる発言をされ、受講者の皆さんの共感を得たそうです。

「地域デビューと言っても何処の誰に声をかけてよいのか判らない」という質問には「退職金の中から、金額の大小に関わらず『リスク』を決めて、できたら3人ほど仲間を作って、3人で各々30万なら計90万か100万を持って、地域の商店街や、地域団体に行って、『いっしょに活動したい!』と申し入れしてみて下さい。『まちづくり』に(無駄な!?)投資をしてみてください。」と答えられたそうです。

70になっても80になっても「ちゃん付け」で呼び合っている商店会、地域メンバーの中に、定年退職されたサラリーマン戦士が入ってくる事は難しい事なのかもしれません。受け入れサイドの我々も傾聴に値するお話です。なにしろ仲間意識が強いんだから商店街仲間は・・・。
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