今から35年前に「良い店というのは?」とボランタリーチェーンの店舗指導
マネージャーに聞いた時、「欲しい物が欲しい時に欲しいだけ買える店」という
返事を聞きました。今考えるとまったく間違っていると思います。
経営コンサルタントから「店舗マネジメントは『品揃えと絞り込み』だ」という言葉
もよく聞かされました。今考えれば「品揃え」は「大型店の論理」ですし、「絞り
込み」を実践すると競合に弱い店になります。
言われたその当時は合っていた言葉なのでしょうが、今は間違っています。
今、中小零細商店は独自性、オリジナリティが最重要です。しかしこれも
いつまで「正しい言葉」でいられるのか、今までの経験では判断が出来ません。
正しい言葉であり続けられるのは「店はお客様のために在る」なのかもしれま
せん。新宿区商店会連合会事務局で「商店街の活性化」をテーマに話をして
いたので、普段とは違う切り口の会話が続いてしまいました。