来週月曜日(7月23日)にアメリカの最新鋭輸送機オスプレイが山口県岩国市に
陸揚げされます。アメリカ側の考えた通りのスケジュールです。日米安保協定に照ら
してもアメリカ側は日本国民の意向に配慮する義務は無いようです。
前回も書いたように民主主義には致命的な弱点が二つ有ります。一つが決断に
時間がかかること。二つ目が迎合主義に陥りやすいことです。だからこそリーダーは
人の意見を聞くだけでなく、自分の頭で考えた施策を有権者、国民に語り、理解させ、
賛同させることが重要なのです。そのためには「覚悟と信念」が不可欠です。
オスプレイ配備に民意の代表である山口県知事、岩国市長、岩国市議会議長という
立場に在る皆さん全員が「憤りを感じる」と発言されているこの現状を見ても、国民を
説得するわけでもなく、アメリカに現状を理解させる努力もしない首相はリーダーには
ふさわしくないと思わざるを得ません。
毎週金曜日に首相官邸前に集まる人数は毎回増えて行くようです。「民意」で政権を
獲得した民主党が、「民意」を無視する。当然のように政治不信に帰結する、そのように
思います。