契約した当初の予算よりも900億円増えた新事業に対して「途中
で変更するのは諸外国に不信感を与える」と菅官房長官は記者
会見でお答えになっていましたが本当に菅先生がこの様に考えて
いるとは、決して思えません。
私が衆議院議員になり、今までやっていた首都圏の震災対策の
活動を国会内でも行うために議員連盟を作りたいと考え、練馬区
選出の菅原一秀先生に相談に行きました。
「重要な活動だと思います、議連の会長には菅義偉(すが よしひで)
先生にお願いしましょう」ということになり早速、菅先生の事務所に
伺い快諾をいただき「首都圏地震対策議員連盟」が設立されました。
会長に菅義偉先生、幹事長に菅原一秀先生、そして私が事務局長
として活動していた経験が有ります。菅先生が総務大臣御就任前
のことです。尚、この議員連盟は後に菅先生の御意見で「首都圏」
という言葉が外れ、「地震対策議員連盟」になりました。
何度かお会いして「人の気持ちを正確に理解する先生だなあ」という
思いを持ちました。その菅先生が「途中で変更するのは諸外国に
不信感を与える」などという意見のはずがないと私は感じています。
費用の単価が変わり総額が変わるというのは事業の背骨が変わる
事です。まして900億円近くの財源が決まっていないなどという話が
日本スポーツ振興センターの有識者会議で承認されるなんて、
まったく何の有識者なのか、噴飯ものの会合だと感じています。
まさに「自分で稼いだ事の無い人たちの無責任な行動」「あてがい
ぶちで生きて来た人の無責任な発言」と言われても返答の出来ない
事なのではないでしょうか。勝手に決め付けたくは有りませんが、
挫折を知らない人達の典型のように思えます。
だから苦労人の菅先生が日本スポーツ振興センターの有識者
会議の皆さんと同じように考えているとは思えないのです。