厚生常任委員会(県外視察)で京都府にある社会福祉法人舞鶴学園の児童養護施設を調査致しました。
児童養護施設は、保護者のいない児童や虐待されている児童など、社会的な養護が必要な児童が生活する場です。
児童養護施設では、小舎制が導入され、敷地内にある7つの家でそれぞれ10人程度の児童が協同生活を送っています。家ごとに家計が任され、子どもの自主性や自立を尊重した養育・支援に取り組んでいました。
入所者の97%が虐待が理由で入所しているということでした。入所までコンビニのおにぎりしか口にしたことがなかった児童や味噌汁を知らなかった児童もいるそうです。大変驚きました。
児童虐待の背景には子育て家庭の孤立や子育てへの負担感・不安感があると言われています。虐待を受ける子どもたちを早期に発見し、療育環境を整えることが大事だと感じたと共に、家庭へのサポートも重要であると感じました。
ここの施設は、地域の協力や「あしなが基金」等、多くの方々からのあたたかい支援によって運営されていると感じました。