Baradomo日誌

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色えんぴつ

2007-02-08 | 子どもの視線・親の気持ち
先日、下の娘が、
「学校で使う色鉛筆の、ちゃいろと、むらさきと、おれんじが短くなっちゃったの。」
と言うので、仕事帰りに必要な色を買い揃えてきた。

そして日曜日の夜。
パジャマに着替えて「もう寝ろ~!布団にイケ~!」と言ったところ、実はまだ明日の学校の準備が出来ていないと言う。
「今すぐやっちゃいな~!」
と下の娘に言ったところ、「はぁぁ~ぃ」とやる気なく二階にあがったきり、降りてこない。
俺は洗い物を済ませ、上の娘は歯磨きも終わったけれど、下の娘はまだ二階。
「寝る時間なくなるよ~!」
と声をかけながら階段を上り、娘の部屋に入ったら、手動の鉛筆削りに右手を置いたまま、左の手のひらをじ~っと見つめていた。

小学一年生の小さな手のひらの上で、親指みたいなむらさき鉛筆がころころ転がっている。
「どしたの?新しいの買ってあげたろ?早く削っちゃいなヨ!」
「・・・。」
「ん?どこにやったの?」
「あのね、ん・・・とね、これをね・・・ぴんってきれいに尖らせたかったんだけどね、どうしても先っちょが折れちゃうの。」
「ん~?色鉛筆だから、普通の鉛筆より芯がやわらかいんだよ。だから、そんなに尖らせなくていいんだよ。ほら、新しい長いのはどこ?」
「だからね・・・・これ。」

何気なく勉強机の上を見ると、こちらにも、ちんまり短いむらさきくんがころん。

「?え、まさか新しいの削っちゃったの?・・・しぇぇぇぇぇっ!」
「・・・ふえぇぇぇぇ~ん!ごめんなさ~い!」

おいおい、泣くなよ。
って、そりゃ泣くよなぁ、おい・・・。
でも、俺も泣きたいよ。
あ~ぁ。

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