Baradomo日誌

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JULIANA HATFIELD ~ USインディーの奥深さ

2006-04-26 | 今日の「この音」
ある方のBlogにJim O’rourkeの名を発見したとたん、ドミノ倒しのような記憶の連想ゲームが起こり、この顔を思い出させてくれた。

JULIANA HATFIELD 。
Blake Babies脱退後の1stソロ・アルバム。
92年だったかの発売、(多分)初来日時は、端正で凛々しい顔立ちと、年齢不詳の幼い声、ってのが大勢を占めた見解だった。

実はその渋谷のOn Airでの来日公演を観ている。確か93年か94年のこと。
当時のバンドのギターから、「Berry来るよ」と誘われて行ったんだよな。
そう、その時はBerryの方が人気で、ジュリアナはタニヤ・ドネリーの前座扱い。
かく言う私も、「ジュリアナ・ハットフィールドって、レモヘのイバンを捨てた女なんだって?」なんていうことしか知らず、曲すら聴いた事がなかった。
ところが!
その日、その1ステージで、私は完全にジュリアナその人に「惚れて」しまった。
スリムジーンズに白っぽいブラウスを着たポニーテイルの女の子が、むさいベースとドラムを従え、テレキャス(だったように思う)抱えてステージ中央に立ち、背筋をピンと伸ばして、まっすぐに歌を投げかけてくる。
これがなんとも潔く、凛としていてよかったのだ。
”Everybody Loves Me But You”なんて歌われた日にゃ、もうたまりません。
「惚れたあぁぁぁぁっ~!」と叫んでしまった。
何の予備知識も持たずに観にいったにもかかわらず、これはすごいぞ(単に好みだっただけか?)。
後にも先にも、こんな一目惚れは経験したことがない。

ところが。
後日、彼女の”I see you”という曲をバンドでコピーしてみると、最初のコードがわからない。
なんか妙な響き。
これってテンション?とか言いながら、ギタリスト、ベーシストのみならず、俺までギターを持ち、挙句鍵盤も使ったりして何とか判明したのは、なんかかなり不思議なフォームのコード(もう、音の並びも忘れたけど)。
そう言えば、彼女、カレッジで現代音楽専攻だった、とかって話を聴いたことがある。
Sonic Youthなどにもつながる、一種の音楽エリートだったんだな、実は。

USインディー恐るべし。

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