Baradomo日誌

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耳毛~あるサラリーマンの光景

2008-02-25 | よしなしごと
今朝の電車内でのこと。
俺はいつものように、進行方向に向かって左側のドア脇に身を寄せて立っていた。
いつもならば、俺が降りるべき駅までこちら側のドアは開かないのだが、今日は1本遅い列車に乗ったため、A駅で一度開き、新たにお客さんが乗ってきおかげで車内は一気に混み合った。
ふと目の前を見ると、もみ上げの剃刀負けも生々しいサラリーマン男性の横顔が。

にきびというか吹き出物の多い横顔。
でも、妙に白髪が多く、小じわも多い。
30代後半だろうか?生活が不規則なんだろうか?

耳の産毛が朝日にきらめく。
・・・耳たぶの産毛も妙に長いな。

朝日を浴びた産毛、って、別にうれしくもなんともないわいな。
耳の下の付け根のあたりが規則的に動いている。
ガムでもかんでいるのだろうか?
と、いやに深いしわが耳の付け根からまっすぐ下に伸びていることに気づいた。
まっすぐ?
・・・い、いや、微妙に動いてるぞ?
下あごが動いているのに、その動きとは無関係に揺れる「深いしわ」?

耳毛だ!
耳の、まさに付け根から、3~4センチはあろうかという長い耳毛が、下に向かって生えている!

なんかうれしくないけど、すげ~。

すると。
その男、そこに毛が生えていることに自覚があるのだろう、やおら人差し指と親指で毛をつまむと、グイっと抜きにかかった。

が、抜けない。

二度、三度と繰り返した後、爪をたてて毛をはさみ、またクイっ。

抜けたのだろうか?
男は爪先に目をやると満足そうに口元を緩め、窓の外に視線を移した。

・・・しかし。
実はまだ残ってるんだな~、君の「耳毛」。
しかも、コブタの尻尾みたいに「くるんっ!」とまるまって。

あ~!!抜いてやりたい!
このまんま出社したら、隣の席の奴とかが気づいて、でも突っ込めなくて、顔を背けてヒクヒク笑うであろうな。
俺が隣の席ならば、気づいても絶対突っ込まず、そのかわりいろんな奴に言いまくるだろうな。
あるいは営業に出た先で、取引先の女性社員とかがお茶を持ってきたところで彼の「コブタの耳毛」に気づき、給湯室の話題を独占しちゃうとか。
いや、意外にも、耳毛マニアの女性社員が気づき、それが縁で仲良く・・。

な~んてことを考えていたら、俺が降りるべき駅に着いちゃった。
「耳毛」男も降車し、改札抜けて俺が登るべき階段を登っていったから、また遭うこともあるかな?

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