Baradomo日誌

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「幸せの波動」~流山市東初石一丁目自治会2009年夏祭り出演(2009.0719)

2009-07-21 | Baaraty
昨年の秋、私とバラティ・タクミの2人で流山インター付近で太鼓を叩いていたときにたまたま通りがかった方から話を持ちかけられ、春になり、夏が近づき、東初石一丁目自治会の方から連絡があって実現した、今回の夏祭り出演。
出会いっておもしろい。そして、人のつながりって大切だ。

演奏を始めると、最初「ぽか~ん」としていた子ども達が、しだいに笑顔に変わっていった。
1stセットはバラティメンバーだけでクク、ソリ、マンジャニとやって小休止。
自治会長さんらが「こういうパワーが欲しかったんだよ~!」と満面の笑みで迎えてくださった。来年度の出演も即決。
出会いっておもしろい。そして、人のつながりって大切だ。

祭りの会場は、流山市の端、柏市に程近い場所にある、正方形に近い普通?の公園。
その両サイドにも似たような公園がある?なんだこりゃ?
方形の公園なんて、公団が開発した地域でもない限りめったにお目にかかれないものだが、この公園群、実は常磐自動車道の真上に並んでいるんだそうな。
道理で似たような公園が連続してあるわけだ。
自治会役員の方によれば、つくば万博のために常磐自動車道の整備が計画された際、この地域では反対運動が起こったのだそうだ。交渉の末、住民のパワーは自動車道を地下にもぐらせ、地上を公園等として整備するという折衷案を勝ち取ったのみならず、夏祭りをはじめとする様々な地域行事や地域活動を継続し、さらに拡大せんとする原資となっていった。
この日の祭り会場も、設営から出店まで、プロの手は一切借りず、すべてが地域の方の手作り。
中央の広場にやぐらが組まれ、その周囲を取り囲むカレー、おでん、焼きそばなどの出店はすべて地域住民が運営。そこに浴衣を着た子ども達とその親たちがわんさと溢れている。
いまどき、こんなに子どもっていたっけ?と訝しく思えるほど。
1町会単位の祭りでこれほど集客できるだろうか?
祭りを始めた当時は人出も少なかったそうだが、次第に規模が大きくなって今のような形になった、これもすべて自分たちで作ってきたからだと胸を張る役員の方々。昨年度は2日間でフランクフルトを3000本、今年はちょっと減ったけれど、それでも2500本以上を売り切ったそうだからすさまじい。
役員として動き回っていた方々は大半がその反対運動当時を知る60代らしく、今後次の世代にうまくバトンタッチしていくことができるか、そこが悩みだともおっしゃる。まさに、今、会場にいるあの親たちこそが次代の担い手だと。
世代交代はどこでも課題なのだ。

おそらく、常磐道の開通から20数年、この地域の住民組成はそれなりに変化してきているだろう。TXの開通もなんらかの影響を及ぼしているかもしれない。そのような情勢変化の中で、新規の住民をも積極的にとりこみ、自治会活動を展開した結果、これまでは成功してきた、それがこのような祭りとなっているのではないか。そしてそれは、この地域もしくは自治会役員の姿勢に大きく依拠するのではないか?と邪推している。
とかく閉鎖的になりがちな町会・自治会にあって、ちょっと見かけただけの、怪しい太鼓屋をひっぱりこんで祭りに出してしまうギャンブル性は、相当なOpen Mindがないとできないのではないか。
あるいは、我々がよそ者だからいいのか?とも邪推したが、我々が「ウケ」なかったら、我々を自治会役員に紹介してくれた方の面目も丸つぶれ。
かなりリスキーな賭けだったと思うが、こういうのもいわゆる「団塊パワー」だろうか?

2stセットはメタルギニーメンバーも加わり、総勢11人の太鼓軍団でドゥンドゥンバ。
バラティダンサー2人とメタギ・ミカちゃんはじめ4人のダンサーが加わってできたバダの輪に、浴衣姿の子ども達がわらわらっと入ってくる。
なんという光景!

バダの輪に率先して飛び込み、浴衣姿の子ども達を引き入れていた役員さんたち。
「こういうパワーが欲しかったんだよ!」
いやいや、皆さんこそ「幸せの波動」ぶちかましてますよ。
そりゃもう、次の世代に伝わりますって!
隔世遺伝しちゃうかもしれないけど。

こういう人たちこそ『先輩』なのだなぁ。

自分自身を省みれば、居住している地域のお祭りに手伝いに行ったことはあるものの演奏で参加したことはまだない。
そこがちょっと悔しく思えた。

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