Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

勉強⇒反省⇒そして次回のライブ!

2006-11-15 | LIVE情報
ちょっと時間を置いて。
先日参加した「音鳴らし@FOOL CAFÉ」の反省をひとしきり。

正直言って、ジャンベについては思い切り我流だし、教則DVD等を参考に、2,3曲のパターンを憶えているのみ、という現状では、もろアフリカンのセッションではついていくのがやっと。
しかも、大人数でのアンサンブル、となると、先日岩原大輔氏のワークショップに参加したのみで、ずぶの素人に近い状態なわけだ。
そんな自分が、何を得たか。

まず、カツさん、タクミさんのイニシアチブのもとで演奏している状態は、いわば懸かり稽古。仮にソロを叩いていても、自分がイニシアチブを握っているわけではない。
こういう状態は、実は非常に疲れるんだけれど、反面、これほど要領よくスキルアップできる手段はないのだ。
いつでも他者との関係性の中で太鼓を叩いていることを意識しながら演奏する、ということは、アフリカンに限らず非常に重要なことだが、カツさん、タクミさんという、かなり上手のプレイヤーが織りなすグルーヴが、初心を思い出させてくれた。
なにせ、となり、もしくは真正面で、指の握り開きもなにもかも、全て目に焼き付けることができる位置で、グイグイビートを引っ張ってくれているわけだ。
視覚に飛び込んでくる映像を自分の手で再現しつつ、休むことなく叩きつづければ、自然と自分の出音も変わろうというもの。
感謝感激である。

そしてもう一点、非常に印象的だったのがカツさんの話。
いわく、「アフリカンのソロは、まったくフリーな演奏ではなく、ソロパートというべきもの。また、それはドゥンドゥンのビートに対して叩くことが多い」。
・・・う~ん、これは深かった!

例えばジャズ、あるいはファンク、様々なジャンルでドラムソロ、パーカッションソロがあるけれど、そういったものは、基本的にメロディとそれを支えるグルーヴに対する解釈に基づき、半ば即興的に構成される演奏だ(と個人的には解釈している)。
通常のセッションでは、ドラム及びベースのソロでは、他の演奏者は音を出さない。
実はこれが苦手(単に下手なだけか?)。
理想的には、ドラムソロの間も、他のインストゥルメンツが鳴っていて欲しかったりする。そうすれば、それはそれで和音を伴った音楽として成立できるのではないか?リードギターによるギターソロがあるならば、リードベース的ベースソロ、リードドラム的ドラムソロ、なんてのがあってもいいんじゃないの?
でもそれはセッションじゃ無理なのかな?ややもするとミニマルミュージック的な展開になるのかもしれないなぁ、それってバンド的な展開かな?いわゆる「ソロ」とは全く違ったものになるんかなぁ・・・な~んてことを常々考えていたりするんだけど。
そこで、カツさんの話だ。

先日のセッション途中、カツさんのプレイに目を見張ったnezzさんが、「あれってどうやってるの?」と質問したことに対する回答が、「アフリカンのソロは、まったくフリーな演奏ではなく、ソロパートというべきもの。また、それはドゥンドゥンのビートに対して叩くことが多い」という話だった。
へぇ~、なんて相槌を打ちながら、次のセットを始め、俺のソロに回ってきた時、意識的にカツさんが叩くドゥンドゥンの音に絡むよう、極力単純なパッセージを入れていったところ、急に彼が煽りだした(ように感じた)。
それがうまくいったかどうかはともかく、結果的にグルーヴのポケットにアクセントを落としていくような演奏になり、少なくとも自分が感じるグルーヴは格段によくなった(ように思えた)。
これこそ、「リードドラム」なんでない?
その瞬間、目からうろこがぼろぼろっと・・・。

・・・深いです。遥かなるアフリカ。
多分、入口をちょっと覗かせてもらっただけなんだろうけれど…。


そんなわけで、今後の予定。

11月18日(土)夜
馬橋オリンズにて「ジャズ練発表会」
http://ameblo.jp/olinz
出演者多数の発表会スタイル、なんだけど、ドラム、コンガ、ジャンベ、カホン、ヤンブーなど、さそわれるままに片っ端から叩く予定(単なるお蔵出しかい?)

11月30日(木)夜
http://www.otonami.com/tenmado/schedule/index.htm
高田馬場にある「四谷天窓」にて中村翔(withさかいり@Djembe)ライブ

お時間ある方よろしく。