Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

Djembe買おうかな~

2006-05-28 | ダトトパ教本(ネット版)
昨夜は松戸のSlideにて、中村翔ライブ。
80年代NewWaveの話になると熱くなる店長さんのご好意もあり、これまで何度も演奏させてもらっているお店だ。
とはいえ、スペース自体は単なるShotBarだから、PA類も全て持込。
マイクのセッティングにすら四苦八苦するありさまだが、この手作り感覚が、どこか学生時代に戻ったようで、おじさんには妙に懐かしい。
初心忘れるべからず、という言葉を思い出させてくれる空間なのだ。
多少準備が面倒であれ、演奏が荒れようとも、誘われればまた出ようと思う所以である。

さて、昨夜の演奏。
一昨日のCamooの時よりは若干こなれたかな?
でも、ソロはちょっと厳しいな、現状では。
もともとソロは苦手なんだけれど、特に最近、タイム感を見失ったかな?と思う瞬間がままあり、その不安感が音にもろに出てしまう。
録音したものをあとで聴いてみると、実はキープしていることがほとんど。
結局、デュオで演奏する場合、実はバンド編成以上に最大公約数的なタイム感が重要だ、ということなんだろう。
それこそ共通のパルスビートみたいなものを感じつつ、演奏すべきというか。

そんなことを改めて感じさせてくれたのは、他でもない、昨夜のゲスト奏者、クラッシー(per)&中村賢治(ts)のお2人。
この2人が演奏に加わった瞬間、そこまで翔君と私が構築してきたあやういグルーヴは贅肉を殺ぎ落とされ、シンプルかつソリッドに、そしてファットに変貌した。
いやむしろ、デュオであっても紡ぎだせたはずのグルーヴが、二人が加わる異化作用によって、半ば強制的に生み出されたと言うべきか。

特に強烈だったのは、クラッシーのジャンベ。
私自身、ジャンベと共演するのは初めてだったので、カホンを使ったりコンガを使ったりしながら、歌に対するリズムパターンをループさせることに腐心し、彼にはジャンベで自由にオブリ的なフレーズをお任せしたのだが、彼のジャンベから生まれる音は、想像以上のダイナミクスで、ソロともなればポリリズミックなフレーズがとめどなく溢れ出し、何と言うか、まさに「華」があった。
お願いだから彼のソロの後に俺に回さないでくれ!って感じの存在感。
なによりその指の動きが素晴らしかった。
いいなー、ジャンベ買おうかな~。

同じパーカッションと言っても、音の質感、1つのタイコで表現できるレンジの広さ、どれをとっても、コンガとジャンベでは明らかに違う。
無論、コンガにはコンガならではの良さがあり、特性を生かしたフレーズ展開はあるのだけれど、ソンやサルサなどに見られる如く、コンガは1人でボトムのリズムパターンを作る楽器、という印象が私の中では根強い。
大体、俺のドラミング自体、シンプルなことしかできないもんね。

またDeep Rumba聴いて勉強し直そうっと。


しかし。
アコースティック・ギター
サックス
パーカッション×2
なんて編成は見たことないが、こりゃ思いのほかいいぞ。
何よりやってる本人が楽しい!
またやりたいな。