Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

…で、ど~よ?ど~なのよっ!?!?

2006-05-14 | サッカーよろずごと
                 ↑↑↑
              巻は最終選考に残れるか???

先日のブルガリアVSスコットランドを見れば、スコットランドは得点力のみならず試合運びの点でも日本に比べて一日の長があることは火を見るよりも明らか。
あまり国際的に有名な選手はいないチームだが、さすが母国。
ヨーロッパの修羅場でもまれているだけのことはある。
とはいえ、今回のW杯では予選敗退、2年後のユーロを目指すチームであることから、今回の麒麟カップ参加の目的はテストであり、また実績だったのだろう。
そう考えれば、スコアレスドローに終わった、昨夜の日本VSスコットランド戦で、スコットランドがベタ引きしたことは予想通りの戦術。
むしろそれを崩しきれなかった日本がふがいない、ということになる。
3チームによるリーグ戦方式の大会として見れば、緒戦で大勝しているだけにスコットランド的にはしてやったりだ。

日本代表サポーター個人営業中の私から見れば、非常に歯がゆい状況の続く日本代表。
とはいえ、いくつかの光明?は見えた。

その1
FWがつぶれ役になって中盤がゴール前に飛び出す、という「日本特有の得点パターン」が、中田・中村抜きの中盤でも表現できたこと。
2列目3列目が追い越す動きをする中で、堅固なディフェンスの壁をブロック崩しのように砕いていく。
そして開いた穴にシュートを通していく。
東欧遠征しかり、コンフェデしかり、というか、東欧遠征時の久保~玉田コンビを核とした戦術が進化してコンフェデで具現化され、途中の中だるみを経て、この2連戦で復元できた、というところか。
いい時の日本の戦法だ。
満男君と伸二君がシュートを放っていた時間帯がこれにあたる。
ただ、惜しむらくはサイドから崩すのか、正面からなのか、意思統一が図られていないこと。
このため、せっかく開けた穴の向こうにGKが立ちふさがり、得点はならない。
これはシュートの精度という問題ではないな。
むしろ、シュート角度の工夫だ。
穴の開いた壁を、GKからはブラインドの位置から狙えれば。
そして、潰れ役には巻を!

その2
小野が半分目を開いた。
ボレーはことごとくふかしまくり、スルーパスも網に掛け捲ったが、それでもトラップからパス、ためてからパス、という一連の動作はやはり一級品だ。
あとはもう少しボールを持っていない時、相手をひきつけるような動きが出てくれば、もっと周囲を生かせるし、自分も自由になる。
スタメンは中村~中田~小野~福西、だろうか?

その3
ブラジルを別格とすれば3ヶ国リーグの様相を呈しているグループFだが、間違ってもオーストラリア、クロアチアはあれほど引いた戦術は取らないだろう。
ならば、昨夜のスコットランドよりはゴール前のスペースが空くのではないか?
シュートコースも広がるのでは???
ただし、相手も同じようなことを考えてくるだろうから、特に1戦目のオーストラリア戦は、中盤での肉弾戦となるだろうし、その結果いかんで続くクロアチア戦の闘い方も決まってくる。
肉弾戦となれば、やはり稲本は必要だ。
そして、海外でもまれてきた松井、高原だな。

ところで、昨夜の試合、個人的にはいや~な感じがしたシーンがある。
後半の佐藤~巻~玉田という布陣だ。
これを3トップと見るのか、あるいは玉田が一列下がったと見るのかによって大分話が違ってくるのだが…。
実は、これは松井の使い方のシミュレーションだった、というならば納得なんだが、玉田の二列目はあまり効いていなかった。
巻も佐藤もつぶれるだけつぶれてシュートすら打てず、二列目からの追い越しも激減してしまった。
明らかな采配ミス。
遠藤をそのまま使っていくか、もしくは遠藤を阿部に代えて、小野を前に出すか、という選択はなかったのだろうか?
なかったならば、阿部の最終メンバー入りは消えた、と言わざるを得ない。

いずれにせよ、最終メンバーの発表は明日、午後2時。
大会終了後に、判で押したような言い訳や「たられば」尽くしのくだらないエクスキューズは聞きたくない。
いくら実績があろうともコンディション調整に不確定要素がある選手は使わない、というくらいの強い態度での選考を望む。
すると久保が落ちてしまうかもしれないが、そういう問題じゃないよね!
代表なんだから!!!