この歳になって会社で冬休みの宿題が。課題は読書。「人生を変えるドラッカー 吉田麻子」。
かの有名なP.F.ドラッカー氏の著書「経営者の条件」を小説仕立てにしてわかりやすく書かれているもの。これがなかなか面白かった。自分は経営者の条件は読んだことはなく、というかドラッカーの本は一つも読んだことはない。強いて言うなら「もしドラ」は読んだ。でも、本当か?と思ってしまうような場面がいくつかあり、今ひとつ腹に落ちなかった。が、今回の小説は登場人物の年齢ご近いせいかわからないが、苦しんでいる内容が共感できるため面白い。
印象に残った文章をいつくか。
・時間が何にとらわれているかを明らかにするところからスタートする。次に時間を管理すべく、時間に対する非生産的な要求を退ける。そして最後にそうして得られた自由になる時間を大きくまとめる。
深い、、、、、書かれてもいるが、非生産的要求を退けることが、とてつもなく難しい。多くが過去から続いている当たり前の事が多いから。反対勢力を押し切る事に費やすエネルギーが大きい。
・結果を生むには利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。
確かにメンバーの強みが何かをいかに見つけて発揮してもらうかが、組織の成果に一番繋がることだと思う。ただ、強みばかりで長くいると、さらなる成長を促しにくくなる面もあると思う。
・成果の上がらない人は
1. 第一に、一つの仕事に必要な時間を過小評価する。
2. 第二に、急ごうとする。
3. 第三に、同時にいくつかのことをする。
まさに自分がこのパターン。反省。
・貢献に焦点を合わせるということは人材を育成するということである。
これも反省が多い。なかなか任せられないんだよなあ。
・意思決定には、意見の不一致を必要とする。
強いリーダーがいる時、反対意見を言うことは難しい。逆に優秀なリーダーは、そう言った意見を引き出すのが上手いんだろうなあ。
・夏子の言葉「自分らしさが生かされると仕事が楽しい」
と言うことはいま仕事が楽しい場合、自分が生かされているんでしょう。
・成果をあげる意思決定の五つのステップ
①問題の種類を知る
②必要条件を明確にする
③何が正しいかを知る
④行動に変える
⑤フィードバックを行う
当たり前の事だが難しい。特に最後までやりきる事が。
今年一年、成果とは何かを考え、強みを最大限に活かしながら、組織の最善を求め頑張っていきましょう。
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