今年も戸田板橋花火大会に行った。今年は初めて土手の中まで入って場所を取り、ゆっくりと最後まで楽しめた。最後の「空のナイアガラ」は凄かった。まさに見事としか言いようが無い。
初めて知ったが、ここの花火大会の目玉が、全長750mに及ぶ大ナイアガラの滝との事。残念ながら、メイン会場からは距離があるのでちょこっとしか見れず。
で、思い出した。
もう15年くらい経つか、、、それは会社の納涼祭。当時主催の組織の長を務めていた自分は、何かみんなが喜べる事は無いかとみんなで考え、そうだ、花火を上げようとなった。とは言え全くノウハウが無いので、知り合いの会社が昔花火を上げていた事を思い出し、電話をしてみた。
「昔、夏に花火を上げられてましたよね。あれは素晴らしかったです。予算はどの位だったのですか?」
「あーやってましたね〜。いやーたいしか事は無いですよ。御社でしたら。確か、1500万くらいだったと思いますよ」
ただ呆然。高いとは思っていたが、ここまでとは、、、、うちの予算は20万。でもダメ元で花火師の方をご紹介頂いた。
お呼びして予算は20万なんだがと相談すると、
「あー上げられますよ。60mクラスを5分位ですね」
60mクラスを5分。納涼祭のイベントとしては充分。これはいける!と、工場長にも即許可をもらい、花火師の方に行政への手続きなどすべてお願いした。期待も膨らみ、あとは当日!と思っていた最中、事故が。
この年は、神戸の花火大会で歩道橋のような場所で将棋倒しの大事故があった。加えてうちの会社のある市内の幼稚園の花火大会でも事故が発生。立て続けの事故のため、我々の花火大会への規制も厳しくなり、開催中は直径60m以内には誰も人を入れてはダメとのお達しが来た。ちょっと待って、24時間稼働のラインも止めないと行けないじゃん。という事で残念ながら断念。
しかし花火師の方から「30mのスターマインは?」との提案が。確かに制約範囲は狭まる。しかもスターマイン!いいじゃん!
が、許可が県の申請が必要で3ヶ月前には申請必要との事。という事で残念ながら断念。
で、最後の提案がナイアガラの滝。それとおもちゃ花火との合わせ技。ナイアガラの滝も悪くない。それで行こう!となった。ただ、おもちゃ花火は我々で打ち上げて欲しいとの事。そこは花火師としてのプライドがある。そんな、ど素人の我々じゃあ大したイベントにはできないのは明白。そこをなんとかと何度も頼み込み、しぶしぶ飲んでもらった。
結果、おもちゃ花火とは言え、セッティングから打ち上げのタイミングまで、流石プロ!という見事な打ち上げ花火をしてもらえた。で、メインイベントのナイアガラの滝。沢山のギャラリーの前で5分程度ではあったが、本当に眼の前で見るのは最高!写真か無いのがあまりに残念。でも、心のアルバムには鮮明に残っている。大成功だった。
また、あんなイベント、やりたいものです。(^_^)