Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

立山開祖の佐伯有頼少年像

2016年08月06日 | 日記
立山開祖の佐伯有頼少年像


この8月11日(木)は初めての「山の日」となる。
猛暑には涼しい山に登ろう、8月は海も山もよく似合うというわけでこの山の日が制定されたわけではなかろう。

たまたま本棚を整理していたら はるか以前に使っていた日焼けした「登山日誌」が出てきた。

先輩と室堂から立山雄山、薬師岳、槍、穂高を縦走した時のものである。
これだけの長期の休暇がよくまあ取れたものとあきれながら当時の職場先輩諸氏の顔を思い出し、恐縮しながら読んでいる。

登山日誌
1日目
富山、室堂着。霧、強風、サムシ。セーター着用。
霧に包まれて、雪渓を登攀。風とアイゼンの音のみ。


「ザラ峠」付近で初めて北アルプス連山が顔を見せてくれた。
夕方、5時、立山の花「コバイケイソウ」の咲く「五色平」に。

2日目
朝から再び霧雨。ポンチョ。待機していた各パーティーも8時頃から順次出発。
当9時に出発。「トンビ岳」。「トンビ山」へ。
霧雨凍ってニッカに。
「越中沢岳」で昼食。
他のパーティーと相乗りす。東京の方。
霧のカーテンが開くと北アルプスの大パノラマが眼前に広がった。
昨夜の暴風は嘘のよう。
「薬師岳」はまだ遠いが、かなたの雲海の上に白山連邦が顔を・・・・・・・・・・。




佐伯有頼像
今年の6月、立山に行く機会があったがこれまた霧と遭遇。
ケーブル中継駅の売店ロッジの階上にオブジェがあり、撮影したのがこの動画。立山開祖の佐伯有頼像である。
佐伯有頼像の横にある掲出文は以下の内容が書き留めてあった。

立山は文武天皇の時代、大宝元年(西暦701年)、16歳の少年「佐伯有頼」によって、熊と白鷹に導かれて開山されたと古くから語り継がれています。
越中(富山)では、古来より有頼の開山伝説にちなんで立山登拝を目標とし、子供たちの身体を鍛える立派な教育の一環をなしてきました。
平成13年、立山開山1300年祭の記念にあたり、今は亡き郷土史家 広瀬 誠先生の発願によって、富山県内外から多くの皆様の協力を得て、富山市呉羽山山頂に「佐伯有頼」少年の銅像が建立されましたこれは、その原型レプリカです。
彫刻 楢原北悠
鋳造 竹中製作所